【小浜】島内の商工観光事業者が26日、観光に関する課題解決に向け、「小浜島商工観光事業者協議会」を設立した。同日時点で30事業者が加入している。情報収集や資源の調査研究、施設の整備充実促進、物産の紹介宣伝、観光客誘致などを行う。会長には小浜島観光代表取締役の大久研一氏(54)が選出され、「共通認識で課題に取り組み、よりよい島づくり、持続可能な観光地を目指したい」と決意を語った。
小浜公民館で設立総会を開き、規約のほか2019年度事業、予算などを承認した。19年度は▽観光施設・海岸清掃▽観光案内板制作・設置▽町役場へ要望要請、公民館へ提案—を計画。6次産業化による商工業活性化や観光振興と小浜港環境整備、小浜港湾使用などに関する協議も行う予定だ。
花城正美公民館長は「島おこしのために頑張っている方々が一堂に会するのは大変有意義なこと。アイデアを出し合い、情報を共有しながら、小浜島の発展のために協力をお願いしたい」と期待した。
大浜知司政策調整官が西大舛髙旬町長のあいさつを代読し、「産業の発展に伴い発生する課題解決のために、情報共有や連携が求められている中で(同協議会の)設立は時宜を得たもの。商工観光業のさらなる活性化を目指して、行政として一体となって努力していく」と協力する考えを強調した。
会長以外の役員は次の通り。
▽副会長=金城良二(コハマ交通)、倉田敬子(やしの木)▽会計=山城明子(ゆうな)▽事務局長=大野寿一(サヌファ)