Quantcast
Channel: 八重山毎日新聞社
Viewing all 16830 articles
Browse latest View live

スカイマークが苦戦 石垣—那覇で搭乗率42%

$
0
0

石垣—那覇で運航するスカイマーク社の機材(手前)=2013年7月10日から南ぬ島石垣空港=。今年2月までの搭乗率が42.14%と苦戦している。

 石垣—那覇間で2013年7月から低価格運賃を設定している主要3航空会社のうち、スカイマーク(SKY)の搭乗率が低迷していることが、各社の運航実績で分かった。同年7月から今年2月までの搭乗率はSKYが42.14%、日本トランスオーシャン航空(JTA)が62.02%、全日空(ANA)が65.23%となっており、スカイの苦戦ぶりがうかがえる。

 スカイは13年7月10日から石垣—那覇で1日4往復8便を運航。当日購入可能な普通運賃で5000円(現5100円)、事前予約チケットで3900円(21日前)というこれまでにない価格を設定した。JTA、ANAが事前購入チケットを4000円台まで下げて対抗したため、スカイは3月から自宅や勤務先に航空券を届けるサービスを開始するなど差別化に努めている。

 月別搭乗率でSKYは、トップシーズンの昨年8月までは50—60%台を維持したが、9月から50%を割り込み、12月には29.10%にまで下がった。団体客にシフトする冬場の落ち込みが大きく、同社は「今年から団体旅行の営業を積極的に行っており、修学旅行や社員旅行などの需要を開拓する」(西久保慎一代表取締役社長)としている。

 JTA、ANAは全月を通して一度も50%を下回ることはなく、ピーク時の8月にはJTAが76.45%、ANAが77.83%だった。

 一方、利用率の低迷で運休した後、2013年6月から再開されたSKYの宮古—那覇路線は、今年2月まで56.97%とまずまずの数字を確保している。

 宮古島市で観光関連業に携わる市民は「過去20何年間、運賃の引き下げを要望しても一向に改善されなかったが、スカイマークが参入して一気に下がり、市場原理を痛感した。スカイが撤退すれば、料金がまた上がるのは目に見えているので、市民もこの当たりは理解をしているのではないか」と話した。

 那覇への出張などで50回以上、SKYを利用しているという石垣市内の会社役員の男性(38)は「スカイの参入が、全体の運賃引き下げの要因となっているので、応援したい気持ちから意識して乗るようにしている。運航時間も使い勝手がよい。乗り心地も接客サービスも全然問題はないと思う」と話した。


「機能停止の前に」

$
0
0

 ▽…石垣市健康福祉センターで17日開催された、新県立八重山病院の整備基本計画素案に対する意見交換であいさつした依光たみ枝院長。昨年の台風で大きな被害を受け、前倒しで建設することになった経緯を説明した上で「病院機能が停止する前に新病院をつくらなければ」とあらためて切実な訴え。 

 ▽…現在200人体制の石垣海上保安部は、2015年3月までに400人超が増員され、600人規模になる見通しだ。浜崎町にある海保職員専用の住宅ではもちろん足りず、海保は新宿舎の建設を計画する一方、民間のアパートの借り上げも視野に検討することになりそう。増員を前に、宿舎の確保が先決。

 ▽…石垣市の65歳以上の高齢者が8534人と10年間で1200人以上も増え、全体の約17.8%を占めている。日本全国では25%を超えており、高齢化が進んでいる。沖縄県の出生率は全国トップをキープしているが、近年では晩婚や経済的な不安で結婚に消極的な若者も増えてきているという。地域の将来のためにも、若い人たちが安心して子育てできる環境を整えることが必要なようだ。

教科書の採択地区を市町村単位で定められる…

$
0
0

 教科書の採択地区を市町村単位で定められるなどと規定した改正教科書無償措置法が9日、参院本会議で可決、成立した。来年4月1日(一部今月16日)から施行し、2016年度に使用する教科書の採択から適用される▼改正法では、採択地区の単位を「市郡」から「市町村」へと変更。県教育委員会が認めれば市町単独での採択が可能となる▼一方、協議会を答申機関から採択機関へと改め、「協議会の協議結果に基づき、同一の教科書を採択する」とその決定に効力を持たせた▼同法改正に伴い、竹教委は「採択地区の小規模化は、学校現場、子どもたちにとって素晴らしいこと」と、町単独採択に意欲を示す。県教委もその意向を尊重する方針だが文科省は「不適切だと判断した場合は、指導、助言もありえる」と、竹教委の動きにくぎを刺す▼単独採択について市教委の玉津博克教育長はコメントを控えているが、与教委の崎原用能教育長は歓迎の意向を示しており、八重山3市町で使用される教科書がすべて異なるケースも具体性を帯びる▼採択地区がどう区分けされようとも、それぞれの協議会の場で、純粋に地区内の子どもたちの教育を考え、ふさわしい教科書を採択してほしいものだ。意図的な人選を含め、政治的な介入は絶対にあってはならない。(下野宏一)。

県が新病院整備計画素案

$
0
0

 新八重山病院の移転新築で、県病院事業局は17日、石垣市健康福祉センターで地元関係者に整備基本計画の素案を提示し、意見交換を行った。意見交換は非公開で行い、出席した3市町長によると、口腔(こうくう)外科の新設や感染症の病床確保が盛り込まれているという。急患搬送用のヘリポートや入院患者に付き添う家族の宿泊所の整備、夜間診療所の設置場所については県、市町など関係者で継続して協議することを確認した。

 事業局によると、基本計画には病床数、診療科目、施設規模などが盛り込まれるが、県側は「現段階では変更がありうる」として素案の内容を明らかにしなかった。24日の住民説明会で概要を公表し、今月中にパブリックコメント(住民意見の募集)を実施する予定だ。

 3市町長とも素案の内容について「評価できる」としている。

 また、川満栄長竹富町長と外間守吉与那国町長はともに、院内での宿泊施設整備や、新病院により近い場所へのヘリポート整備を求めた。

 中山義隆市長によると、夜間診療所のあり方については院内、隣接、別の場所など複数の案があるが、結論は出ておらず、「関係機関で議論を深めていくことになった」と説明した。

 旧石垣空港跡地で建設予定の新病院は2015年3月末までに実施設計を終え、15年度から着工、17年度内の開院を予定している。

 意見交換会には医師会、歯科医師会、薬剤師会、石垣市、八重山広域市町村圏事務組合、県立八重山病院の担当者らも出席した。

トップクラスの技を披露 石垣市の新城さんら

$
0
0

新城さんが仕上げた着付けモデルに見入る来場者たち=15日午後、浦添市てだこホール

 【那覇】昨年、全日本美容技術選手権大会「中振袖の部」で日本一に輝いた新城桃子さん(31)=石垣市、ヘア・アトリエM=と、2012年に世界理美容技術選手権大会に日本代表で出場したうるま市出身の田本香奈枝さん(30)=大阪市在住=を講師に迎えた技術展示講習会が15日午後、浦添市てだこホールで行われ、美容師や関係者が来場、ステージで繰り広げられる技術に見入った。

 県美容業生活衛生同業組合講師会の主催で行われた同イベントは、県出身の若い美容技術者が内外で活躍しており、そのトップの技術を多くの人に見てもらい、それぞれのレベルアップにつなげようと初めて開催した。

 ステージでは、新城さんがモデルを使っての中振袖着付けを披露。田本さんはウィッグを使用してセットブローなど、それぞれの技術を紹介、完成後には客席からの質疑応答などがあった。

 来場者の30代女性は「間近で手ほどきを見ることができ、すごく勉強になった。私も技術を磨き、今年の県大会に出場したい」と意気込んでいた。

 ステージ終了後には、それぞれの作品がロビーに展示され、講師に質問をしたり、携帯電話で写真を撮るなどして、真剣な表情で見入っていた。

介護事業所10年で2.5倍

$
0
0

 石垣市内で介護老人保健施設や通所リハビリテーション、居宅介護支援などを行う介護サービスの事業所数が2月に231事業所となり、2004年の96事業所から10年間で約2・5倍に増えていることが、県や市介護長寿課などへの取材でわかった。

 市内の65歳以上の人口は03年で7255人だったが、13年には8534人と1279人増加。今後も高齢者の増加が予想され、介護サービスの需要は高まりそうだ。

 231事業所のうち、最も多いサービスは居宅療養管理指導の36事業所、次いで訪問看護24事業所、訪問リハビリテーションと通所介護、居宅介護支援がそれぞれ19事業所となっている。

 最近では、アパートのような個室で浴室やトイレ、キッチンなどが完備されているサービス付き高齢者住宅の整備が進み、市内では17日までに2事業者が開所。年内にはさらに2事業者が開所する予定だ。

 市福祉部の知念修部長は「高齢化社会が進んでおり、今後はさまざまなニーズに対応できるようなサービスや施設が増えてくることが予想される」と話している。

1歳半の赤ちゃんに絵本 市立図書館

$
0
0

市立図書館のブックスタート事業で、読み聞かせに聞き入る親子=17日午後、市健康福祉センター

 読書に親しむ子どもを育てようと、石垣市内の1歳半の赤ちゃんに絵本を配布する石垣市立図書館(吉見武浩館長)の「こっかあらブックスタート事業」が17日午後、石垣市健康福祉センターで始まった。

 1歳6カ月児健診に合わせて実施。本年度は健診対象の662人に配布することにしている。同図書館によると、昨年度は受診した512人のうち499人に配布し、配布率は97%だった。

 この日は、石垣市文庫連絡協議会(潮平俊会長)の会員や同図書館の職員が健診の終わった親子に絵本の読み聞かせを行い、乳児に7種類の絵本から好きな作品を選んでもらった。保護者は、読み聞かせのポイントなどをまとめた冊子やバッグなどを受け取った。

 武岡智津子さん(38)=石垣市新川=の娘、波奈ちゃんはカエルの絵が表紙の「ぴょーん」を選択。智津子さんは「好きな絵本を破れるまで読んでおり、買ってあげたいと思っていた。お家でたくさん読み聞かせをしたい」と笑顔で語った。

 吉見館長は「事業を通じて本に関心を持ってくれれば。親子で図書館にぜひ足を運んでほしい」と呼びかけている。

尖閣警備、専従体制に 海上保安庁

$
0
0

尖閣諸島周辺海域の警備に当たる海上保安庁の巡視船=2012年9月2日。海保は2015年度までに尖閣専従の警備体制を構築する

 尖閣諸島周辺で中国公船が領海侵入を繰り返している情勢を受け、海上保安庁は2015年度末までに、巡視船12隻と約600人規模の保安官を沖縄に配備するなど、尖閣専従の警備体制を構築する計画だ。石垣海上保安部は10隻、400人超の増強となる見通し。海保はすでに新造船10隻を発注しており、14年度に4隻、15年度に6隻を配備する予定だ。那覇海上保安部は2隻増となる。

 現行の尖閣警備は、第11管区海上保安本部のみでは対応できず、県外の管区本部から巡視船艇を派遣して対応している。

 第11管区によると、尖閣諸島の魚釣島、北小島、南小島の3島が国有化された12年9月11日から今年3月20日までに、中国公船の領海侵入は計80日間で延べ274隻、接続水域侵入は計359日間で延べ1372隻となっている。

 石垣海保には現在、大型巡視船3隻、中型小型巡視船艇3隻、約200人が所属。専従体制が確立されると大幅な増強となるため、海保は巡視船を係留する桟橋と船舶用品庫、宿舎の増設も進めていく。

 桟橋は、浜崎町の巡視船艇基地に6|7隻が係留できる規模を想定。残りの巡視船は新港地区を係留場所とする。船舶用品庫は浜崎町の同基地に1棟、新港地区に1棟を建設する予定だ。

 石垣海保は「実施設計も終了していないので、詳細についてはこれから。尖閣警備に空きがでないようにする」としている。


くだけて言えば親が金持ちの子は頭が良く、…

$
0
0

 くだけて言えば親が金持ちの子は頭が良く、高学歴でいい仕事に就きいつまでも金持ちだが、親が貧乏な子は成績も悪く、学歴もないためいい仕事に就けず、いつまでも貧乏な「貧困の連鎖」が続くという文科省の調査結果を皆さんはどう受け止めるだろうか▼これは昨年の全国小中学力テストの結果で調べたところ、親の収入で成績に大きな差が出たというのだ。従来から金持ちの家庭は教育熱心、貧乏な家庭は放任で不熱心といわれてきたが、ある大学教授の調査だとそれはほぼ確かなようだ▼たとえば年収500万円未満の家庭学習時間は、約3分の2が30分未満だが、1000万円以上は約4割が2時間以上と長い上、塾に行かせたり、家庭教師をつけたりして教育に金をかけ、熱心だ▼その結果が所得と教育の格差となり、「貧困の連鎖」だ▼ただし所得は低くても、新聞や本を読んだり、毎日ちゃんと宿題をして朝食をとるなど、親が努力して規則正しい生活をさせている子は上位の成績だった▼離島の八重山は低レベルの学力が示すように、教育熱心な親が多いとはいえない。しかしその結果が「貧困の連鎖」「子どもの貧困」となれば、それは親を選べない子どもにとっても、また八重山にとっても人材が育たず、是正されるべき大きなテーマだ。(上地義男)

酒はほどほどが一番

$
0
0

 ▽…昨年568件で過去最悪となった路上寝込み。今年は4月17日時点で132件。前年同月を16件上回っている。過去最多を更新しそうな勢い。市内では1月に路上寝込みの男性が車にひかれる重傷事故が発生している。八重山署によると、路上寝込み者を起こすと「ここはどこ?」といった感じで、自宅だと思い、寝込んでしまうという。何事もほどほどが大切。

 ▽…南ぬ島石垣空港が開港して入域観光客数が100万人を突破。開港から1年1カ月11日で達成し、市職員は「1が続くのもうれしいね」と上機嫌。地方管理空港の中でも異例の早さで「ミリオン突破」との声も内部から聞こえた。そうなれば否が応でも2年目のさらなる躍進に期待が懸かるところ。観光業界関係者の間では不安視する声も聞こえるが、その不安も「突破」してほしい。

 ▽…石垣市障がい者基幹相談支援センターを開設した市障がい福祉課。市内で約600人の障がい福祉サービスを受けている人がいる中、5人の職員で兼務するという。郡内での確保が難しい「実務経験のある臨床心理士」の常駐も課題となっており、約3000人といわれる潜在的な利用者が見込まれるため、人材確保と人員強化が急務。

行政連絡員が発足 石垣市

$
0
0

名称を変更し、石垣市行政連絡員として活動をスタートさせた47人の連絡員ら=18日午後、市役所第1、2会議室

 2014年度石垣市行政連絡員事務説明会が18日午後、市役所第1・2会議室で開かれ、各課の担当職員が連絡員に本年度の市の委託業務について説明した。

 市は本年度から名称を地区プロパーから行政連絡員に変更。市内36地区に新規11人を含む47人を配置し、行政と市民の橋渡し役として市が発行する広報誌や通知書、刊行物などの配布を担う。

 中山義隆市長はあいさつで「行政連絡員は市政と市民を結ぶ役目となる。地域の実情を把握し、災害で犠牲者を出さないように情報提供を行ってほしい」と激励。當真政光総務部長は「本年度から名称を行政連絡員と改め、新たなスタートを切った。地域住民と行政のパイプ役として活躍してほしい」と期待した。

 説明会では、各課の担当職員が月例業務や行政連絡員の業務内容について説明。本年度は、防災マップや市民防災訓練に関するチラシの配布、日本赤十字沖縄県支部石垣地区の社資募集活動に関する周知なども行う。

 初めて行政連絡員になった寄合京子さん(61)は「市民の皆さんが幸せになれるような活動を行いたい」と意気込んだ。

 新しい石垣市行政連絡員は次の皆さん。任期は1年。

 ▽石垣=寄合京子▽新川=宮良英勝、池村徳平▽名蔵、元名蔵=比嘉英喜▽白保=米盛勝三▽伊野田、大野=山城由久▽伊原間=多宇司▽兼城、栄、下地、多良間=兼元光誠▽美崎町=仲間重昭▽新川、真喜良第2、3団地=黒島秀次▽真栄里=仲野明男

障がい者自立を支援 石垣市

$
0
0

石垣市障がい者基幹相談支援センターの看板を掲げる中山市長と上原斉障がい福祉課長=18日午後、市役所障がい福祉課前

 障がいを持つ市民やその家族などからさまざまな相談を受け、助言する「石垣市障がい者基幹相談支援センター」の看板掲示式が18日午後、市役所障がい福祉課前で行われた。

 同センターは昨年11月に市障がい者自立支援協議会が市に提出した2014年度市障がい者福祉施策に関する提言書に基づき設置された。12年10月に同課に設置された市障がい者虐待防止センターと併設し、市内11カ所の相談支援事業所と連携を強化しながら、指導・助言なども行っていく。

 同課によると、同センターは県内では宮古島市と沖縄市に次いで3番目で、市町村が直営するのは宮古島市に次いで2件目。沖縄市は法人に委託しているという。

 看板掲示式では中山義隆市長が「相談業務に対応する職員体制をしっかりと整え、全ての市民が平等に暮らしていけるようにしっかりとした体制をつくっていきたい」とあいさつ。

 同協議会の小倉隆一会長は「提言を快く受け入れ、相談支援センターができたことをうれしく思う。今後も障がい者にとって住みよいまちとなるような施策をお願いしたい」と開設を喜んだ。

 同センターは在宅福祉係の職員5人が既存の業務と兼務して対応し、障がい者だけでなく、家族や関係機関への指導・助言などを強化していくという。

 また、同課では保健師や精神保健師、障がい福祉士が配置されているが、実務経験のある臨床心理士の常駐が課題となっており、同課の仲間千加史係長は「市内では約600人の障がい者福祉サービス利用者がいるが、潜在的には約3000人いるため、総合的な支援ができるように人材確保に努めたい」と話した。

安全な地域づくりで八島小を表彰

$
0
0

安全な地域づくりに貢献した活動で表彰された八島小学校の吉濵剛校長=16日、浦添市てだこホール

 【那覇】ちゅらうちなー安全なまちづくり推進会議(会長・仲井真弘多知事)は16日、「ちゅらさん運動10周年記念式典」を浦添市で開き、安全な地域づくりに貢献した石垣市の八島小学校(吉剛校長)と「きいやま商店」を表彰した。

 「ちゅらさん運動」は、2004年度の「ちゅらうちなー安全なまちづくり条例」の施行を機に、犯罪のない社会の実現を目指して県主導で始まった。

 県内では現在、700を超える自主防犯団体が結成され、27000人余がボランティアとして活動し、刑法犯の認知件数が減少するなど、治安向上にも効果を上げている。式典では15個人13団体が表彰された。

 八島小は、明るい学校、うるおいのある家庭、住みよい地域に取り組む当たり前の十か条の活動、きいやま商店は万引防止PR大使などの活動がそれぞれ評価された。

 吉校長は「受賞をありがたく思う。今後も明るく当たり前の十か条の輪を、地域に広げていきたい」と述べた。仲井真知事(代読)は「皆さんの素晴らしい取り組みに感謝したい。この取り組みが多くの県民に広がっていくことを期待する」と述べ、引き続き、ちゅらさん運動への協力を求めた。

路上寝込みが急増 八重山署

$
0
0

酒に酔って路上に寝込む男性(八重山署提供)

 八重山署(仲村智成署長)管内の路上寝込み件数が今月17日時点で132件に上り、年間568件と過去最悪だった昨年(4月末時点で116件)を上回るペースで推移していることが分かった。同署が18日午後、発表した。同署は初の取り組みとして4月から路上寝込み者に警告書を出しており、今後、路上寝込みを繰り返す者には、検挙も辞さない強い構えで臨むことにしている。

 警告書には氏名、職業、路上寝込みの状況が示され、「路上寝込みは道路交通法違反。非常に危険。今後、同様の行為を繰り返す場合は逮捕されることがある」と記されている。路上寝込みは道路交通法第76条に違反し、5万円以下の罰金が科せられる。

 同署管内では、1月に石垣市石垣の通称18番街の駐車場で酒に酔って寝ていた男性=当時(68)=が車にひかれて左鎖骨、右肋骨(ろっこつ)骨折など重傷事故が発生。2007年には死亡事故、05年には重傷事故が起きている。

 また昨年、路上寝込みを狙った窃盗事件が4件発生し、うち3件が検挙されている。

 管内の路上寝込みは美崎町や18番街付近で多発しているという。年齢は20−70代と幅広く、男性が大多数だが、中には女性も含まれている。

 路上寝込みは例年、暖かくなる5月ごろから増え始め、6−9月をピークに冬場は減少している。

 発生件数は1日当たりに換算すると、昨年は1・6人。今年は増加する夏場を前に1・2人となっている。

 嘉手苅忠夫副署長は「新空港開港以降、多くの観光客が来島している。路上寝込みは石垣市のイメージを損なうだけでなく、青少年に対しても悪影響を及ぼす。節度ある飲酒を心がければ路上寝込みは防げる」と話している。

利用客100万人突破 南ぬ島石垣空港

$
0
0

開港利用客100万人を突破し、中山市長から記念品を受け取る銭神さんと山崎さん家族=18日午後、南ぬ島石垣空港

 南ぬ島石垣空港の利用客が18日午前、100万人を突破し、石垣市によるセレモニーが同空港内で行われた。

突破を記念し、ANAの関西|石垣便の搭乗者の中で、神戸市から旅行で訪れた銭神英吏さん(74)と妻の幸子さん(67)娘夫婦の山崎尚さん(38)と妻の美希さん(37)息子の隼輝くん(4)に石垣市と石垣空港ターミナル(株)、航空会社4社から記念品が手渡された。同空港は2013年3月7日の開港から407日で100万人を達成した。

 同空港は開港以来、格安航空会社の新規参入や本土路線への中型機の導入などで県外からの観光客需要を拡大。昨年8月の1カ月間で10万人を超える観光客が訪れている。

 午前11時30分、関西国際空港からANAの直行便の到着で100万人達成となり、同便には131人が搭乗。 到着口に銭神さんと山崎さん家族が姿を現すと、市役所や航空会社の関係者が拍手で出迎えた。

 セレモニーであいさつした中山義隆市長は「記念すべき100万人突破は多くの観光客と航空会社に感謝。ご家族の皆さんには今回の旅行が素晴らしい旅になり、また訪れてほしい」と歓迎、記念品の石垣牛を手渡した。

 石垣島へは2回目という山崎尚さんは「正直ビックリしているがラッキーだと思う。妻が2人目を妊娠しているので生まれる前に、青い空と海の石垣島に行こうと思った。以前の空港と比べて明るくなり、きれいになった。(石垣島は)直行便が就航して気軽に行けるようになった」と喜んだ。

 市では、100万人突破の対象となった到着便の利用客に「南ぬ島石垣空港開港記念ピンバッジ」を配布した。


身近な英雄アカハチ

$
0
0

 ▽…アカハチ祭りには多くの地元住民や観光客が訪れ、にぎわいをみせた。大浜の英雄オヤケアカハチは言わずと知れた「超」がつくほどの有名人。この日ばかりは「英雄」の銅像に登って遊ぶ子どもたちを注意する人はおらず、「郷土のヒーローにより近い場所で触れ合えるいい機会」と優しく見つめる住民も。

 ▽…内外から600人が詰めかけ、熱気に包まれた第8回船浮音祭り。ステージでは司会のしんちゃんこと、津波信一さんは「チョウ」の発音が多く、急なあいさつにも気さくに応じる川満栄長町長を絶賛しつつ、「次の町長選では卓さんを町長に望む声もある」と同イベントを企画・プロデュースしている池田卓さんをアピールしていた。

 ▽…先週、第127回春季軟式野球中央大会B級を制した「ゆんたく居酒屋ぶんじ」に続けとばかりに、19日、実年の八重山スターズが優勝候補の一角、名護ベースボールクラブに逆転勝利を飾り、4強に進出。20日の準決勝では、強豪の糸満OBと対戦する。2週連続で八重山に優勝旗をもたらすことができるのか期待が高まる。

太陽光発電を導入してまもなく1年。2月は…

$
0
0

 太陽光発電を導入してまもなく1年。2月は長雨、曇天続きで発電量が少なく、あせってしまった▼というのも設置会社が試算してくれた設備費回収の見通しでは、2月もほどよい数字で、大船に乗ったつもりでいたが天気任せとはいえ、こうも実際と差が出たのでは5、6月の梅雨どきも外れるのではないかと余計な心配に駆られた▼営業担当者に「こんなに落ち込むとは露思わなかった」と電話したら「ご心配なく、通年では、試算通りにいきますから」と元気な返事▼続けて「設置費用は、確かに私たちがいただきましたが、お客さん、物は考えようです。例えばです。多額の現金を相続なさったとして、それを金融機関にただ10年、20年預けておいても利は知れています。そこで、今回の設備投資は、すべてのリスクを含めて、10年、20年と月々確実に発電し売り上げ(金利?)を産み出す永久不滅の太陽(銀行)に預かってもらっていると割り切ってしまうことです」▼例えも面白く、太陽が永遠なのは子どもでも分かるけど、ソーラーパネルの点検保証を約束している貴君の会社は10年、20年後も大丈夫なの▼それと、もう一つ気がかりな点は、パネルの長寿命だけ強調されて、その他の部材の耐久性やパネル廃棄時の費用を聞いていないことだけど。

子どもたちが麦を収穫 黒島小中学校

$
0
0

刈り取った麦を手にする黒島の子どもたちと黒島老人クラブの人たち=18日、同校

 【黒島】黒島小中学校(吉濱徳子校長)の児童たちが18日、昨年の小学校創立120周年の記念事業で整備した農園で、麦の収穫を行った。収穫したのは、昨年11月にアワやイモとともに植え付けたもの。収穫した麦の一部は豊年祭の奉納用に保存し、残りはすべて脱穀した。

 この日に備えて、学校側は脱穀用の道具を用意していたが、作業に立ち会った黒島老人クラブの又吉智永会長と宮良当成副会長、船道賢範さんが「サンゴの石にこすって脱穀するものだ」とアドバイス。このため、コンクリートブロックで穂をこすってみたところ、脱穀作業ははかどり、児童や教職員は飽きることなく、黙々と作業に励んでいた。

 同クラブの人たちが、シロハラクイナがカラスの持っていた麦の穂と自分のヒナを交換したという黒島の昔話を聞かせる場面もあった。

 又吉会長はこぼれおちた麦を拾う児童を見て「食べ物を大切にするようになってくれたら」と話していた。作業の後は、同クラブの人たちが幼いころに習ったという「麦のうた」を合唱した。

宿泊施設への影響なし トライアスロン休止

$
0
0

開催時期や各種目のコースなどを再構築するため1年間休止された石垣島トライアスロン大会=2013年4月14日、登野城漁港

 例年4月に開催されていたITUワールドカップと一般参加の石垣島トライアスロン大会が今年休止されたことによる石垣市内の宿泊施設への影響がほとんど皆無であることが八重山毎日新聞社の宿泊施設への聞き取り調査で分かった。

 調査は市内18の宿泊施設を対象に実施。15施設が「前年と同じぐらい」または「今年の方がいい」と回答。2施設は大会当日を比べると「弱かった」としながらも全体的には「影響はない」、「去年よりいい」と当初懸念された休止による落ち込みはなかったと答えた。

 多くの宿泊施設が前回大会の開催日前後は満室またはそれに近い稼働率だったが、4月全体で比較すると前年並みかそれ以上だという。

 その要因をほとんどの施設が「新空港開港景気が継続している」と分析。昨年4月は就航していなかったスカイマークやピーチ・アビエーションの効果を挙げた業者もいた。

 特に週末は好調で、春休みが終了したにもかかわらず、個人、団体、グループの客が多く利用。ある関係者は「開港以降、金曜日から混み合う“週末波動”が出ている」と話した。

 石垣島トライアスロン大会組織委員会は昨年11月の2013年総会で「新空港開港に伴い、課題が山積している」と開催時期や各種目のコース、組織体制を再構築をするため1年間休止を決めた。

 ホテル関係者の中には「毎年4月は比較的好調。トライアスロン開催日前後は長期滞在の客が予約を取れないケースもあった」と話し、「開催時期を5月の連休明けから6月の開催だと助かる」との声もあった。

音祭りに600人 多彩なイベント満喫

$
0
0

雄大な大自然の中で開かれた第8回船浮音祭り。今年は600人が詰め掛けた=19日午後、かまどま広場

 

 【西表】西表島船浮地区を拠点に活動するミュージシャン池田卓さんが企画・プロデュースする第8回船浮音祭り(同実行委員会主催)が19日正午から、かまどま広場で開かれた。晴天に恵まれ、最高気温が27・5度を超す夏日の中、人口39人の集落に約600人(主催者発表)の観客が詰めかけ、会場は熱気に包まれた。

 

 ステージでは、司会のしんちゃん(津波信一さん)が軽快なトークで会場を沸かせ、池田さんが新川雅啓(キーボード)、金川哲也(ギター)さんとともに、「ちばりよー」「頑張り時の皆様へ」を披露。

 ゲスト出演の兼業農家夫婦ミュージシャン「アイモコ」は、「シロハラクイナ」などユーモアあふれる歌や物まねで会場を盛り上げ、「なにわボーイズ」も迫力ある歌を熱唱。

 フィナーレは、池田さんが作詞作曲した竹富町のマスコットキャラクター「ピカリャ~」のテーマソング「ピカリャ~と一緒にサーゆいゆい」や代表作の「島の人よ」を歌い上げた。

 会場では、西表島独特のイノシシ汁やそばを販売する出店もあり盛況。観客は三線が当たる抽選会で一喜一憂し、ステージを楽しみながら、音祭りを堪能した。

 池田さんは「島の人たちも大変な思いをしながら手伝ってくれ、感謝している。何よりもこんなに遠いところまで多くの人に来ていただいたことがうれしい」と話していた。

 

Viewing all 16830 articles
Browse latest View live


<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>