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アクセス道路工事いよいよ本格化 旧空港周辺中心に着工

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新県立八重山病院の建設が予定されている旧空港の飛行機駐機場=5日午後。アクセス道整備は旧空港周辺から進められる

 市街地と南ぬ島石垣空港を結ぶアクセス道整備で、県八重山土木事務所は、平得交差点から旧石垣空港に至る延長約100㍍の工事を7月ごろに発注することになり、アクセス道路の工事がいよいよ本格化する。旧空港跡地では、26日に石垣市消防本部が移転し、2017年度には新県立八重山病院の開院が予定されていることから、県は旧空港周辺からアクセス道整備を進める方針。

 アクセス道路は平得交差点から旧空港西側を通り、南ぬ島石垣空港に至る全長8・8㌔のルート。

 工事区間は平得交差点から磯辺までのⅠ区(3㌔)が幅員28㍍の4車線(両側歩道)、磯辺以降のⅡ区(1.4㌔)は幅員11.5㍍の2車線(片側歩道)、残りのⅢ区(4.4㌔)は幅員9㍍の2車線(歩道なし)となっている。総事業費約95億円。16年度末の工事完了を目指す。

 同事務所によると、平得交差点から旧空港付近までの用地取得は済んでおり、本年度上半期中の着工を予定している。

 旧空港跡地については、今月中旬に開かれる国の国有地審議会を経て、夏までに用地取得を終えたい考え。周辺民有地の物件補償なども進め、10月ごろに工事を発注する方針。

 磯辺から南ぬ島石垣空港までの2車線道路(5.8㌔)の測量は終わっており、本年度は用地取得を進める。

 同事務所道路整備班の玉城正教班長は「工事を計画通りに進めるためにも用地取得の進捗(しんちょく)が重要。地権者や地域住民の協力を得て一日も早く供用開始できるようにしたい」と話している。


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