登野城漁港で21日午前、体長約3㍍の巨大なオオメジロザメが揚がった。20日午後7時ごろ、同漁港内で出漁準備中の船に近づいてきたところを玉城徳彦さん(31)らがモリで仕留めた。徳彦さんによると、2~3カ月前からサメが目撃されていたという。
徳彦さんは「1人では無理だった。父とおいっ子、高江洲のジローおじーに手伝ってもらい、どうにか仕留めた」と苦闘ぶりを話した。
おいの西表貴斗君(平真小5年)は「大きくてびっくりした」とサメの巨体に驚いた様子。
また徳彦さんの父、光将さん(66)と貴斗君は20日に漁港で釣りをしていた際に、仕留めた以外にもサメを目撃。貴斗君は「4㍍ぐらいだった。すぐ近くまで来ていた」と話した。
同日、同漁港で遊泳する子どもたちの姿があったようで、玉城友美さん(36)は「中学生らが泳いでいる。本当に怖いので泳がないでほしい」と訴えた。石垣市水産課の平良守弘課長は「漁港内にはサメが多く入ってきており、とても危険。ゴールデンウイークに向けて家族連れの観光客も増えるので、漁港内での遊泳は慎んでもらいたい」と注意を呼びかけた。