県内でプレーする高校球児を甲子園に派遣し、高校野球のリーダーを育成しようという県高野連の甲子園体験研修生派遣事業が9日に開幕する全国高校野球選手権大会に合わせてスタートし、派遣される14人のなかに八重山農林高校野球部の渡久山義樹君(2年)が選ばれた。
渡久山君はほかの13人とともに9日の開会式と開幕初日の試合を見学するほか、8日には施設見学に臨むことになっている。
渡久山君は「チームを球児の憧れの甲子園に導くため、出場選手や運営に携わる人たちから、甲子園にふさわしいものを学びたいと」と応募。
甲子園に行くのは初めてで、渡久山君は「あこがれの甲子園で、同じ球児が見せる行動の機敏さや技術を直に見て、センバツ甲子園に出場できるようにチームに伝えたい」と意気込む。
同野球部の砂川玄隆監督は「グラウンド以外での行動などを学び、甲子園は遠い存在ではなく、自分たちにも行ける可能性があることを感じてほしい」と期待している。