酒に酔うなどして道路で寝込んでしまう「路上寝込み」の通報は今年上半期で319件に上り、過去6年間で最悪となっていることが八重山警察署(仲村智成署長)のまとめで分かった。
前年同期に比べると76件(23.8%)の増加で、7月も22日時点で44件が発生。今後も増加が懸念されることから、同署では常習者を道路交通法違反で検挙するなど厳しく対処していく方針。
同署のまとめによると、過去6年間に路上寝込みが上半期だけで300件を超えたの初めて。最も少なかった09年の114件に比べると179.8%の大幅増。
同署は4月10日から、路上寝込みのケースに警告書を交付し、対策を強化。警告書は14日までに女性6人を含む94人に交付した。このうち、2回以上交付を受けたのは9人。4回交付されたケースもあった。
警告書の受け取りを拒否したり、警告書を交付した後の呼び出しに応じないケースには、家族などにも連絡して指導を行うなど、対応を強化することにしている。
路上寝込みは道路交通法第76条に違反し、5万円以下の罰金が科せられる。