石垣市白保にあるJAおきなわ八重山肥育センターの牛舎屋根に設置された沖縄協同ガス㈱・JAおきなわ八重山肥育センターの太陽光発電所の点灯式が30日午後、現地で行われ、関係者が発電所の稼働を祝った。
同発電所は牛舎の屋根に太陽光パネル918枚を設置、出力は176.7㌔㍗。年間総発電量は17万5594㌔㍗を見込んでいる。事業費は約7000万円。発電した電気はすべて売電し、年間収入は約737万円を見込む。
牛舎屋根に設置することで、放射熱の軽減につながり、和牛の肥育環境を向上するメリットもある。
主催者あいさつで沖縄協同ガスの比嘉貞雄社長は「2008年から太陽光発電事業を展開してきた。ガス機器と太陽光を併用し、エネルギーのベストミックスとして、省エネから創エネへと取り組んでいきたい」と述べた。
JAおきなわの東仲盛潤常務理事は「JAグループでは東日本大震災後、再生エネルギーの利活用を進めてきた。JA八重山支店でも太陽光パネル設置を終えており、大浜SS、パイン集荷場、資材購買店舗にも設置を進めている」と述べた。