八重山高校(本成浩校長)の学校寮の落成式典と祝賀会が7日午後、同寮であり、入寮生50人や関係者多数が供用開始を祝った。
旧学校寮は築34年が経過し、老朽化が進んでいたことに加え、女子部屋の洗濯物が外部から見えてしまう問題などがあったことから、移転新築が決まった。男子部屋が少なく、偏りがあることも問題とされてきたが、新学校寮では男女15部屋(2人部屋)ずつにすることで解決。エアコンも設置し、熱中症対策に万全を期している。
新学校寮は鉄筋コンクリート造り3階建てで、延べ床面積1217平方㍍。建物面積は473平方㍍。総工費2億6615万円。
式典で本成校長は「親元を離れて生活を送る上で心配な面を克服できていると感じている。活用されることを期待したい」とあいさつした。
学寮長の上地大星君(3年)は「マンションのように立派できれいな建物に驚いている。一歩ずつ歴史の道を皆で切り開いていきたい」と力強く語った。
祝賀会では同校郷土芸能部(名嘉夏海部長、部員37人)が「鷲ぬ鳥節」や「繁昌節」、校歌ダンスなどを披露して盛り上げた。
新学校寮の利用は4月12日に始まっている。
式典では次の7業者に感謝状を贈った。
央設計、金城建設設計事務所、佐平建設、栄三建設、南西工業、新生、新幾設備設計室