石垣市内で運転者から立体的に見える道路標示がお目見えし、話題になっている。通学路付近での交通事故防止を促すもので、その名も「ソリッドシート」。濃淡の異なる色を配し、標示部分が立体に浮き上がって見える工夫が施され、車両の減速効果が期待できるという。
同シートは近年、全国的に普及しつつあり、石垣市では初の試みとして市民から要望があった市内6カ所に稲妻をイメージした「サンダータイプ」を導入した。形状は「マウンテンタイプ」や「ブロックタイプ」など数種類あるという。
市の2013年度交通安全対策事業として3月末から整備し、現在、登野城・真喜良・新川の市内3地区計6カ所に設置されている。市施設管理課では「今後、結果を検証したうえで標示を増やすかを判断したい」としている。同課の担当者は「標示がなくても、横断歩道手前ではこれまで通り減速してほしい」と呼びかけている。