▽…竹富町と石垣市の教育関係者を訪ねた中川正春元文科相は「和して同ぜず」のメッセージを伝えた。「『八重山は一つ』の一体感は大事だが、島々には個性がある。それを同じにするのではなく、尊重して和していくことが大事」と強調。「全部同じにするのは専制国家。それを言い始めている政府を危惧する」とやんわりと現政権を批判。
▽…消費者月間にちなんだ街頭キャンペーンでは、県警のマスコット「シーサー」君も協力し、トラブルに巻き込まれないよう注意を促した。県民生活センター八重山分室の相談の中には「ロトくじ」が当たるという電話を信じた80代の女性が高額を振り込んだ事例も。高齢者を狙う手口が増え、これまで以上に目を光らせたいものだ。
▽…八重山管内の昨年の労働災害は2年連続50人台。これは過去15年間で初めて。この10数年、人口や町並みなどが変化しているが地元産業を支えているのは各企業に従事する労働者に変わりはない。業種別では観光客の受け皿となる宿泊業の従業員を中心に発生。これではサービス業は「きつい」イメージとなり、雇用に影響する可能性も。