【浦添】八重山・宮古芸能後継者育成事業の「第２回夢ステージ」公演が４日夜、浦添市の国立劇場おきなわで行われ、小中高校生が地域に息づく伝統芸能を披露した。
公演は、本島と離島で芸能を学ぶ子どもたちに大舞台を経験させ、意欲を高めるのが目的。宮古文化芸能社(宮古島市)と白保企画(石垣市)が、県と県文化振興会の支援を受けて開催した。
オーディションで選ばれた八重山、宮古の小中高校生と南風原高校郷土芸能部のメンバー総勢60人が出演。昨年８月の宮古島合宿や合同稽古で培った地域の伝統芸能を生き生きと舞台でみせた。
八重山の小中高校生は「鷲ぬ鳥節」の斉唱をはじめ、独唱「与那覇原節」、舞踊の「めでたい節」「鶴亀節」を披露し、観客から盛大な拍手を受けた。三島合同での芸能ステージもあり、会場をわかせた。
10日午後４時から大川公民館で凱旋（がいせん）公演が行われる。