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建設場所を変更へ 福祉避難所整備で石垣市

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 災害時に支援を必要とする高齢者や障がい者らが避難施設を兼ねた交流施設「福祉避難所兼ふれあい交流施設」の整備事業で石垣市は、建設場所の変更を検討していることが9日、分かった。今年3月にまとめた基本計画で県家畜保健衛生所跡地の市有地2212平方㍍を明記したが、おおかわ幼稚園西側にある県八重山農村青少年教育センターの敷地(市有地)で整備できないか県と調整している。

 同センターは大川公民館、おおかわ幼稚園を含む市有地4950平方㍍内の一角1363平方㍍にある。市福祉総務課は幼稚園が登野城小学校に移転する将来構想を見込み、市有地の一体的な利用を図る観点から同地での整備を目指している。

 ただ、施設は国庫補助を受けて整備したことから、現段階では取り壊しができない状況。県と協議した結果、同センターの使用目的となっている研修、調理、土壌検査が別の施設でも行える可能性があることが分かったため、撤去しても補助金の返還がないよう県が調整を進めているという。

 市は2013年度の実施設計、15年度の着工・完成を予定していたが、ずれ込む見通し。13年度予算に盛り込まれた設計委託料2228万円について市は、12月補正で減額している。

 補正予算案を審議した総務財政委員会(平良秀之委員長、委員7人)で、大浜方信福祉総務課長は「設計業務をいったん中止して次年度以降に行いたい。事業が遅れることは申し訳なく思っているが、市有地を一体的に活用したい」と説明した。

 委員からは「一括交付金の使い方として課題がある。この予算を水に流すことになる」「当初計画が甘いと言わざるをえない。もったいない」との指摘があった。


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