【波照間】郡内の今期糖業のトップを切り、波照間製糖㈱(西村憲社長)の操業が11日午後、スタートした。船便の欠航で多くの工員が来島できていないため、本格的な操業は12日以降となる。操業は3月上旬までの見込み。
今期の収穫面積は196㌶(前期203㌶)、単収4・08㌧、生産量は7983㌧(前期1万416㌧)で、干ばつの影響で前期を下回る見込み。原料の生育遅れや枯死が心配されたが、11月下旬からの雨に農家は胸をなでおろしている。
安全祈願セレモニーでは、金武清也波照間事業所長が金属片混入事故に触れ、「信頼回復に向けて職員一丸となって努力を積み重ねよう」とあいさつ。今期最初のサトウキビを金武所長ら関係者が切断機に投入し、操業の安全を祈願した。(本比田里奈通信員)