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新空港アクセス道路 立体交差設置の再考を

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アクセス道路への立体交差設置を求めた前花館長(右)=21日午後、八重山土木事務所

 宮良公民館(前花雄二館長)は21日、八重山土木事務所に市街地と南ぬ島石垣空港を結ぶアクセス道路への立体交差の設置を求めたほか、航空各社に対し、集落の上空を飛行する航空機のエンジン音の軽減に向け集落の上空を飛行しないコースへの統一化を求めた。

 このうち同事務所では前花館長が添石清包所長に要請を行った。

 アクセス道路は、宮良集落の北側で計画されているが、地域行事の拠点となる仲嵩御嶽に行くためにアクセス道路を横断しなければならないほか、空港への交通量が増えることで、交通事故が起こりかねない、としている。前花館長は「各種行事だけでなく、住民の生活の場でもあり、安心安全な地域づくりのためにも立体交差の道路をお願いしたい」と要請。

 添石所長は「すでに設計も終わり、住民説明会でも予算的、物理的に難しいと伝えているが、何かできないか考えたい」と述べるにとどめた。

 また、航空各社に対し、航空機の進入、離陸コースが各社まちまちのルートで飛行していることから宮良小学校では授業の中断や騒音の苦情が公民館に寄せられており、集落上空を避ける飛行コースの統一化を検討してほしいと要請した。

 このほか、中山義隆市長に対し、宮良小学校の北東側にある市道カキナマ線の道路幅員の拡張と、周辺の水質保全対策事業(耕土流出防止型)の早急な取り組みを要請した。


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