八重山建設産業団体連合会(黒嶋克史会長)は25日、中山義隆市長と伊良皆高信議長に対し、不発弾保管庫の早期整備を求める要請を行った。市議会には紹介議員7人の署名を添えて請願書を提出、伊良皆議長は9月定例会で委員会に付託すると伝えた。市長に代わって対応した漢那政弘副市長は「公民館に話し合いを申し入れているところ」と述べた。
現在使用されている不発弾保管庫について建産連は「簡易フェンスで囲った施設内に、雨ざらしで野積みの状態で保管されており、火薬類取締法の基準を満たしていない」と指摘、土地改良事業や旧空港跡地の開発など予定されていることから「安全安心に保管されるためにも保管庫の整備が急がれる」とした。
黒嶋支部長らは「不発弾保管庫事業は2013年度に造る予定だったのに14年度に繰り越しており、2年連続で繰り越すと造れなくなる」「磁気探査で不発弾が出てくれば処理するまでの間、工事ができないので工期にも影響する。現場の社員や地域住民の安全を確保するためにも一日も早く施設を造ってもらいたい」と訴えた。
漢那副市長「安心安全なまちづくりをしていくためにも保管庫は必要。崎枝地域と話し合い、丁寧に説明していきたい」と述べた。