海外に移民した沖縄県民の2世や3世を本島に招待し、県内の中高校生と生活をともにしながら沖縄の歴史や文化、自然などを学習する「2014ウチナージュニアスタディー」(県主催)に石垣市から大久勝利君(16)=八重山高校1年=と下地小春さん(15)=石垣中学校3年=が参加する。
これは、3日から1週間の日程で、浦添市にあるJICA沖縄の施設を中心に行われ、県内から15人が参加する。
2人は書類選考と面接審査で合格し、「言葉を理解するのは難しいが、身ぶり手ぶりのジェスチャーで仲良くしたい」と異文化交流を楽しみにしている。
将来は海外で仕事をするのが夢という大久君は「外国の方々と交流を深め、自分の夢や経験になるような体験をしたい」と話し、社会労務士を目指す下地さんは「各国の同世代の人々と一緒に沖縄の歴史を再確認し、このプログラムで自分の視野を広げたい」と意欲をみせた。