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西表の雨、過去最低 石垣は過去4番目の少なさ

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西表島は年間の総降水量が過去最少となり、わき水から農業用水を確保する地域もあった(竹富町役場提供)

 2014年に西表島で観測した年間降水量が979㍉(平年比42%)となり、これまで最も少なかった03年の1328.5㍉(同58%)を下回り、1955年の統計開始以降最少となったことが、石垣島地方気象台の発表で分かった。与那国島地方は1301.5㍉(同55%)で2番目、石垣島地方は1300.5㍉(同62%)で4番目にそれぞれ少なかった。

 昨年は石垣市が11月20日から9日間、竹富町が10月30日から32日間、節水のため夜間断水や減圧給水を実施しており、雨の少なさが観測値から裏付けられた。

 同気象台によると、14年の少雨は、1月と夏から秋にかけて高気圧に覆われて晴れた日が多く、8~9月は勢力の強い太平洋高気圧に覆われたことが主な要因。

 昨年9月から3カ月間の降水量は▽石垣島=211.5㍉(平年比34%)▽西表島=186㍉(同27%)▽与那国島=408.5㍉(同53%)—と、いずれも平年を大幅に下回った。

 昨年の梅雨期間(5月5日ごろ~6月23日ごろ)となった5月・6月の降水量は石垣島で461㍉と平年値(413.3㍉)を12%上回った一方、西表島は275.5㍉で同27%、与那国島は325㍉で同12%と、それぞれ少なかった。

 台風の年間発生数は23個で平年値の25.6個を下回り、八重山地方への接近数は5個と平年(3.7~4.3個)より多かったが、7月に接近した台風8号を除き八重山地方への影響は小さかった。


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