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来年4月に供用開始へ 新食肉センター

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進捗率が39%となり、骨格ができている新八重山食肉センター=5日夕、建設現場

 ㈱八重山食肉センター(代表取締役・中山義隆市長)に隣接する市有地9080平方㍍で建設中の新食肉加工施設は5日までに鉄骨が建てられ、骨格ができあがっている。進捗(しんちょく)率は39%。急ピッチで工事が進められており、来年4月の供用開始を目指す。建築工事は5月の入札不調で発注時期がずれ込み、7月16日から工事に着手。工期は来年3月14日まで。

 本館棟の建築面積は3341平方㍍で処理能力は牛20頭(現11頭)、豚50頭(同70頭)。ほかに洗車場、車両消毒槽、排水処理施設を整備する。現施設は建設当初は豚のと畜が主流だったため、牛の処理能力に限界があった。総事業費は約25億3000万円。

 市が活用した県畜産振興基金に拠出している独立行政法人畜産産業振興機構の飯高悟副理事長が5日、現施設と新施設建設現場を視察に訪れた。

 視察後、飯高副理事長は「最先端の技術を導入した施設。衛生的で食の安心安全を確保する素晴らしい施設。環境問題にも気を使い、排水対策もしっかりしており、環境と両立した施設になっている。こういう施設がないと畜産の発展は難しい。農家の励みになるのではないか」と話した。


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