八重山のことし10月までの観光入域客数が98万9188人と、昨年の年間94万2964人を4万6000人余り上回る過去最高となった。初の100万人突破は確実で、110万人台も現実味を帯びている。10日に県八重山事務所が発表した。
石垣市観光交流協会の高嶺良晴会長は「新空港効果がまだ続いている。この数字に喜んでばかりはいられない。観光客のニーズに合った新商品を開発し、滞在日数を延ばす努力をしたい」と話した。
10月の観光客数は前年同月を5772人(6.9%)上回る8万9420人で、10月単月でも過去最高。24カ月連続で前年同月を上回った。
同事務所によると、10月は台風19号の影響で国内観光客が7万822人と前年同月を5658人(7.4%)下回ったが、外国人観光客が1万8598人と、前年同月から1万1430人(159.46%)増加した。
空路では中華航空の台北石垣便が週2日運航。計9回の運航で960人が訪れた。海路では、クルーズ船のアクエリアス号が7回入港し、1万7721人、サンプリンス号が1回寄港し、2429人が来島した。
3市町別では▽石垣市=8万9010人(前年同月比6・9%増)▽竹富町=8万1429人(同1.4%減)▽与那国町=2374人(同12.1%増)。