八重山菊同好会(野原裕佳会長)の第51回菊花展示会が28日、大川公民館で始まる。12人の会員が丹精込めて育てた白、黄、赤など色とりどりの菊計400点余りが所狭しと並んでいる。29日まで。即売も行われる。
展示に先立ち27日、審査が行われ、最高の石垣市長賞には大底安宏さん(79)=大浜=の「創作懸崖」が選ばれた。
白菊2本、赤菊1本を使って懸崖を作り、縦90㌢横115㌢の格子版で形を整え、国旗「日の丸」をデザインしたもの。ことし4月から作り始めた。品種が違うため、開花時期の調整に苦慮したという。
大底さんは「品種が違うので電照を別々に使わなければならず、調整が難しかったが、運良く一緒に咲いてくれた。他の賞は取ったことはあるが、最高賞は初めて」と相好を崩した。
野原会長は「大底さんの努力、頑張りが認められた」とたたえた。
展示会は2日間とも午前9時から。28日は午後5時、29日は午後3時まで。表彰式は29日午前10時から。
このほかの入賞者は次の皆さん。
▽八重山市町議会議長会長賞=大底安宏「大菊三本盆養厚物」▽八重山毎日新聞社賞=慶田盛吉弘「大菊三本盆養管物」▽石垣市商工会長賞=星英夫「大菊だるま造り厚物」▽石垣市観光交流協会長賞=星英夫「大菊だるま造り巻物」▽ホテルミヤヒラ賞=野原裕佳「福助づくり厚物」▽平田観光株式会社賞=星英夫「小菊盆栽」▽沖菊連会長賞=星英夫「玉づくり」▽沖縄タイムス社賞=石垣当貴「ポットマム」▽八重山菊同好会長賞=小浜猛「創作花壇」。