▽…今年で13回目を迎える台琉ヨットレース。今回、初めて中国大陸籍の参加者も。近隣諸国との国際的なヨットレースは国内では珍しいといい、「これからも続けてほしい」と日本セーリング連盟の剃岩政次さん。大海原を駆け抜ける心意気は万国共通。セールに目いっぱい風を受け、明日は基隆に向けて出発する。
▽…明和大津波遭難者慰霊祭が市民防災の日の24日、宮良タフナー原に建立されている慰霊の塔で行われた。八重山の人口の約3割に当たる9313人が犠牲となった未曾有の大災害から243年目。市内の学校などでは津波避難訓練が行われ、どの経路で避難場所に逃げればいいのかを確認。先人の津波体験を無駄にしないためにも、常日ごろの備えがあれば、「憂い無し」だ。
▽…八島小学校とあまかわ幼稚園が合同で行った避難訓練では、園児の上履きが脱げるハプニングも。前三盛敦教頭によると、その園児は靴下のまま真栄里公園まで走ったといい、避難時に呼びかけている「おいしもち(おさない、いそいでにげる、しゃべらない、もどらない、ちかづかない)」をしっかり守った形に。戻って津波にのまれては意味がない。日ごろから意識を持つことが肝心だ。