石垣市と与那国町でつくる教科用図書八重山採択地区協議会(会長・玉津博克石垣市教育長、委員6人)は12日、2015年度から4年間使用する小学校教科用図書(教科書)の選定会議を市教育委員会で開き、計45点の教科書から9教科11点の教科書を決定した。近く市、町の教委に選定理由を添付して答申する予定だ。
八重山3市町から竹富町が離脱して初めて行われる教科書採択手続き。石教委は18日に臨時会を開き、答申に基づいて採択する予定。与教委も18日前後に採択する見通し。竹富町は13日、町小学校および中学校教科用図書採択審議会(会長・慶田盛安三教育長、委員8人)が選定作業を行い、15日に竹教委に答申する予定だ。
八重山地区協議会はこの日の選定会議で、9教科の調査員(計27人)から提出された報告書を踏まえて協議。前回の中学校教科書の選定会議では、複数推薦制をとっていたが、今回から廃止。同列の状態から意見交換して一種に絞り込んだ。
玉津教育長は「委員の権限と責任で選ぶという協議会の形ができたと思う。とても満足している」と話した。