竹富町が2012年度から4年計画で取り組んでいる旧太陽の村の公園整備はこれまでに、展望台や木道のボードウオークが完成するなど公園整備が着々と進んでいる。完成は15年度末の予定。24日午前には、町議10人が現地を視察し、宇奈利(ウナリ)崎の絶景に「すごいね」などと声を上げた。
同整備は旧太陽の村危険廃屋解体撤去・公園等整備事業工事として実施。総事業費は3億7000万円を見込む。完成後は、地元公民館を指定管理者にして維持管理を行う方向で調整している。
工事は3工区に分けて年次的に進めており、12年度は2990万円で危険家屋を撤去し、調査測量と公園の設計を実施した。
13年度から着工し、事業費1億4100万円で展望台やイベント広場の一部など1工区整備。14年度は公園の中心部分となる屋外ステージや芝生広場、トイレなど2工区を整備していく。
14年度までの事業費は累計で2億6000万円。
15年度は駐車場や遊具、あずまやを整備する計画。
町議らは同日午前、現地を視察。維持管理や進入路の整備に関する質問があり、東舟道博昭建設課長は進入路について「公園整備までに整えたい」との考えを示した。
川満栄長町長は「東シナ海を一望できる宇奈利崎は町全体の観光の目玉になるスポットだ。地元の声を生かしながら自然を基調にした公園を整備することで町の魅力を発信したい」と話している。