労働者の祭典「メーデー」の1日夕、第85回メーデー八重山地区大会(同実行委員会主催)が石垣市内で開かれた。大会には約150人(主催者発表)の労働者が参加し、「STOP THE 格差社会!」を掲げて市役所から真栄里公園までデモ行進を行い、引き続き開かれた式典でスローガンや宣言、特別決議を採択した。
大会は連合沖縄八重山地域協議会(川本正樹議長、18単組)を中心に開かれたもので、デモ行進は午後6時に市役所を出発。「働く者の処遇改善を」「格差是正を」とシュプレヒコールを上げながら同公園まで行進した。
式典では実行委員長の川本議長が「待望の新石垣空港が開港し、観光関連産業を中心に景気は上向いているように感じるが、働く者の環境が改善された実感はなく、依然として課題は山積している。暮らしの底上げ実現のため、ともに頑張ろう」とあいさつ。
呉屋幸一八重山事務所長、高嶺善伸県議、崎山和裕労金八重山支店長、波照間忠八重山地区労議長らも参加。メーデースローガン・宣言を採択した後、「STOP THE 格差社会!働く者の連帯で安全社会を切り開こう」との特別決議を採択し、頑張ろう三唱で気勢を上げた。