県立石垣青少年の家で21日から宿泊学習に入った大浜小学校5年生52人が野外炊飯に挑戦し、校区内でレストランを営むシェフの原田和幸さん(32)を講師に石垣島のハーブを使った料理やカレーづくりに取り組んだ。地域で働く人々から職業について学ぶキャリア教育の一環。
ハーブを使った料理では、島内に自生しているレモングラスやバジル、ウイキョウ、フーチバー(ヨモギ)など11種類のハーブから好きなものを選び、香り付けとして白身魚のシーラをアルミホイルで蒸し焼きにした。
カレーづくりでは、チョコレートやケチャップ、ヨーグルトといった食材を隠し味にしてオリジナルのカレーをつくった。
原田さんは「今回の料理体験を通して、料理人やハーブ農家、漁師などいろんな職業に興味を持って下さい」と呼びかけた。
普段から家で料理の手伝いをしているという出盛悠依君は「料理は盛りつけるところが楽しい。これからも家の手伝いをしながら、いろんな料理を学びたい」と笑顔で話した。