2014年度新石垣空港航空機不法奪取事件対応訓練が30日午後、南ぬ島石垣空港エプロン内で行われた。訓練は新空港が開港して2回目。石垣空港管理事務所や八重山署、市消防本部空港出張所など16機関から約30人が参加した。
訓練はN空港発石垣行の航空機(乗客75人)がハイジャックされ、機長から南ぬ島石垣空港に緊急着陸要請があり、単独犯が乗員乗客を人質にして燃料補給と現金3億円を要求しているとの想定。
関係機関が現地対策本部を立ち上げて初動態勢や情報交換、犯人制圧までを実践形式で行い、開始から約17分後に犯人を逮捕した。
訓練後、石垣空港管理事務所の上地正宏所長は「独自のマニュアルを策定し、時系列で対応が確認できた。今後は各関係機関で細かな課題を検討し、有事の際、的確な対応ができるようにしてほしい」と講評した。