小学6年生と中学3年生を対象にした文部科学省の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が22日、全国一斉に行われた。
昨年に続き全員参加方式で行われ、郡内では八重山特別支援学校と対象学年の児童生徒がいない学校を除き、小学校30校の児童555人、中学校18校の生徒609人の計1164人がテストを受けた。
このうち、新川小学校(漢那憲吉校長、児童425人)では、午前8時40分ごろに担任が問題用紙や解答用紙を児童らに配り、注意点を説明したあと、同50分から62人がテストに挑戦した。
教科は国語と算数・数学の2教科で基礎知識を問う問題Aと応用力を試す問題Bに分けて実施。生活習慣や学習意欲などを見るアンケートも行った。
今回から市町村教委が学校別に結果を公表することや、都道府県教委が市町村教委の同意を得て、市町村別や学校別の結果を明らかにすることが可能になったが、3市町教委は「個人が特定される可能性があるため」との理由で従来通り公表はしないことにしている。
全国学力テストは2007年度から始まり、10、12年度は約3割の学校を選んで集計する抽出方式で行った。文科省は8月に都道府県別の平均正答率を公表する。