▽…８日未明にまたがった石垣市議選の開票作業では、「あつし」と読める投票用紙が60数枚あったという。届け出の呼称（通称）名が「内野あつし」の内野篤氏と「シイウエザト厚司」の後上里厚司氏に、得票数に応じて配分されたが、両氏とも当選ラインに得票数を乗せることはできなかった。内野氏は次点に泣いた。あん分票はどちらに託されたものだったのか。投じた人にしか分からない。
▽…石垣市商工会ホールで行われる開票速報を各離島の有権者に届けようと、前回に続いて竹富町役場のホームページでインターネット速報が行われた竹富町議選。アクセス数が膨大で、前回に続いてアクセスしにくい状況となり、やはり前回同様に町役場に電話が殺到する事態に。改善が必要では？
▽…伊波南哲の資料１２８点が誕生日の８日に市立図書館に寄贈され、訪れた人たちの関心を引いた。父親が南哲と同級生で親しかったという潮平正道さんは父と南哲の思い出を振り返り、「小さな船で行き来するような時代の中で詩人を目指して東京に行った勇気はものすごいものだったと思う」と感慨深げ。