中高生と大学生が直接触れ合い、進路や将来について考えるきっかけにしてもらおうと、琉球大学は27、28の2日間、石垣市立図書館で「第2回琉大塾」を開き、八重山出身の学生ら12人が大学生活などについて紹介した。
離島支援プロジェクト「知のふるさと納税」琉大コミュニティキャンパス事業の一環で、昨年に続き2回目。2日間で延べ約50人の中高生が参加した。
参加者は6グループに分かれ、大学生活やアルバイト、講義などについて質問し、琉大生が丁寧に答えた。
2年連続の参加で琉大法文学部への進学を希望している八重山高校1年の新川夏未さん(16)は「先輩の話を聞いたり、写真を見たりして前より行きたい気持ちが強くなった」、新川さんに誘われて参加した友人の平田文華さん(15)は「八重山出身者なので話しやすい。まだ進路については考え中だが、ほかの大学にもきてほしい」とそれぞれ感想を述べた。
八重農出身で琉大農学部亜熱帯地域農学科1年の登野城吉明君(19)は「高校生になったら将来のビジョンを明確にした方が良い。それにより就職か進学かがはっきり見えてくる」などと中高生にアドバイスした。