石垣島で収穫された新鮮なパインを市民や観光客にPRするイベント「パインDAY」が17日午前、JAファーマーズマーケットやえやまゆらてぃく市場で開かれた。旬入り間近のピーチやボゴールなど3品種の無料試食会があり、集まった人たちは新鮮で甘いパインに舌鼓を打った。18日も行う。
同市場とJAおきなわ八重山地区営農振興センターが開催。同様のイベントは県内のJAファーマーズ9店舗でも同時に開かれた。同市場では18日も全国発送料を100円引きするサービスを実施。
無料試食会には石垣島で収穫された各品種のパイン計100個を用意し、その場で切り分けて振る舞った。
那覇市の古謝テル子さん(85)は「パインといえば石垣島。甘くておいしい」と夏の味覚を楽しんだ。孫とイベントに訪れた森本寿代さん(66)は「パインが収穫されて店頭に並ぶとすぐに購入している。ピーチパインが一番おいしかった」と笑顔。
同センターの本若展充販売課長によると、今年のパインは昨年の台風の影響で開花がずれ込み、収穫も遅れていることから、ピークは今月下旬になる見込み。島内での収穫量は500㌧を見込む。
本若課長は「収穫が早くて酸味がまだ残るが、今後はしっかりと甘みも上がり、おいしくなる。パインの旬入り宣言は今月19日以降に行いたい」と期待。ゆらてぃく市場では「県内の全店舗で開催されているので島産パインの消費拡大につながれば」と話した。