▽…石垣島マラソン大会優勝者のうち女子23㌔の会田麻紀さんと10㌔の南沙知さんがマラソンを始めたきっかっけは、ともにダイエットだった。「やせたい」と走る回数を増やしたり、距離を伸ばしたりしていくうちに、はまってしまったという。ダイエットに飽きたらず、大会にも出場、石垣島大会で初の栄冠をつかんだ。
▽…地元勢として初のフルマラソン２連覇を達成した久保田文さん（50）＝竹富町＝。過去に２連覇を達成したのは男子２人、女子３人。最多優勝は第５、８、９回大会を制した目移和行さん＝岩手県＝の３回だ。次回大会で史上初の３連覇、最多優勝タイに挑戦できるのは久保田さんだけ。期待が高まる。
▽…第13回石垣島マラソン大会は市内各地で交通規制も行われ、報道陣の取材バイクも時折、停止を求められるほど安全管理を徹底している交差点もあった。一方、最もランナーの多い市総合運動公園周辺では交通規制時間帯に車の通行が相次ぎ、10㌔のスタート直後には一般車両の後ろからランナーの集団が迫る場面も。
▽…今年も多くのランナーが出場した石垣島マラソン大会。この日は石垣市登野城で早朝に16.６度を観測したが午後１時すぎには24.１度まで上昇し、３月中旬並みの気温となった。フルマラソンでは昨年93％だった完走率が今年は87％まで落ちた。暑さがその要因になったのかもしれない。コースのアップダウンもきびしくなったが、暑さ対策も重要だ。