【竹富】竹富町立竹富診療所に赴任していた常駐医師が体調不良のため退職し、23日から休診していることが分かった。町健康づくり課(與那覇忠課長)によると、後任の医師は確保できておらず、6月中は休診し、7月から常駐医師を確保できるまでの間は、県地域医療支援センターからの医師派遣により週3回の巡回診療を行う方向で調整を進めている。
同課によると、同診療所では2009年4月にも医師の退職で常駐医が不在となり、県立八重山病院や町立黒島診療所の協力による巡回診療で対応。11年4月に約2年ぶりに都内から掘田洋夫医師が常駐医として赴任していたが、体調不良のため都内に戻った。
與那覇課長は「堀田医師には3年3カ月にわたって常駐していただき、感謝している。体調面のことなので退職されることはやむを得ないが、町としては早めに医師に常駐してもらえるように取り組みたい」と話している。
竹富公民館の大山榮一館長は「以前も巡回診療で対応してもらっていたが、やはり医師が島にいるのといないのとではお年寄りをはじめ島民の安心感が全然違う。町には1日も早く常駐医師を確保してほしい」と要望している。