【那覇】「カタチで伝える島のココロ」をテーマに「離島フェア2014」(同実行委員会主催)が14日午前、那覇市の沖縄セルラーパーク那覇で開幕した。16日まで。
フェアは離島と都市地域の交流を促進し、新たな地域資源の発掘、地域づくりの支援が目的。今年は八重山3市町の49店を含む県内18離島市町村から147ブースが出店し、各地の魅力ある特産品を販売している。
開会式で実行委員長の外間守吉与那国町長は「フェアも25回目を迎え、内容も充実し、離島の活性化に寄与している。今後も活力ある地域づくりに貢献できるよう協力をお願いしたい」と呼びかけた。
フェアには石垣市から29業者、竹富町は7業者、与那国町は13業者が出店。各ブースでは来場者に声をかけ、かまぼこや泡盛、石垣牛、焼き物など個性豊かな八重山の特産品をアピールした。
地域の食材をアイデアで商品化する八重山商工高校の「美島商娘」は、かんきつ類とショウガなどで作った新商品「天使のシトラスジンジャーシロップ」を販売し、人気を博した。与那国島のブースでは、販売員が島の伝統衣装「どぅたてぃ」を着け、買い物客に応対した。
期間中、八重山そばなど提供する離島食堂の開店や特設ステージでは、八重山の伝統芸能を披露する舞台も予定されている。