石垣島産パイン・マンゴーのゆうパックの全国の消費者向けの出荷が24日から始まった。新型コロナウイルスの影響による空路減により、輸送力の低下が懸念されていたが、JTA、ANAともに中型機を導入。八重山郵便局(島仲貞克局長)によると、例年に近い輸送力が確保できる見通しだという。パイン・マンゴーは全国の郵便局の窓口などで注文でき、同郵便局取り扱い分としては、昨年とほぼ同じパイン4万箱、マンゴー1万箱の出荷を計画する。
生産者団体でつくる石垣島ゆうパックの会の上間昇会長は「これから最盛期を迎えるジュワリーパイン(ハワイ種)は豊作とはいかないが前年並みでなんの問題もない」とし、「新型コロナの影響で物流の面で心配があるが『なんくるないさ』の気持ちで出荷したい」と意気込んだ。
関係者を招いた出荷式は午後1時から同郵便局敷地内で行われ、島仲局長が「すでに注文が入ってきている。生産者が丹精込めて作った石垣島のパインとマンゴーを贈り物として選んでもらいたい」とPRした。
中山義隆市長は「パインとマンゴーが全国の消費者の元へ届けられる。日本一おいしいパインとマンゴーを味わってほしい」と呼び掛けた。
出荷伝達式では、生産者代表や物流関係者などが箱に詰められたパインとマンゴーを順々に手渡ししながら配送車へ積み込んだ。