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ぱいーぐるズ8強進出 全国離島中学生野球

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 国土交通大臣杯第7回全国離島交流中学生野球大会(同実行委主催)は19日、新潟県佐渡市の両津野球場などで1、2回戦が行われ、初出場の石垣市選抜チーム「石垣島ぱいーぐるズ」が8強に進出した。

 ぱいーぐるズは5人の投手を継投し、初戦で愛媛県上島諸島のKAMIJIMAを4ー0、2回戦で北海道礼文島の礼文ファイターズを51で退け、準々決勝に進んだ。

 兼松良明監督は「全員が出場できたのが、よかった。全員野球を展開し、石垣での盛り上がりをそのまま持ち込めた。選手ものびのびプレーしていた」と初日を振り返った。

 ぱいーぐるズは20日、4強をかけて長崎県対馬島の対馬ヤマネコボーイズと対戦する。

 監督は「強敵だ。雰囲気を崩さず、一球一球に集中し、少ない好機をものにしたい。そのために全員出場させた」と意気込みを語った。

 初日の結果は次の通り。

 【1回戦】

石垣島ぱいーぐるズ

1001101-4

0000000-0

KAMIJIMA(愛媛県上島諸島)

(石)川満、新垣大底

(K)福井西本

▽本塁打=東盛(石)

▽三塁打=美差(石)

 【2回戦】

石垣島ぱいーぐるズ

100310-5

001000-1

礼文ファイターズ(北海道礼文島)

(石)島袋、登野城、﨑山美差

(礼)石井濱田

▽二塁打=伊志嶺(石)


水難事故、今年すでに19件 前年を上回るペース

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 郡内で多発している水難事故。12日には、東京から観光で訪れていた男児(8)が石垣市桴海の米原海岸で遊泳中に死亡する事故があった。市消防本部と石垣海上保安部、八重山署のまとめによると、今年発生した水難事故は14日までに19件(うち死者7人)で、前年8月末時点の17件(同6人)をすでに上回っている。2012年の年間発生件数17件(同4人)よりも多く、市消防などでは「海には危険が潜んでいることを再確認してほしい」と呼び掛けている。

 市消防などのまとめによると、今年は6月だけで8件の水難事故が発生。7月と8月前半の1カ月半では6件発生している。昨年は6~10月までに20件の事故が起きている。

 8歳以下の子どもの水難事故は、12年、13年ともに年間で3件。今年は12日の1件を含め、すでに2件発生した。海保は「ライフジャケットや浮輪を活用してほしい」、市消防は「子どもからは目を絶対に離さず、浅いところでも溺れる可能性があることを認識してほしい」と注意を求める。

 また、今年発生した19件のうち、観光客など八重山圏域外の人の水難事故は15件。昨年は年間27件中17件、一昨年は同17件中8件で、圏域外の人が水難事故に遭うケースが増加している。

 海保は「魚やサンゴを見ようとしているうちに、知らずに流されるケースもある。事前に情報収集してほしい」と話した。

 八重山署は「関係機関が連携して水難事故防止に取り組む活動を八重山全体に広げたい」と述べた。

告示まで2週間切る 竹富町議選

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 任期満了に伴う竹富町議選(定数12)は9月2日の告示まで2週間を切り、19日までに現職8人、元職2人、新人7人が出馬の意思を固めたが、新人3人がいまだに出馬を「検討中」としている。町議は現在、小浜と波照間で2人ずつ、竹富と黒島で各1人、西表島東部、西部各3人の構図となっている。だが、竹富島から2人が立候補する動きがあり、告示まで2週間を経過しても立候補予定者が決まらない状況が続いている。

 

 竹富島では勇退の意向を示していた現職の新田長男氏(53)が後継者の擁立を断念し、出馬の意思を固めた。 一方、新人の與那國光子氏(66)が出馬を検討しており、同島から2人が立候補する可能性も出ている。

 波照間島では、勇退の考えを示しながら後継者擁立が難航し、再出馬に動いていた嘉良直氏(58)は後継者に新人の波照間順一氏(64)の出馬が決まり、嘉良氏は勇退する。

 現職の東迎一博(65)も続投に意欲を示している。

 小浜島では現職の大石功幸氏(59)の後継で上盛政秀氏(59)、前泊竹宏氏(65)の後継で大久研一氏(49)の出馬で固まっている。

 黒島は島仲秀憲氏(70)が2期目に挑む。

 一方、西表島東部では現職の新博文氏(59)=大原=、西大舛髙旬氏(66)=同=が出馬の意欲を示す中、元職の黒島彪氏(66)=同=、新人の山盛力氏(62)=豊原=が出馬。公明党の西表貫之氏(61)=大富=は勇退し、後継に三盛克美氏(48)=上原=が立候補する。

 西表島西部は三盛氏を除くと、現職の渡久山康秀(66)=上原=、仲里俊一(61)=住吉=、宮良用範氏(63)=祖納=が続投。元職の通事隆一氏(72)、新人の那根操氏(62)、加勢本曙氏(63)が名乗りを上げているほか、新人2人は依然「検討中」としている。

たとえば…

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 ▽…30日に予定されている登小っ子ふれあいまつり。現校舎で行われる最後のまつりとあって実行委員会もこれまで以上に盛り上げようと張り切っている。ただ、八重高カラーガード部が友情出演する以外は内容的に例年とあまり変わらないようで、もう一ひねりほしい所。例えば現校舎の壁に絵を描くコンテストなどができれば、児童の思い出づくりにもなるかもしれない。もう間に合わないか。

 ▽…来年4月に認可保育園として開園する予定の保育園こどもの家。新園舎を建設する園庭に、大きなガジュマルがある。1986年11月1日の開園直後に移植したもので、当時は1階の屋根の高さもなかったが、今では屋根をはるかに超え、見事な枝ぶりをみせている。木陰は子どもたちの格好の遊び場。撤去という話もあったが、工事の間は別の場所で過ごし、完成後にまた戻ってくる。

 ▽…3日間の「美ら星研究探検隊」が終わった。県外からの参加者は「とても美しく、自分たちの町では見られない星空なので、うらやましい」と絶賛。その一方で、石垣島天文台の宮地竹史所長は「多くの星が見られる場所なのに、地元の子どもたちの関心が低く、残念」と話す。せっかくの地域資源。子どもたちの関心をどう集めるかが課題。

ウミガメひょっこり? いえいえ「亀石」と呼ばれています…

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ウミガメの姿をした「亀石」=18日夕、南ぬ島石垣空港展望デッキから撮影

 南ぬ島石垣空港の東側には青い海とサンゴ礁に囲まれた白保海岸が広がり、空港4階の展望デッキでは利用客がその眺めを楽しんでいる。その景色の中に1匹の“ウミガメ”がひょっこりと姿を現し、ちょっとした話題に。“生息場所”は空港から約1㌔離れた海の中だ。

 埼玉県川口市から観光で訪れ、展望デッキで機体を眺めていた佐々木正伸君(9)は「川平湾のグラスボートから見えたウミガメにそっくり。石垣を離れる前にまた再会できた」と興奮気味。

 父親の伸孝さん(44)は「“亀”の後ろに続く岩が、仲間を引き連れているみたいですね」と笑顔で語った。

 同空港内で働く女性(36)は「(このような岩があることに)気付かなかった。空港の隠れスポットになれば利用客の楽しみも増えるのでは」と話す。

 漁師歴60年の新里昌俊さん(72)=石垣市白保=は「地元では『亀石』と呼ばれる有名な岩。名前の由来は分からないが、昔から目印のようになっている。自然に亀の形になるのは珍しい」と説明した。

 しらほサンゴ村の上村真仁さんは「この岩の付近ではアーサがよく採れるので目印のようになっていると思う。この岩をきっかけに多くの人が白保の海を知ってほしい」と期待している。

「最後にあんなヒットを打つなんて」 沖尚

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安里健選手がサヨナラを決めた瞬間、喜びを爆発させた同級生や少年スネークの子どもたち=20日午後、石垣市大川の黒島智幸さん宅

 第96回全国高校野球選手権大会で、沖縄尚学の安里健(たける)選手(3年)は20日、二松学舎大付属高校戦に4番三塁手で先発出場。5対5の同点で迎えた九回裏、1死二塁の好機で、左中間を深々と破るサヨナラヒットを放ち、夏の甲子園としては初めてとなる沖尚の8強進出に貢献した。石垣島でテレビ中継を見守っていた親類や友人たちは「最後にあんな打球を打つのは、さすが」と活躍をたたえた。

 石垣市大川の黒島智幸さん宅には同級生や、安里選手が在籍していた少年スネークの子どもたちが集まり、テレビ中継される試合に一喜一憂。

 中学までともに野球をしていた黒島美香さん(八重高3年)は「終盤まで相手の流れだったので、やばいと思った。健も打てていなかったので調子が悪いのかと心配だった。最後にあんな打球を打つのは、さすが」とコメントした。

 スネークの宮良忠利君(登野城小6年)は「最後まで諦めず、勝利への執念が出ていた。健選手も最後の場面で勝負強い打撃をしていた。僕も健選手のような選手になりたい」と語った。

 同級生らは試合終了後、インタビューを受ける安里選手がテレビに映し出されるとスマートフォンで画面を写真に収めていた。

 石垣市新川の祖父、光雄さん(80)宅では祖母、サチさん(75)をはじめ親類や知人がテレビ観戦。

 光雄さんは「逆転されてヒヤヒヤした。最後の打席も2ストライクまで追い込まれたので心配したが、打ってくれて万々歳だ。高校最後の甲子園なので、次は本塁打を」と期待を寄せた。

 サチさんは「孫がサヨナラを決めた瞬間、テレビの前に躍り出てみんなで抱き合った。相手にリードされていたときは『負けるのかねー』と不安だった。みんなの応援のおかげ」と喜んだ。

 2人は「準々決勝に勝ったら、甲子園に行く」と直接、孫の応援に出かける考えのようだ。

商工生が中国語でバイト クルーズ船からタクシーへ誘導

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クルーズ船の乗客に中国語で行き先などを尋ねる八重山商工高校観光コース2年の新里諒さん(右)と大城稜さん(左)=20日正午ごろ、石垣港

 八重山商工高校商業科観光コースで中国語を学ぶ2年生の大城稜さん(17)と新里諒さん(16)が20日、台湾からクルーズ船で到着した乗客向けに中国語で通訳を行うアルバイトに初めて挑戦した。県ハイヤー・タクシー協会八重山支部(請盛真実支部長)の通訳ガイドとしてアルバイトしたもので、台湾からの利用客に行き先や人数を尋ね、運転手らに「川平湾まで4人です」など伝え、スムーズな配車をサポートした。

 同協会が通訳として高校生を雇うのは初の試み。

 同コースの生徒たちは7月、学習の一環としてクルーズ船の乗客向けにガイドを行っており、このときに2人の活躍を目にした同支部が、学校側に「ぜひ挑戦してほしい」と働きかけて実現。請盛支部長は「少しでも話せる人がいると助かるし、学生たちの勉強にもなれば」としている。

 アルバイトは今月中にさらに2回行う。

 大城さんはアルバイトを終えて「感謝の言葉をかけてもらえるのがうれしい。会話が難しくて、英語交じりになってしまう場面も多かった」と感想。

 台北から来た張客禎(チャン・クーチェン)さん(22)は「笑顔で親切に助けてくれるのがかっこいい」と話した。

「この1勝は宝もの」 祖父・武弘さん目に涙

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大嶺祐太投手の初勝利が決まり、テレビの前で万歳を繰り返す人たち=20日夜、石垣市八島町の大嶺武弘さん宅

 千葉ロッテマリーンズの大嶺祐太投手が20日、QVCマリンフィールドで行われたオリックス・バファローズ戦で今季6度目の先発マウンドに上がり、初勝利を手にした。祖父、武弘さん(75)は石垣市八島町の自宅で知人とともにテレビ中継で祐太投手の投球を見守り、「この1勝は宝物」と目に涙を浮かべた。

 祐太投手は五回を投げ終え、勝ち投手の権利を保持したままマウンドを唐川侑己投手に譲り、チームも得点を重ねながら終盤へ。テレビの前では、相手のアウトカウントが増えるたびに「よーし」と声が上がり、乾杯が繰り返された。

 九回には翔太選手が二塁の守備に入り、「よっしゃー」と歓声。

 最終回の三つ目のアウトがコールされると全員が立ち上がり、手をつないで「ばんざーい」と喜びを表現した。

 この日は武弘さんの母の命日。武弘さんは「今日は祐太が投げる。見守ってください」と仏壇に手を合わせたという。

 武弘さんは「最初から今までの投げ方と違い、いい感じに見えた。(翔太選手も同じ試合でグラウンドに立ち)最高の一日だった」としみじみと語った。


来年度までに295人増員 認可化を促進、施設整備

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敷地内に新園舎が建設され、来年4月から認可保育園として開園する保育園こどもの家=20日午後、石垣市平得

 石垣市内の認可保育園の受け入れ枠が2011年度から拡大している。市児童家庭課(運道徹課長)によると、待機児童の解消に向けて11年度から認可外保育園の認可化促進を本格化、県安心こども基金を活用して認可化に伴う施設整備や認可園の増改築を支援しており、15年度までに295人分の定員枠が新たに確保される見通しだ。このほか、みやら保育園(定員85人)、まきら保育園(同60人)を分園して定員を拡大する計画も検討している。

 市内の保育園は現在公立7園、認可10園で計1165人の定員枠。保育を必要としながら入所できなかった待機児童は60人いるが、保育園に預けて働きたいという保護者の潜在的待機児童は600人とみられており、受け皿整備が課題となっている。 

 同課によると、11年度に「なごみの広場保育園」が新規開園、12年度に「緑ケ丘保育園」が認可化に伴う園舎新設、13年度には認可の「あいの保育園」と「みやら保育園」が増改築され、この間に認可保育園の定員が175人増えた。

 14年度は、認可の「みよし保育園」が建て替えを行っているほか、認可外保育園の「こどもの家」が認可化に伴う園舎新設に着手しており、それぞれ来年4月に開園する。さらに認可の「やしの実保育園」も14年度から15年度にかけて新増改築する予定。これによって120人分の定員増となる。

 認可保育園になると、厚労省の基準に基づいて施設整備が行われるほか、資格を持った保育士も定数を満たすことになるため、保育内容が充実する。

 来年4月、定員80人の認可保育園として開園する保育園こどもの家の仲本敦子園長は「施設も人員も充実され、より安心、安全に保育ができるようになる。今後も地域に根ざした保育をしていきたい」と話している。

 新しい園舎には保育室、調理室、事務室のほかランチルーム、遊戯室が新たに設けられる。受け入れ児童も1~4歳を0~5歳児に拡大する。

開通に11年の歳月

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 ▽…石垣港伊原間線の野呂水地区道路改良工事がようやく完了する見通しがたった。来年3月までには道路整備工事を終え、供用開始手続きをへて同年4月以降の早い時期に開通する見込み。すでに整備された道路は県道から見えるため、「いつ開通するのか」との声も挙がっていた。工事着手から11年目にして開通する。

 ▽…水中ロボットを製作し、海中を観察する環境教室に地元の子どもたちが参加。小型カメラや無線LANなどを搭載した「ハイテク機器」で海中遊泳に挑戦したが、操作不能や作動しないロボも。東海大の坂上准教授は「失敗で学ぶことは多い。工学とはそんなもの」と笑い飛ばしたが、「これまでの教室でこれほど動かないのは初めて」とポツリ。

 ▽…石垣市と竹富町の小中学生30人が参加したイングリッシュサマーキャンプ。終了後、石垣中2年の金城雅秀君は「とても疲れたが楽しかった」、八島小6年の小濵恋華さんは「とても良い時間を過ごせた。ありがとう」とそれぞれ英語で感想を語り、充実した表情をみせた。英語力を付けた児童生徒の今後の活躍に期待。

レコードが聴かれなくなって久しい。CDなど…

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 レコードが聴かれなくなって久しい。CDなどデジタル機器の普及で気軽にクリアな音を聞くことができるようになり、徐々に置き換わり、姿を消した。以前は多くの家庭にプレーヤーがあり、ヒット曲などをレコードで聴いていたものだが、今では見かけることもほとんど無くなった▼だが、CDなどのデジタル機器と比べ決してクリアではないが、レコードの音を聴くと懐かしさとともに、奥行きのあるアナログの音の良さを感じることができるだろう▼先日、ある愛好者から市立図書館に眠っている1千枚を超えるレコードの有効活用を訴えられた。図書館によると、ある程度の分類はしてあるが、市民への貸し出しなど、有効利用はできていない状態だという▼たしかに、図書館にはCDなどは陳列され、市民も利用しているようだが、レコードは見かけない。せっかくの貴重な財産を倉庫に寝かせて置くのももったいない気もする▼リスニングルームを設け、ヘッド本越しにでもレコードを鑑賞できるようにしてはどうだろうか。有効活用には気軽に聴ける環境は必要だろう▼身の回りでデジタル化、コンパクトが進み、利便性が高まる中、最近見直されつつあるアナログのレコードを聴くことで、デジタルにはない音の奥深さを実感できるかもしれない。(下野宏一)

振り込め詐欺に注意して 八重山署

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振り込め詐欺や交通安全について警察官から話を聞く今井啓さんと妻の容子さん=21日午後、石垣市登野城の今井さん宅

 八重山署(仲村智成署長)は21日午前、「オジー・オバーの安全安心ローラー作戦」と銘打った取り組みを行い、警察官15人が高齢者宅を訪問し、振り込め詐欺や交通安全について注意を呼びかけた。

 このうち、登野城の今井啓さん(83)、容子さん(83)宅を訪れた仲間暁子巡査が振り込め詐欺の現状について話し、「『絶対にもうかる』『あなただけに教える』などと言葉巧みにもうけ話を持ちかけてくるので注意して」と呼びかけた。

 また、車を運転する際や道路を横断する際の注意すべき点を伝えた。

 深夜に働く啓さんは「今後も睡眠不足や事故に遭わないよう注意したい」と語り、振り込め詐欺についても「とても勉強になった」と話した。

火葬炉整備費を可決 石垣市新火葬場

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火葬炉の整備費を盛り込んだ2014年度一般会計補正予算を提案した石垣市議会臨時会=21日午前、本会議場

 現火葬場の向かい側の隣接地5085平方㍍で新火葬場建設を計画している石垣市は21日、市議会(伊良皆高信議長)の臨時会を招集し、火葬炉の事業費1億4052万円を追加する2014年度一般会計補正予算案を上程した。全員協議会での審議を経て、全会一致で可決された。市は14年度で実施設計、用地取得、用地造成を行い、15年度の建築、16年度の供用開始を目指している。

 火葬炉はメーカーによって機械室や規模、配置が違うため、市は9月に3社の指名競争入札を行い、メーカーを選定して実施設計に反映させる考えだ。実施設計は12月までに終える。

 3社については、市新火葬場建設検討委員会(新里隆男委員長、委員10人)が昨年1月、4社を対象に総合評価を行った結果、適格性があるとして答申していた。火葬炉は3基(常用炉2基、予備炉1基)を必要としている。

 市は今回、新たに3社から見積書の提出を受け、これをもとに事業費を算出して補正した。

 これに対して全員協議会では「総合評価の高いメーカーがあるのになぜ入札するのか」などの質問があり、慶田盛伸市民保健部参事兼環境課長は「検討委員会の答申を尊重し、公平公正の観点から入札に付す」などと答弁した。 

 新火葬場の維持管理のあり方については今後、検討委員会を立ち上げ、霊きゅう車の運用を含めて議論することになっている。

 今回の補正で一般会計予算は総額238億7410万円となった。

金城さんが最優秀賞 若い経営者の主張

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最優秀賞に選ばれた金城秀信さん=21日夕、竹富町立交流センター

 県商工会青年部連合会先島支部(支部長・金城球二石垣市商工会青年部長)の「若い経営者の主張発表大会」先島大会が21日夕、西表島東部の竹富町立交流センターで開かれ、

竹富町、宮古島市伊良部、石垣市の各商工会青年部の代表3人が発表した。審査の結果、「青年部活動と地域振興・まちづくり」と題して発表した金城秀信さん(38、石垣市商工会青年部)が最優秀賞に選ばれた。金城さんは今月30日に嘉手納町で開かれる県大会に派遣される。

2位は伊志嶺伸悟さん(31、宮古島市伊良部商工会青年部)、3位は鈴木一慶さん(35、竹富町商工会青年部)が入賞した。

 発表大会は次代を担う若手経営者としての資質向上と商工会青年部の役割や活動のあり方について研さんすることなどが目的。

 金城さんは金城製麺所の3代目として営業を担当している。

 老舗の製麺所ということもあり、初代や先代と比較される苦悩や経営者を取り巻く厳しい環境の中で、商工会の先輩たちのアドバイスが自身を支えたことなどを発表。「初めのころは商工会のことはよく分からなかったが、他の職業や地域との関わり方を学び、商売に生かす技術を得ることができた」と述べた。

 大会終了後、金城さんは「県大会までに原稿を読み込み、自分の主張を審査員にしっかり伝え、上位入賞を目指して頑張りたい」と抱負を述べた。

SKYの搭乗率アップを 20協同組合が応援宣言

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スカイマークの応援宣言が読み上げられた後、拍手する20事業協同組合の代表ら=21日午後、大浜信泉記念館

 石垣―那覇間でスカイマーク(本社東京、SKY)の搭乗率が伸び悩んでいるとして、県中小企業団体中央会の会員と八重山地区組合連絡協議会で構成する八重山地区20協同組合(東郷清龍代表、416社)は21日、大浜信泉記念館で会見し、「石垣島の観光、経済の発展のために今後もスカイマークが長期的に安定した運航ができるよう、応援を宣言する」と発表した。

 SKYは経営不振を理由に、成田―沖縄路線の撤退や不採算路線の運賃引き上げを発表しており、同組合では「石垣路線継続をめぐる事態も悪化している。スカイマークの低搭乗率が続き、路線の撤退や運休となれば、航空運賃は以前の金額に戻り、観光産業や市民生活に暗い影響を与えることは宮古島の例からも明らか」と指摘した。

 宮古では2011年9月からSKYが那覇路線で運航を開始したが、他社も値下げに踏み切った結果、搭乗率が伸びずに13年4月から2カ月間、運休した経緯がある。

 会見に出席した宮古島市議の平良敏夫氏は「運休後、他社が運賃を引き上げたため、島民は危機感を肌で感じた。SKYの搭乗率は運休前が平均32・8%だったが、再開後は平均58.6%になっている」と報告した。

 八重山自動車整備協同組合の上地稔代表理事は「SKYのおかげで那覇間の運賃が下がっているのは頭では分かっているが、これが行動にはつながっていない。ぜひ行動に移してほしい」と呼びかけた。

 SKYの石垣|那覇路線の搭乗率は今年1月から31.9%、44.0%、55.4%、42.7%、40.8%、50.2%と推移、観光ピーク期の7月は73.3%と上昇した。


虚偽証言の告発は見送りへ 竹富町議会百条委員会

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 竹富町議会の百条委員会(宮良用範委員長、委員7人)が21日午前、議場で開かれた。関係者によると、証人尋問を受けた5人のうち、複数の証人が21日までに証言の訂正を申し出て受理されたことで「虚偽の証言」による告発は見送られる見通しとなった。証言訂正の内容は「遡及(そきゅう)決裁」があったことを認める内容とみられている。川満栄長町長が証言を訂正したかどうかは分かっていない。焦点は今後、公文書偽造による告発や補助金返還の事態に発展した場合の責任の所在などに移っていくことになりそうだ。

 専決処分を行った補正予算について、当局は2012年度末の13年3月31日までに明許繰り越し手続きを行ったとしているが、野党系町議らは、当局が13年4月に入っても同手続きを行っていなかったことを把握し、日付を偽造して決裁した「遡及決裁」が行われたとみて調査してきた。

 同委は15日に証人尋問を行い、川満町長と当時の担当者ら職員4人の合わせて5人を尋問した。尋問後、21日の委員会までに複数の証人が証言の訂正を申し出て受理された。

 21日の委員会は非公開で行われ、調査報告についてまとめた。調査報告の概要は宮良委員長が22日の本会議で報告し、採決する。公文書偽造で告発する場合は追加日程で告発決議を採択することになる。

ピンとこない百条委

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 ▽…竹富町議会百条委員会の報告を傍聴しに来た町民からは議会終了後、「意味が分からない」「どうなった? 告発するの?」と疑問の声が挙がった。議会が告発する場合、追加日程で告発決議を上程・裁決するが、告発決議を行わずに口頭による委員長報告だけで終わったことで、見ているだけでは状況が把握できない。傍聴者に対する配慮や説明が必要では?

 ▽…夏の甲子園で沖尚は8強で敗退した。石垣市出身の安里健選手の祖父母宅からテレビ観戦で応援していた親類からはため息がもれたが、安里選手が本塁打を放ったことに大喜び。秋の国体や18Uアジア選手権などに参加する高校日本代表チームへの選出も期待されており、祖母のサチさんは「まだまだ終わらないよ」とニンマリ。

 ▽…こども博物館教室の気象台見学では、職員が自然災害から身を守る方法についても説明。落雷については金属を身に着けていなければ大丈夫と思いがちだが、実験によると、5回中3回は身に着けていない人に落ちる結果に。車や建物の中に逃げることが重要だという。広島県では大雨による土砂災害なども起きており、人ごとではない。日ごろから防災意識を持つことが大切だ。

高齢者が何人か集まる酒座は、決まって病気…

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 高齢者が何人か集まる酒座は、決まって病気と健康の話になる。途中でそういう暗い話はやめようということになるが、いつの間にかまたその話に戻り、苦笑するお仲間は少なくないはずだ▼そこでまた健康の話だが、昨年12月世界文化遺産に登録された「和食」の代表格の「みそ汁」は、どうやら血圧とは無関係なことが昨年10月、学会の発表でわかった▼みそに含有される塩分の高血圧への影響の不安から、「みそ汁」離れが進んでいたため、共立女子大の上原誉士夫教授らが研究の結果、血圧に影響ないことがわかった▼むしろ「1日1杯のみそ汁」の食生活が、動脈硬化を引き起こす血管年齢を10歳程度改善させるというから、高血圧の人たちには今年初めの「ヤギ肉」に続く朗報だ▼高齢者は健康だけでなく、他にも憂いは多い。タカ派首相の暴走で戦場に駆り出される子や孫たちの未来、安い賃金で貧困にあえぐ若者や母子家庭などの未来もそうだが、中でも今、最も懸念しているのが国の理不尽な沖縄差別だ▼しかも仲井真知事や県選出の自民党国会議員、経済団体らが国という長い物に巻かれた結果、辺野古の海にくいが打たれジュゴンが危機にある。結局沖縄の長い物に巻かれる繰り返しが国をつけ上がらせている。オール沖縄での歯止めが必要だ。(上地義男)

あっぱれ、これぞ学校経営

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■学校理解に努める八重農

 「耳を疑う」という簡易な語では到底間に合わない。女子中学生買春という仰天事件を県教育庁幹部が起こした。かつて、この種の非行対策の県全体の企画立案者であり責任者である。全くばかばかしさこの上なしだ。信頼回復は難しいのではないかと考えたくなる。

 そんな中にあっても学校現場では、真摯(しんし)に誠実に職務を全うし教育のレールを敷いている。ここでは県立八重山農林高校(渡久山修校長)を取り上げる。

 先月、同校は中学校の教員を招き授業の体験講座を開いた。教育内容を理解し、進路指導に生かしてもらいたいとの思いからだ。実業高校の場合、その学習内容や方法について中学校側には分からないところがある。分からずしての進路指導や相談は適切とはいえない。その齟齬(そご)を解消するためのものであった。そこには受け入れる方(高校)の自負、送り出す方(中学校)の自信が、互いに交錯しあっていたのではないか。

 同校は学科改編でこれまで親しみのあった学科名をすべて英語のカタカナ名にした。そのため、どうしてもその学習内容がストレートに伝わってこなかった。

 しかし、これまで実業高校としての特性を生かし農業祭などをとおして市民に親しまれてきた。また、生産物の販売や展示等から生徒の学習成果を見ることができた。今回、新たに体験講座を加えて広く学校理解に努めたのである。カリキュラムを知り、生徒の学習する様子を思い浮かべるのは楽しい。定員割れが続く同校。そこには、それを避けたいと心を砕く学校の姿がある。誇りがある。あっぱれ、これぞ学校経営と賛辞したい。

 

■学校再生は校長から

 現在、多くの高校が部活動と学習の両立で苦労している。遅い放課後練習、早い早朝練習、通常授業と生徒は過密スケジュールの中にある。今回、体験講座を手がけた渡久山校長の前任校は県立美里工業高校。甲子園出場経験のある野球の名門校だ。そこで、渡久山校長は教職員と一丸となり早朝講座を開講。工業高校ゆえの第2種電気工事士など資格試験全員受験を目指した。そこで、入学試験段階からその周知を図ってきた。その結果、全員が受験に臨み、高い合格率を誇っている。特筆すべきことは、部活練習参加の必須要件として資格試験合格が課せられていることである。高校教育の在り方と目的が的確で、みごとな学校経営感覚といえよう。

 

■学業と部活動の並立

 部活動と学業の並立を考えるとき、学びたい取り組みだ。渡久山校長によると、大方の学校が類似なことを導入しているようだ。美里工業の場合、それを学校経営計画でシステム化したところが成功した因ではないか—と言う。卓見である。

 卒業後の先には、職業選択と職場獲得という避けられない試練がある。それが常に念頭にある高校生活であってほしい。そのことを父母も教員も説き続けなければならない。なぜならその重要さを一度体験しているからだ。そして現在も認識している。自立を助ける—教員の仕事を集約すればそこにたどり着く。

喜舎場永珣の資料2927点 調査会で整理へ

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八重山博物館に寄贈された喜舎場永珣氏の調査ノート。今後、整理や分析作業が行われる=22日午後(同館提供)

 石垣市教育委員会(石垣朝子委員長、委員5人)は22日午後、第6回定例会を開き、喜舎場永珣資料調査会設置要綱の制定など2議案を審議し、原案通り承認した。

 喜舎場永珣氏(明治18年7月15日生)の資料は2012年に八重山博物館に寄贈されたもので、古文書や調査ノート、スクラップ、歴史資料など460件2927点に及ぶ。

 八重山諸島のみならず、琉球史研究に影響を与えるとみられる貴重な資料がそろっており、これらの整理と調査・分析を円滑に進めるため、調査会を設置することになった。

 調査員は学識経験者と市職員10人以内で組織し、調査や整理について指導や助言、調査補助を行うほか、会議で調査の方針などについて話し合っていく。

 同館の東迎正則館長は「早めに調査員の選定や日程調整を行い、整理作業に着手したい」と話している。

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