石垣市は14日までに、南ぬ浜町(新港地区)の人工ビーチに整備する、シャワー室やトイレを備えた付帯施設の実施設計を発注した。4月以降に着工し、来年3月までに完了させる予定だ。これと並行してビーチ用の砂を入れるなど300㍍の海浜を整備、付帯施設完了以降に供用開始することにしている。
市街地周辺でシャワー室などの施設を完備した海水浴場は、ANAインターコンチネンタルが管理する真栄里ビーチのみ。南ぬ浜町の人工ビーチができると、市街地に最も近い海水浴場となり、多くの人たちに利用されそうだ。
市港湾課によると、付帯施設は鉄筋コンクリート平屋建ての1棟。施設内にシャワー室、トイレ、ロッカー、管理室を配置する。延べ床面積は約250平方㍍を計画する。
市港湾課によると、人工海浜は5月24日の石垣島トライアスロン大会のスイム会場として使用されるため、まず150㍍を整備。その後、さらに150㍍延ばす計画だ。人工海浜地区は延長1㌔㍍に及ぶが、300㍍で部分的な供用開始を目指す。
新港地区は港湾施設などが整備中のため、玉城広文課長は「一部供用開始に備え、人工海浜の管理方法を検討していきたい」としている。