1日から始まった養殖モズクの収穫が最盛期を迎えている。21日、八重山漁協構内には収穫されたばかりの養殖モズクが朝から大量に運び込まれ、業者が選別後、一斗缶に生詰めや塩詰め作業に追われていた。
モズクは天然と養殖の2種類があるが、水揚げされるモズクのほとんどが養殖。漁業者は早朝6時に出港し、竹富島や小浜島近海にある養殖場でモズクを収穫。1日約5㌧、多いときには水揚げが10㌧以上にもなるという。
八重山漁協が昨年のシーズン(2~5月)中に扱ったモズクの量は208.604㌧。1㌔当たりの単価は120円で、今シーズンも昨年並みの実績を見込んでいる。
八重山漁協モズク養殖部会の砂川政信部会長(42)は「今年は水温も低く、日照も十分だったので味もよく豊作。昨年と同じくらいの収穫量を目指したい。ハーリーまでには収穫を終わらせたい」と意気込んだ。
収穫作業は4月から5月末まで行われる予定。