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【石垣市議選】市議選、与党が14議席獲得 安定多数を確保

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トップ当選を果たし、万歳をして喜ぶ平良秀之氏(中央)と支持者たち=8日午前1時45分ごろ

 3市町議会議員選挙は7日、投票が行われた。石垣市議選(定数22)と与那国町議選(定数6)は即日開票の結果、当選者が決まり、市議会は与党が現有1増の14議席を獲得し、引き続き安定多数を確保した。野党系は7人で現状維持。中立が1人減。与党が引き続き安定多数を確保したことで、議会の場から中山義隆市長を支える体制が整った。与那国町議会では与党3、中立系を加えた野党3と拮抗(きっこう)する構図となった。投票率は3市町全てで前回選挙を下回った。

 市議選は現職19人のうち16人、新人9人のうち5人、前職1人がそれぞれ当選した。

 与党系は現職の上門孝子氏(63)と内野篤氏(47)が落選する一方、新人の長山家康氏(26)が初当選、前職の今村重治氏(61)が返り咲いた。

 野党は現職4人に加え、崎枝純夫氏(59)、福島英光氏(55)、井上美智子氏(61)の新人3人が加わった。

 新人では長山氏が1978年に現県議高嶺善伸氏が28歳で初当選した市議会史上最年少当選記録を塗り替えた。20代議員の誕生は4人目。

 トップ当選は1313票を獲得した平良秀之氏(44)=公明公認=だった。

 今選挙は、とくに大きな争点がないうえ、新人候補も前回に比べて少なかったため、盛り上がりに欠けた。自衛隊問題は計画が具体化しておらず、争点になりにくかった。

 与党系が現状の13人以上を確保できるか、野党系が引退する現職3席を穴埋めできるかどうかが焦点となり、与党系が勢力を拡大する結果となった。

 投票は市内21カ所の投票所で午前7時から、一部を除き午後7時まで行われ、午後8時半から市総合体育館メインアリーナで開票された。

 当選者の任期は9月28日から4年間。当選証書の付与式は11日午前10時から市役所2階会議室で行われる。

 改選後初の定例会は29日。最初に議長選が行われる。


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