Quantcast
Channel: 八重山毎日新聞社
Viewing all articles
Browse latest Browse all 16824

新病院には「5、6年」 12月定例市議会一般質問

$
0
0

 12月定例石垣市議会(知念辰憲議長)は10日、伊良皆高信、友寄永三、井上美智子、崎枝純夫、砥板芳行の5氏が一般質問に立った。旧空港跡地に新築移転する県立八重山病院に市公共下水道を接続する場合、当局側は、これまでの事業費ベースだと5、6年かかるの見通しを示した。新病院まで接続する工事期間について、富永忠下水道課長は8日の一般質問で「15~16年以上」としていたが、砥板氏の答弁で「八島ポンプ場から新病院までの2・6㌔の整備費は約14億円で、例年の予算規模だと5、6年かかる」と訂正した。

 砥板氏によると、県は市に対し、一部区間の事業費の負担、下水道予算の増額を提案。砥板氏は「財政の問題もあるが、下水道課の体制を強化すれば不可能ではない」と決断を迫り、中山義隆市長は「今の段階で協力するとは言えないが、県側の提案もあるので、本市の財政事情や下水道の全体計画を見据えた上で検討したい」と答弁した。

 伊良皆氏が取り上げた尖閣列島戦時遭難者の遺骨収集について中山市長は「戦後処理として行われるべきだ。遺族と話し合い、作業に入っていけるよう進めたい」と述べた。

 市役所新庁舎建設については友寄氏が「高台の候補地が示されないで議論ができるのか」と明示するよう求め、嘉数博仁企画部長は「可能性のある候補地を提示する時期については、市民の意見や策定委員会の議論を踏まえ、適切に判断したい」と述べるにとどめた。

 幼稚園での午後預かり保育について質問した井上氏は「冬休みと春休みに行われないのはおかしい」とただし、成底啓昌教育部長は「次年度以降、子ども・子育て新制度のもと、実施日について検討したい」とした。

 崎枝氏は、65歳以上のお年寄りが有償で清掃活動を行う「まちなか美しゃ守り隊」について増員や事業の継続を要望。長嶺康茂市民保健部長は「現在は18人。予算は30人分を確保しており、増員したい。事業を検証しながら次年度も予算措置をして取り組みたい」と答えた。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 16824

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>