野党系町議8人でつくる「竹富町未来を考える末広の会」(末広会)の町議7人は24日午後、百条委員会の設置に向けた臨時議会招集請求を川満栄長町長に提出した。川満町長は20日以内に請求に応じる考えで、8月12日までに臨時議会を開く。
招集請求を行ったのは西大舛髙旬議長を除く同会の新田長男、島仲秀憲、大石功幸、前泊竹宏、宮良用範、嘉良直、東迎一博の7氏。
町議会は与野党勢力は、療養中の与党1人と議長を除くと、与党3、野党7と野党多数。末広会は臨時議会で百条委員会の設置を賛成多数で可決する方針だが、川満町長の支持者らは百条委の設置阻止に向けて、野党関係者への働きかけを強めている。
地方自治法の規定では、議員による臨時議会招集請求は四分の一以上の議員による請求があった場合、首長が招集することになっている。20日以内に首長が招集しなかった場合は議長が招集できるとされているが、川満町長は19日の会見で応じる考えを示している。