日ごろから沖縄県に深い愛着を寄せ、沖縄にゆかりのある人が認定される「美ら島沖縄大使」に、写真家の大塚勝久さん(72)=大阪府出身、那覇市在住=が選ばれた。
大塚さんは「沖縄を取材してかれこれ40年。残り少なくなった手つかずの自然景観や“沖縄的チムグクル”を島の原風景として捉え、未来の子どもたちに残したい映像(写真)をひたすら創ってきた」と振り返り、「魅力あふれる沖縄を国内外に発信しつつ、環境保全の実行委員として今後も活動していきたい」と抱負を語った。
大塚さんは1980年、沖縄専門のフリーのカメラマンとして独立し、89年に那覇市首里に移住。2006年には写真活動で県観光功労者表彰を受けた。沖縄の自然や風俗、祭祀(さいし)などに関する写真集を多数出版し、国内や米国で個展を開催し、写真を通して沖縄の魅力のPRしている。
同大使の認証状交付式は17日午後、県庁で行われ、大塚さんら3人に交付した。