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華麗なボールさばき披露 PBパフォーマーJJ

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ドリブルなど基礎について指導したプロバスケットボールフリースタイルパフォーマーのJJ(右)=22日午後、登野城小学校体育館

 2007年に開催されたバスケットボールの「FREESTYLE BATTLE 日本一決定戦 FINALROUND」で優勝し、プロバスケットボールフリースタイルパフォーマーとして全国で活躍する那覇市出身の「JJ」(本名・仲宗根潤治)が安里塾に参加し、華麗なボールさばきで子どもたちを魅了した。

 JJは、二つのボールを使ったドリブルや、ボールを両手で扱うハンドリングの基本を子どもたちにアドバイスしていた。

 JJは「島の子どもたちはどんな指導も受け止め、チャレンジする姿勢が素晴らしい。自分のパフォーマンスを通じて選手の技術向上に役立てたい」と意気込んだ。

 直接指導を受けた村山颯一君(10)は「JJのドリブルやボールさばきがカッコ良かった。両手でボールを扱うのは難しいが、将来はJJみたいにうまくなりたい」と目を輝かせた。


スリランカで技術指導 整備士の寺崎茂さん(66)

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整備技術ボランティアで来月、スリランカへ出発する寺崎茂さん=20日午後、西表島交通船浦整備工場

 【西表】南アジアのスリランカ共和国の北西部にあるクルネーガラ県で地元の専門学生や企業を対象にボランティアで自動車やバイク整備の技術指導を行うため、西表島交通㈱船浦整備工場勤務の寺崎茂さん(66)が9月15日に現地へ出発する。滞在期間は10日間。ボランティアは2008年4月に続き2度目。「基本技術と整備士とは何かを伝えたい」(寺崎さん)という。

 寺崎さんは東京工科専門学校(東京都中野区)でエンジンメンテナンス学科の教諭として35年間勤務。08年の定年後に趣味のディンギーヨットでサンゴ礁の海を駆け抜けたいという思いで西表島に移住した。

 スリランカへの技術ボランティアは、08年4月に友人の誘いで全額自己負担で初参加。 当時は現地の工業高校の生徒を対象に技術指導を行った。寺崎さんは「発展途上国だが、生徒たちの学ぶ姿勢は真剣。ボランティアのやりがいを感じた」と振り返る。

 スリランカの主な産業は紅茶や天然ゴム、コーヒーや糖業。住民の「足」を支えるのは鉄道が主流だが、自動車やバイク人口は年々増加。寺崎さんによると、専門的な知識を要する自動車整備士の社会的地位は高いという。今回の活動では、コンピューター制御された車両の電子制御システムの整備や専用機器を使った故障診断方法などを技術提供する。

 今回の渡航を最後に現地でのボランティア活動を終えるという寺崎さんは「基本技術と整備士とは何かを伝えたい。現地の人々の力になれたらうれしい」と語った。

 寺崎さんの活動に対し同社の林隆志工場長(44)は「知識や経験が豊富な人で社内では重要な存在。現地で頑張ってほしいので、気持ちよく送り出したい」と話している。

来春にも開通へ 野呂水地区の県道

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来年3月までに工事が終わる見通しとなった県道石垣港伊原間線の野呂水地区改良工事区間(左側)。右側は現県道=21日午後

 蛇行した道路線形を改良する県道石垣港伊原間線の野呂水地区道路改良工事は、難航していた用地取得が解決し、来年3月までに工事を終える見通しとなっていることが分かった。同道路は、市街地と川平や名蔵など観光地の拠点を結ぶ重要な幹線で、バイパスを整備することで観光産業振興、地域活性化につながることが期待される。県八重山土木事務所道路整備班は「並行して供用開始の手続きを進め、2015年度の早い時期に供用開始ができるよう努力したい」(玉城正教班長)としている。

 野呂水地区の改良工事は線形が不良で見通しが非常に悪いうえに歩道もないため、車両と歩行者の安全で快適な通行を確保できないとして計画された。

 道路延長は2.5㌔。幅員を現在の6.5~7㍍から11㍍(片側歩道3.5㍍)に拡幅して整備するもので、04年に着工していた。

 この間、工事を進める一方、一部の道路予定地で用地取得が難航。県は土地収用法の手続きを進めてきたが、13年3月に地主との任意交渉の結果、同意を得た。

 13年度までに1470㍍を整備、14年度は残り1030㍍の工事を発注した。来年3月までには完了する見込み。

 事業費は12億5000万円を予定している。

 野呂水地区の改良工事は00年9月、石垣市観光協会(現石垣市観光交流協会)などが県に要望していた。当時の要請活動に関わった宮平康弘前会長は「西回り線は観光拠点の川平湾に行く観光ルートとなっており、今回のインフラ整備で安心安全な通行ができるようになる。長い時間がかかったが、ようやく開通の見通しがたってうれしい」と喜んだ。

 一方、改良区間が開通した後の野呂水地区の現在の県道について県は補修して道路の健全度を高めた上で、石垣市に移管する方向で調整している。

補助金返還の可能性も 竹富町議会百条委員会

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専決処分で遡及(そきゅう)決裁があったとすることを報告した竹富町議会の百条委員会の宮良用範委員長=22日午前、議場

 竹富町議会の百条委員会(宮良用範委員長、委員7人)は、22日午前に開かれた町議会臨時会の最終本会議で「専決処分の2012年度一般会計補正予算」について「遡及(そきゅう)決裁」が行われたと報告。賛成多数(賛成7、反対3)で可決した。公文書偽造などによる告発はないが、報告書では「刑法や補助金等予算執行の適正化に関する法律に抵触しているおそれがある」と指摘しており、補助金返還の有無が今後の焦点となりそうだ。

 百条委の報告を受け、川満栄長町長は報道陣の取材に応じたが遡及決裁についての言及は避け、「訂正したと言うことだけでノーコメントとさせてほしい」と述べるに留めた。

 証言の訂正については、百条委調査後に当局も独自に内部調査を実施し、遡及決裁があったことが確認できたため、資料の訂正などを申し出たという。

 川満町長は問題となっている決裁書への押印は認めたが「職員を信頼して仕事をしているので違法性の認識は全くゼロだった。今もどうなのかと言うと、判断に戸惑っている」と、違法性の認識がなかったことを強調した。遡及決裁が行われた理由については「(内部調査では)確認していない」とし、「原因の究明も当然必要になってくる。再発防止策は講じているので原因の究明も含めて検討したい」と原因究明と再発防止に取り組む考えを示した。

 百条委を設置した町議会の野党系会派「竹富町未来を考える末広の会」の新田長男会長は「公文書を偽造していたことについては確認できたが、告発すると職員も巻き込まれかねない」と述べ、職員を擁護する観点から告発決議を見送ったことを説明した。

 専決処分を行った補正予算について当局は12年度末の13年3月31日までに明許繰り越し手続きを行ったとしていたが、野党系町議らは13年度(13年4月)に入り、当局が実際には手続きを行っていなかったことを把握。日付を12年度内に偽造して決裁したとみて、同委員会を設置し、調査を進めてきた。

国道宮良入り口のヤラブ(テリハボク)並木の文化財指定で…

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 国道宮良入り口のヤラブ(テリハボク)並木の文化財指定でヤラブ樹幹の若枝採り作業にも張りが出てきた▼素手で採れるうちに摘んでしまおうと八重山ライオンズクラブ(岡部厚志会長)の会員が早朝に出動し作業回数を増やしている。昨日は地域の夏休み親子ボランティアの協力もあり作業距離を延ばすことができた▼この時期、木は成長も旺盛で、ひと月もたたないうちに、ヤラブの新芽は再び出ていたちごっこの様相。樹幹や根はイジメで活性することがあるという。ヤラブも枝摘みをイジメと感じ、命を守ろうとせっせと芽を出しているのかしらん▼庭でもそうだが、木々は植えっぱなしでは伸び放題で荒れてしまうことはよく経験する事。ヤラブ並木もこれまでは、年に1、2回枝打ちされるだけで手入れらしい手入れがされてこなかったので植栽マスの草ともども荒れていることが多かった▼いみじくも、野底から枝摘み作業に参加した方が本土から訪ねてきた友人に「石垣市の自然は汚い」と言われたことがあると話していた。道路や観光地の管理不十分の緑を指してのことだと思う▼今、腰の重い役所ばかりを責めても仕方がない。ちょっとした時間と労力でいいなら手伝いたいという住民も増えてきた。クラブでは来週も空港寄りで計画している。(仲間清隆)

夏休みの宿題

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 ▽…姉妹校締結50周年を迎えた大浜小と奥殿小の交流会が23日行われ、奥殿小の児童らが「巫女の舞」を披露すると、自分たちの地域にはない舞踊に大浜小の児童らは興味津々。なかには「夏休みの宿題がまだ残っているので、岡崎のことを調べて自由研究にしたい」と話す児童もいた。夏休みも残り1週間。宿題のラストスパートが始まりそうだ。

 ▽…第29回「少年の主張」八重山地区大会では、3市町の代表9人が5分間で思いの丈を堂々と発表。最優秀賞の比屋定賢弥君は両親から現在の仕事を選んだ経緯を聞いた時に「心の中が整理され、新鮮で気持ちのよい風が入ってくるのを感じた」といい、進路選択をする上で話を聞くことの大切さを強調。悩みのある中高生は両親に話を聞いてみるのも良いかもしれない。

 ▽…石垣市議会議員選挙の告示まで残り1週間。告示翌日からは期日前投票に入り、毎日が投票日となるため、予定候補者にとってはこれからの時期が重要になる。一方、予定候補者の多くが前哨戦の反応から「盛り上がりに欠ける」と感じており、投票率は下がるのではないかとの見方が専ら。今後、有権者の関心は高まるか。

園児4人がOー111感染

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 八重山保健所管内で17日までの1週間に、保育園児4人が腸管出血性大腸菌感染症(Oー111)に感染したことが確認された。
 同保健所によると、1歳女児が感染したとの届け出が11日に医療機関からあり、接触調査としてその家族と女児が通園する保育園の園児、職員の検便を実施した結果、園児3人が感染していることが新たに確認された。
 同保健所では現在、新たに感染が確認された園児3人の家族についても調査を行っている。
 Oー111は、汚染された食品や感染者を介して広がる。潜伏期間は通常2〜5日。症状は腹痛や下痢、血便を発症。溶血性尿毒症症候群や脳症などの重症合併症を引き起こす場合もあり、激しい腹痛や血便には特に注意が必要。
 同保健所では対策として㈰こまめな手洗い㈪よく触れる場所や便座、便器の消毒㈫タオルを共用しない—などを挙げている。幼児や高齢者は重症化する恐れがあるため、手洗いの徹底など、感染予防を呼びかけている。

体験や舞台で赤土学ぶ

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模型を使った赤土拡散や対策効果の検証実験コーナーは人気を集めた=23日午後、大浜公民館

 赤土が流出した場合に海に及ぼす影響などを学ぶ「赤土deふぇすてぃばるin石垣」(県主催)が23日、大浜公民館で開かれた。家族連れなど約300人が集まり、赤土の拡散や赤土流出対策の効果を模型を使って検証する実験コーナーなどに参加した。

 県が推進している赤土等流出防止活動支援事業の一環。手作り砂絵やキャンドル、団子遊びなどの体験コーナーがあったほか、市や県、八重山農林高校やNPO法人石西礁湖サンゴ礁基金、地元で環境保全に取り組むグループなど11団体がパネルを展示。八重山高校と八重山農林高校の演劇部は合同で赤土にちなんだ寸劇を披露。ウィングキッズリーダーズは創作ダンスを踊った。

 仲道大翔(ひろと)君(宮良小3年)は「草があれば赤土があまり海に流れないことが分かった」と納得した表情。母親の真樹さん(36)は「赤土流失対策がどのようになされているのか知ることができた」と話した。

 夏休みの自由研究で土について調べている砂川耀一郎君(登野城小4年)は「赤土のことは教科書では教えてくれないので、来て良かった」と手応えを得た様子だった。


設立40周年に決意新た 石垣市商工会

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石垣市商工会の設立40周年記念式典で表彰を受けた元役員ら=23日夕、ホテル日航八重山

 石垣市商工会(我喜屋隆会長)は23日、市内ホテルで設立40周年記念式典を開きこれまでの歩みを振り返りつつ、今後の商工業発展に決意を新たにした。我喜屋会長は式典で「経済の歴史とともに躍進した40年だった。これらの成果を礎に石垣市をさらに大きく発展させるという使命と責務を感じている。地域経済のみならず、社会福祉の向上や地域振興のさらなる躍進に取り組みたい」とあいさつした。

 同商工会は1974(昭和49)年5月25日に設立総会を開き、8月10日に県知事の認可を受けた。会員数は当時940人で、現在は1662人に増えている。

 式典では中山義隆市長と伊良皆高信議長が祝辞を述べ、中山市長は「今後も地域活性化の先導的役割を担ってほしい」と期待。県商工会連合会の照屋義実会長、姉妹商工会の犬山商工会議所の日比野良太郎会長も祝辞を述べた。

 商工会活動に功労のあった役員らに対する表彰も行った。

 式典後の祝賀会では余興などがあり、会場は盛り上がった。

 表彰された役員らは次の各氏。

 【役員功労者】大原正啓(6代会長)、宮城(7代会長)、故・玉那覇有紹、平良栄一(以上元副会長)、石田正夫、慶田城照子、金城靖、松竹喜生子、宮良祐次、橋爪雅彦、石堂肇、宮良忠宏、石垣克芳、洲鎌裕治、大俊士(以上理事など)、大城文博(11代青年部長)、下地寛正(12代青年部長)、石垣憲良(13代青年部長)、那覇安彦(14代青年部長)、金城秀信(15代青年部長)、生盛智子(7代女性部長)、伊良部純子(8代女性部長)

 【職員功労者】真栄田義世(前事務局長)、石垣守(経営指導員)、屋恵子(同)

比屋定君(大浜中3年)が最優秀 地区少年の主張大会

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第29回「少年の主張」八重山地区大会で最優秀賞に輝いた比屋定賢弥君(中央)と優秀賞の野底海友さん(右)、藤森成治君=23日午後、双葉公民館

 第29回「少年の主張」八重山地区大会(八重山地区青少年育成市町民会議主催)が23日午後、双葉公民館で開かれた。郡内の中学生9人が熱弁を振るった結果、「夢のチカラ」をテーマに発表した大浜中学校3年の比屋定賢弥君(15)が最優秀賞に輝いた。比屋定君は9月30日に沖縄市の沖縄市民小劇場あしびなーで開かれる県大会に派遣される。

 大会は、社会の一員として役割と責任を自覚させ、少年の健全育成に対する理解と協力を深めるのが目的。

 最優秀賞の比屋定君は、幼いころに思い描いた夢以外にもやりたいことが出てきて悩んだ時期があったが、両親から仕事を選んだいきさつを聞き、考え方が変わってきたことを発表。母親の一言がきっかけで現在は教師を目指しており、「夢が現実的に自分が歩んでいく上での確かな道しるべとなった時、今を大切に生きる力が沸いてくる。活力ある毎日をともにゲットしよう」と呼びかけた。

 比屋定君は「緊張したが、すべての力を出し切れた」と大会を振り返り、県大会に向けて「滑舌に気を付け、思いをしっかり伝えられるように頑張りたい」と抱負を語った。

 優秀賞は「平和を創る一人として」を発表した野底海友(みゆ)さん(川平3年)と「羽ばたけ世界へ」を発表した藤森成治君(石垣3年)がそれぞれ獲得した。

 金城綾子審査委員長は「磨かれた豊かな感性が一人一人に光っていた。一方でヤマ場を作る工夫がほしかったという意見もあった」などと講評した。

 最優秀と優秀以外の6人は優良賞となった。次の通り。

 ▽優良賞=岩本海南斗(船浦3年)「西表の自然・再発見」、池田竜聖(与那国2年)「自分に負けない心の強さ」、石川あかり(石垣2年)「強く楽しく生きる」、譜久嶺弘己(久部良3年)「家なれーどー外なれー」、上谷茜寧(黒島2年)「勇気があれば」、新本当周(石垣第二3年)「目標の大切さ」

告示まで1週間 石垣市議選

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石垣市議会議員選挙投票率推移

 9月7日に実施される八重山3市町議会議員選挙のうち、石垣市議選(定数22)は24日、31日の告示まで1週間となった。立候補を予定している現職19人、新人9人、前職1人の29人は水面下で集票合戦に奔走し、前哨戦は終盤の様相を呈している。告示翌日からは期日前投票が始まることから、各陣営は「この1週間が勝負」と支持固めと票の掘り起こしに懸命だ。

 今市議選は、与党13、野党7人、中立系2人の現有勢力がどう変化するかが焦点。保守与党側は13議席以上を確保し、2期目に入った中山義隆市長の支援体制を盤石にしたい考え。これに対し野党側は7議席に上積みを図り、勢力の均衡化を目指す。

 告示を1週間後に控えた市内は、予定候補者名の入ったのぼりや看板が目立つようになり、選挙用ポスターの掲示板も設置され、選挙ムードが高まっている。

 予定候補者は地域回りや懇談会などを数多くこなして支持拡大に努め、各事務所では電話作戦も平行して行っている。チラシやビラを配布し、政治姿勢や向こう4年間の取り組みの浸透にも力を入れている。

 一方、有権者の関心は高まりをみせておらず、予定候補者は「前回と比べて、いまひとつ盛り上がらない」とこぼす。

 34人が立候補した2010年9月の前回選挙の投票率は75・59%で、06年の73・75%から1・84ポイント上昇した。前回は若い世代が台頭して多数激戦となったことが票の掘り起こしにつながったとみられる。

 29人で争われる見通しの今回は投票率の低下がささやかれており、告示までの1週間、予定候補者が有権者の関心をどこまで高めることができるかも注目される。

 

市議会議員の立候補予定者の一覧

※pdfファイルが別ウィンドウで開きます。

かつて大企業の御曹司が、カジノで巨額の…

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 かつて大企業の御曹司が、カジノで巨額の社費を使ったというニュースがあった。ギャンブルにのめり込んだエリートの転落は、新聞や雑誌、テレビで大きく報じられた▼これは大半の人が理解できない話だろう。だが、身近にカジノがあったらどうだろうか。ここのところ統合型リゾート推進法案(カジノ法案)がクローズアップされ、沖縄への誘致話も高まっている▼その中で先日、厚労省が「カジノ、日本人はNGに」との見解を示した。ギャンブル依存症患者が増加する懸念があると危惧したもので、法制度など幾つかの問題はあるものの、依存症の恐れは十分に理解できる▼厚労省研究班の調査だとパチンコや競馬など、ギャンブル依存の人は成人人口の4.8%、536万人にもなるという。米国の1.58%、韓国の0.8%などに比べると極めて高い▼これは全国の隅々までパチンコ店などが建ち、海外にあまり見られない「身近な光景」となっているためだろう。依存症の問題は全国各地で深刻化している▼最近はカジノ法案をめぐり、県議らが相次ぎマカオなどを視察している。カジノは儲かり、地域を発展させるというイメージがあるが、人の「欲」を刺激する「甘い蜜」だ。たばこのように、なかなかやめられないという状況は望むところではない。(黒島安隆)

長さ2㍍の横笛作る 4人で演奏可能

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長さが約2㍍あり、4人が一緒に吹けるユニークな横笛と田原伊明校長

 【与那国】与那国中学校の田原伊明校長が長さ約2㍍もある竹の横笛を製作した。4人同時に演奏ができるユニークなもので、生徒たちの間で話題となっている。

 竹はカンザンチク。節々の間には丁寧に穴が開けられている。素材がしっかり乾燥しており、まろやかな音色だ。実際に演奏者が並んで曲を奏でることができる。

 田原校長は敷地内の農園を指さしながら「竹はゴーヤなどの支えに使っていた。いらなくなったので、これで横笛を作ってみた」と話し、「一緒に吹くことで仲良しになれる笛だ」と笑顔をみせた。

 笛は校長室に立てかけてあり、生徒たちが訪ねてきて笛に触れながら、その音色を楽しんでいる。(田頭政英通信員)

スネーク、初の頂点 決勝7—0完封勝利

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第22回九州選抜学童軟式野球大会で初優勝を飾った少年スネーク=25日午後、的場池球場(同チーム提供)

 第22回九州選抜学童軟式野球大会(全日本軟式野球九州連合会など主催)は25日、北九州市の的場池球場で決勝戦を行い、県代表の少年スネークが三根ボーイズ(佐賀県)を7—0で下し、初優勝を飾った。

 スネークの新良和人監督(40)は「2週間前の鳴門大会で優勝できた経験が子どもたちの自信となった。厳しい試合もあったが、その経験を生かすことができた」と大会を振り返った。 

 西里颯主将(6年)は「石垣島の皆さんにいい報告ができるようにと思っていたので、うれしい。鳴門大会と九州選抜大会で優勝できたことはいい経験になった。これからの試合も全力で頑張りたい」と喜んだ。

 決勝戦で満塁ランニング本塁打を放った2番打者の宮良忠利選手(6年)は「打った瞬間、やった、と思った。初めての本塁打だったのでうれしかった。もっとたくさんの本塁打が打てるようになりたい」と話した。

 スネークは、26日午後2時10分着のANA機で帰島する。

 結果は次の通り。

 【準々決勝】

本庄少年(佐賀県)

 0020010|3

 201032×|8

少年スネーク

(本)野口—西尾

(ス)砂川羅—下地敦▽三塁打=黒島裕、砂川羅(以上ス)

▽二塁打=下地敦(ス)

 【準決勝】

少年スネーク

 0000020|2

 0000000|0

赤間パイレーツ(福岡県)

(ス)砂川羅—下地敦(赤)花田|中村

▽三塁打=下地敦(ス)

 【決勝】

三根ボーイズ(佐賀県)

 0000000|0

 000043×|7

少年スネーク

(三)有森—原智

(ス)宮良—下地敦

▽本塁打=宮良(ス)

交流50周年を祝福 姉妹校の大浜小と奥殿小

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大浜小と奥殿小の交流50周年を祝う会で、笑顔で乾杯する児童たち=24日夕、大浜公民館

 大浜小学校(佐事安弘校長、児童333人)と愛知県岡崎市の奥殿小学校(平岩浩文校長、児童179人)の交流50周年を祝う会(同実行委員会)が24日夜、大浜公民館で開かれ、児童や教員らが交流を深めた。

 両校の交流は、第2次世界大戦中に旧大浜小学校に駐屯していた岡崎市宮石町の今井重一氏らが戦後、「八重桜会」を立ち上げ、1964年に大浜小に図書を寄贈したのがきっかけ。以来、両校は互いの学校を訪問し、作品の交換を行うなどして交流を深めている。

 祝う会で実行委の長浜信夫会長は「相互訪問を継続し、連綿と受け継がれてきたことは私たちの誇りと宝」とあいさつ。

 大浜小6年の小濵廉貴君(11)は「お互いの地域の歴史や自然、文化などを学び、信頼を深め、絆を強くしていきたい」、奥殿小6年の若宮開土君(12)は「交流を通して石垣島のことをたくさん勉強し、奥殿小の友達に伝えたい」とそれぞれ話した。

 舞台では大浜小児童が獅子舞、奥殿小児童が歌などを披露したほか、2005年から11年までの計4回の交流の様子が写真で紹介された。


新黒島診療所が開所 旧施設の1.5倍の広さ

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新築された黒島診療所=提供・竹富町役場

 【黒島】竹富町立黒島診療所の開所式が25日午前、同所で行われた。旧診療所の老朽化に伴い隣接して新築されたもので、同日から診察が始まった。新しい診療所には、感染症にも対応できる特別室もあり、診察室や処置・点滴室、エックス線室なども個別に設けられている。開所式には大勢の地域住民や関係者が参加し、獅子舞や「家造り(やーづくり)ジラバ」なども披露され、新しい診療所の完成を祝った。

 新診療所は鉄筋コンクリート造り赤瓦屋根平屋建て。敷地面積675.54平方㍍。延べ床面積は160.20平方㍍で、1977年に建てられた旧診療所の約1.5倍の広さとなっている。総事業費は6800万円。

 開所式では獅子舞やテープカットの後、川満栄長町長が「旧診療所の1.5倍の面積で広々としたスペースの中で診療できるようになっている」とあいさつ。服部邦雄公民館長は「新診療所の完成は離島医療の格差を埋める大きな一歩。医療の充実化が進み、観光客も安心して訪れる島になることを願っている」と喜んだ。

 4月に着任した久保利夫医師は「新しい診療所で日本一の長寿の島にしていきたい。どんな小さなことでも診療所を訪れてほしい」と述べ、ハトやフクロウの鳴きまねを披露して場を和ませた。

 最後は黒島壮年会(北村良之会長)が黒島で新築家屋の落成式などの際に歌われる「家造りジラバ」を披露し、新しい診療所の完成を祝い、式典終了後は施設見学も行われた。

石垣ダム、水位低下 あと数日で使用不能か

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貯水量が7万8000㌧に減少している石垣ダム=25日午後1時すぎ

 落雷被害による平喜名揚水機場の送水停止で宮良川から取水ができなくなっている農業用ダム、石垣ダム(有効貯水量40万㌧)は25日現在、貯水量が7万8000㌧にまで減少した。石垣島土地改良区(理事長・中山義隆石垣市長)によると、実際に利用できるのは3~4万㌧。このままだと、あと数日で使えなくなる恐れがあることから、改良区は同ダムがカバーする宮良川西から野呂水の範囲の農家に対し、さらなる節水を呼びかけている。同施設の復旧は当初予定の9月12日から9月9日に早まる見通し。改良区は14日から石垣ダムを配水圧を下げて給水制限を行っているものの、なお1日当たり1万㌧の利用がある。改良区は名蔵ダムの送水管に接続し、25日午前から1日当たり2000~2500㌧の供給を受けているが、それでも現在の使用量を満たすことはできない。

 一方、宮良、白保地区に農業用水を配水している宮良配水池への送水について、改良区は「早急に対策を準備したい」としているが、現在のところは有効な手段がないという。

 平喜名揚水機場の復旧は当初予定より早まる見通し。現在、那覇市内でモーターを修理しており、9月8日にモーターを設置してポンプの試運転を行い、翌9日から送水を再開する予定だ。

 改良区によると、サトウキビなどの干ばつ被害は確認されておらず、被害が出る恐れがある場合は、石垣島製糖と協力して散水車で対応することにしている。

 中山理事長は25日、改良区事務所で会見し「農家には不便と迷惑をかけているが、理解と協力をお願いしたい」と述べた。

小学算数Aで全国平均上回る 国語A・Bも県平均より上

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2014年度全国学力・学習状況調査結果

 文部科学省が小学校6年生と中学校3年生を対象に4月22日に実施した2014年度全国学力・学習状況調査で、石垣市は小学校の算数Aで全国平均、国語A・Bで県平均を上回ったことが分かった。25日午後、市教育委員会で発表した玉津博克教育長は「小学生の成績が大きな伸びをみせており、冠鷲プロジェクトの成果が出ている。中学校へも波及させていきたい」と述べた。

 小学校6年生(474人)の算数Aの平均正答率は80.6%で全国平均を2.5ポイント上回ったが、県平均には0.3ポイント及ばなかった。国語Aは72.6%で県平均を0.6ポイント、同Bは55.2%で県平均を0.7ポイント上回った。

 中学校3年生(512人)は全教科で全国、県平均に及ばなかった。これに対して市教委学校指導課の宮良永秀課長は「きょうデータが示されたばかりでまだ分析できていないが、27日の臨時校長研修会までにはしっかりと分析し、発表したい」と話した。

 玉津博克教育長は「学校、地域、家庭で取り組んだ総合力が成果に表れたと思う。今後も一体となって取り組みを進めていきたい」と述べた。

告示まで1週間 竹富・与那国町議選

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 9月7日に投開票される与那国町議選(定数6人)と竹富町議選(定数12人)は26日、9月2日の告示まで1週間と迫った。与那国町議選に立候補を予定しているのは現職5人、新人1人、元職1人の計7人で固まり、本格的な選挙戦の準備を進めている。一方、竹富町議選は数日前に新人1人が立候補の意思を固め、現職8人、元職2人、新人8人が出馬の見通しだが、他の新人2人はまだ「検討中」としており、告示まで1週間となっても立候補予定者が固まっていない状況が続いている。

 

【与那国町は少数激戦 6議席に7人】

 定数6人に対し7人が立候補を予定している与那国町議選は少数激戦の様相。各陣営とも水面下で激しい集票合戦を繰り広げ、ノボリや選挙カーなどの準備に追われている。

 2010年の前回選挙(当日有権者数1198人)の投票率は97.83%で、06年(同1256人)の97.45%から0.38ポイント上昇した。

 前回の当選ラインは140—171票。今選挙でも各陣営では当選ラインを150票前後とみており、地縁、血縁者や友人、知人を軸に支持固めを行い、浮動票の獲得にしのぎを削っている。立候補を予定しているのは次の各氏(五十音順)

 ▽糸数健一(60)現2▽大宜見浩利(57)元▽崎元俊男(49)現1▽嵩西茂則(52)現2▽田里千代基(56)現1▽前西原武三(60)現6▽與那覇英作(54)新

 

【竹富町は12議席に18人 新人2人「検討中」】

  竹富町議選には新たに、竹富島で新人の與那國光子氏(66)が出馬の意思を固めた。竹富島からは現職の新田長男氏(53)も立候補を予定している。

 波照間島では嘉良直氏(58)の後継者として新人の波照間純一氏(64)、現職の東迎一博氏(65)も続投。小浜島では現職の大石功幸氏の後継で上盛政秀氏(59)、前泊竹宏氏(65)の後継で大久研一氏(49)。黒島は島仲秀憲氏(70)が2期目に挑む。

 西表島東部では現職の新博文氏(59)=大原=、西大舛髙旬氏(66)=同=、元職の黒島彪氏(66)=同=、新人の山盛力氏(62)=豊原=が出馬。公明党の西表貫之氏(61)=大富=の後継として三盛克美氏(48)=上原=が立候補する。

 西表西部は三盛氏を除くと、現職の渡久山康秀(66)=上原=、仲里俊一氏(61)=住吉=、宮良用範氏(63)=祖納=が続投。元職の通事隆一氏(72)、新人の那根操氏(62)、加勢本曙氏(63)が名乗りを上げている。

 一方、西部地区では別の新人2人が「ギリギリまで(出馬を)考えている」、「状況を見てから判断したい」としており、告示一週間と迫っても依然、「検討中」としている。

干上がる与那国島

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 ▽…与那国島地方で少雨状態が続いており、サトウキビなどへの影響が懸念されている。7月の降水量が平年の4分の1しかなく、牛が泥遊びを楽しむ水場も干上がっている。多様な生き物が生息する田原川の水量も減っており、作物だけでなく希少な生き物への影響も考えられる。ある農家は「国や県は危機的状況を把握していない」とし、1日も早い支援を求めていた。

 ▽…2014年度税制改正の内容などについて税理士の慶田城照子氏が説明した税務講習会。その中で慶田城氏は相続税について被相続人(財産を残して亡くなった人)の没後に新たな財産が発見されるケースが多いため、「聞きにくいとは思うが、ご存命のうちに財産がどれぐらいあるのか聞いておいた方がよい」というアドバイスも。

 ▽…琉球大学医学部の地域医療研究会のメンバーら10人が26日、八重山高校を訪問し、生徒たちと意見交換した。10人には同校卒業生3人と石垣市出身者1人の八重山関係者4人が参加し、生徒たちにとっても大きな励みになったようだ。離島の高校生が医学部の学生と交流する機会はほとんどない。ぜひ継続を。

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