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農家支援で再び臨時議会 竹富町

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 竹富町は26日に町議会臨時会を招集し、西表製糖工場の工事遅れに伴う農家支援費を盛り込んだ一般会計補正予算案を上程する。19日に告示した。同議案をめぐっては、町は16日に臨時会を開いて審議したい意向だったが、野党が工事遅れの責任を追及したことから流会となった経緯がある。町側と野党側ではその後、歩み寄った形跡はなく、26日の審議の行方が注目される。

 町農林水産課(野底忠課長)によると、臨時会に上程する予算案は、流会となった16日と同じ総額約2800万円。そのうち、約1860万円は農薬や肥料の補助費。

 西表島内のサトウキビ20㌃分、約8㌧を町が買い取り、小浜島と波照間島の春植え用苗に充てるほか、西表島内の畑3㌶を使って約30㌶分の夏植え用の苗を栽培する計画もある。

 野底課長は「次期生産につながる農家支援に向けて早めに着手したい。4月以降の段階的な肥料助成の継続や刈り取り労務の賃金補助も新年度予算で検討している」と述べ、可決後には農家への説明会を予定している。

 今回の農家支援費について、議会側からは「新年度予算でも十分に間に合う内容だ」「ただのパフォーマンスではないか」と緊急性を疑問視する声があり、「専決処分するための言い訳に招集しただけだ」との見方も出ている。東迎一博議会運営委員長は「また流会になるのではないか」と危惧している。


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