▽…カツオ漁のシーズンが始まり、鮮魚店や居酒屋などの飲食店には新鮮なカツオの刺し身が並ぶが、漁業者は例年並みの漁獲量を確保できずに早くも『黄信号』な雰囲気も。「原因はいろいろあるが、生活のためにも漁に出て、カツオをひたすら追いかけるだけ」と話す。ちなみに1カ月の出漁には約500万円の経費がかさむという。「カツオよ、来い!」
▽…約40人の関係者が意見を交わした特殊病害虫防除対策・カンキツグリーニング病防除対策八重山支部会議。シークヮーサーなどかんきつ類がかかると枯死する恐れのあるカンキツグリーニング病やウリミバエ、ミカンコミバエなどの防除を図ろうというもので、まん延したら甚大な被害が出るだけに、関係機関の情報共有は重要だ。
▽…多くの起業家などが来場したNPO法人地域産業おこしの会のパネル討論。パネリストの一人、大塚洋一郎氏は経済産業省大臣官房審議官も経験しているが、ディスカッションの中では「国とつきあう三原則として、信じない。頼らない。国から補助金をもらって何かやろうなんて思っても道を間違える」と補助金頼みの地域振興に警鐘も。