【那覇】沖縄ファミリーマート(本社那覇市・大城健一社長)は10月10日、石垣市進出の第1弾として730記念碑前店と石垣ゆいロード店、市中央運動公園前店、八重山支庁前店の4店舗を同時オープンさせる。来年2月までに10店舗の出店を計画し、石垣島での販売網を強化する。大城社長は25日、宜野湾市で開催した同社イベントで出店について「石垣島の皆さんの生活環境の向上と、観光客にも全国どこでも変わらないサービスを提供できる」と開店の意義を強調した。
同社は、11月には新川シード店と登野城仲道店を開店させ、さらに4店舗を来年2月までに出店する計画で準備を進めている。
石垣島進出では、市内の八重山港運敷地内で建設中だった弁当やパンなどを製造から配送までを一元化するファミリーマート石垣総合センターがこのほど完成。29日に竣工(しゅんこう)式を行い、10月のオープンに備える。同センターの完成で全国のファミリーマート同様の品質衛生管理システムによる安全で安心な商品提供が可能となる。
大城社長は「以前から出店要請をいただいており、やっとそれに応えることができる。石垣島でしか売っていない地元の商品なども提供していきたい」と述べ、地元に貢献する企業を強調した。
同社は、石垣島出店を記念して石垣の塩、美崎牛、ピィパーズを使用したおにぎりや弁当などを販売。10月のオープンから12月にかけて3回、石垣の食材を使い地元に親しまれるような新商品を発表する。また、全国同様の品ぞろえ、来春には健康を意識した新たな商品の提供なども計画している。