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多彩なメニューを提供 学校給食センターが開所

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学校給食センターの開所式でテープカットを行う関係者ら=4日午後、同センター

 旧施設の老朽化に伴い移転新築された石垣市立学校給食センター(宮良信世所長)の開所式が4日午後、同センターで開かれ、大勢の関係者が落成を祝った。同施設は、新しい機能を持つオーブンなどの導入でこれまでにない多彩なメニューを提供できるようになったほか、調理場にドライシステムを導入し衛生管理を徹底している。式典では中山義隆市長と児童生徒の代表ら7人がテープカットし、新しい施設の完成を祝った。施設は7日から稼働し、市内の18校に給食を供給する。

 新施設は鉄筋コンクリート造り2階建て。敷地面積約5087平方㍍、延べ床面積2262平方㍍。総事業費は15億6500万円を投じた。最大調理能力は1日当たり6000食で、18校(約5200人)に給食を供給する。スチームコンベクションオーブンなどの導入でこれまでできなかった焼き物や蒸し物など多彩なメニューを提供できるようになったほか、調理場の床を乾燥した状態に保つドライシステムを導入し、作業場の汚染区域と非汚染区域を明確に分けるなど衛生管理を徹底している。

 式では中山義隆市長や田城健太朗君(石垣第二中3年)、古堅乃愛さん(石垣小6年)ら7人がテープカットした。中山市長は「地元の食文化を児童生徒へ継承していくには地元の食材を取り入れた給食を食べてもらうことが肝要。地元農漁業者の協力をいただきながら、地産地消を推進していきたい」と式辞。伊良皆高信市議会議長が祝辞を述べたほか、児童を代表して名蔵小学校6年の玉城一輝君が「新しい学年のスタートに新しい給食センターで作られた給食を食べられることがうれしい。これからも栄養満点でおいしい給食を待っています」と喜びの言葉を語った。

 式典後は同センター2階会議室で試食会もあり、約20種類の給食100人分が参加者に振る舞われた。

 宮良所長の息子の信大君(八重高3年)は「懐かしいし、また食べられてうれしい。これまではふやけていたスパゲティもおいしくなったと聞いており、今の小中学生がうらやましい」と笑顔。

 大本小学校の漢那ひとみ校長は「前もだったが、よりおいしく感じた。7日からの給食も今から楽しみです」と感想を語った。


世の中、たまたま後になったことで得したということがよくある…

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 世の中、たまたま後になったことで得したということがよくある。方言にも「後ふぅどぅ真ふぅ」という言い方がある▼ただ、いずれも、新し物好きや性急な人、社会貢献などに積極的に関わる人たちには得てして縁がないようだ。縁がないというより、どのみち避けて通れないなら、いち早く行動して後悔もしないという太っ腹の持ち主で了見の狭い私たちとは大違い▼大型のプラズマや液晶テレビも当初は100万円もした。ビデオも8㍉もカセットCDも高根の花だった。それを、即購入して楽しむ知人がいてうらやましくてしかたがなかった▼下水道事業に対しても海を汚しては石垣の観光がだめになると供用と同時に接続し、「接続費がこうも高くてはねー」としり込みする周りにも熱心に勧めていた▼この知人に石垣市が接続費用を10万円を上限に補助するようですよ、早めにつないで損した気分でしょうと冗談めかして話してみた▼「確かにテレビもCDプレーヤーも高かったが、国産で値段相応に質がよく壊れずに今も使っているよ。下水道の接続料も値下がりしたと理解すれば割り切れる。それに浄化槽の管理費がなくなったことでそれ相当の元も取れた。でも不公平だと思う人もいるだろうから補助なし接続には下水道料金の期限割引があってもいいね」(仲間清隆)

島民以上に

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 ▽…ヒュッタ浜のビーチクリーンに汗を流した松井清・知子夫妻はこれまで何度もダイビング目的で来島しており、無類の海好き。清さんは「島全体が海に恩恵を受けていると思うので、海辺の人だけが掃除をするのはおかしい」と指摘し、「行政の力や、一定料金を負担するなど何らかの取り組みでリピーターにつなげることが重要」と強調。島民よりも島のことを考える姿に脱帽。

 ▽…新しい八重山食肉センターが20日にオープンする。処理能力が大きくアップし、旺盛な石垣島産和牛の需要にも対応できるようになるが、肥育頭数の増頭が課題。JA石垣牛肥育部会の仲大盛幸吉部会長によると、牛舎の増築が急がれるが、費用がネック。「今すぐにでも対応してもらいたい」と行政の支援を訴える。

 ▽…新学期を前ににぎわう準備セールのなかに、ぞうきんや手さげ袋のコーナーがあった。かつては、着なくなった服の端切れや使い古しのタオルなどを母親が裁縫でぞうきんに仕上げてくれたものだが、最近では安価で頑丈なものが売られている。手間がかからないのはいいが、簡素化されてしまうのは少し寂しい気も。

ハワイ公演大盛況 八重高郷芸、ホノルルに舞う

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ハワイの交流公演などを終え、帰島した八重山高校郷土芸能部の皆さん=4日夕、南ぬ島石垣空港

3月26日から今月4日までハワイで交流公演やホームステイなどを行った八重山高校郷土芸能部(名嘉夏海部長、部員22人)が4日夕、空路帰島し、大勢の保護者や関係者が出迎えた。

 ハワイや沖縄本島で公演活動を行っている「御冠船(うくゎんしん)歌舞団」(エリック和多代表)との交流がきっかけで実現したもの。

 3月30日にホノルル市の慈光園(じこうえん)本願寺ホールで行った公演には定員の500人を上回る520人が訪れ、八重山芸能を満喫。同部顧問の長浜大樹教諭によると、4時間前から待っている人もおり、大盛況だったという。

 部員らは「鷲ぬ鳥節」「高那節」「黒島口説」などのほか、7月に茨城県で開かれる全国大会で踊る「今日が日ば、黄金日ば」も披露した。

 解団式で名嘉部長は「ハワイの人の方が自分たちより島のことに詳しく、帰ってきたらより理解を深めたいと思った。次は全国に向けてしっかり頑張っていきたい」と意欲。

 引率した指導者の南風野三枝子さんは「心も立派に成長し、かけがえのない大切なことを学んできた。褒めてあげてほしい」と語った。

八重山毎日ゴルフが開幕

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第20回八重山毎日アマチュアゴルフ選手権大会が開幕。前回レディース部門を制した平良臣子さんのティーショット=5日午後、リゾナーレ小浜島カントリークラブ

 【小浜島】第20回八重山毎日アマチュアゴルフ選手権大会(主催・八重山毎日新聞社、主管・八重山ゴルフ協会)が5日、小浜島のリゾナーレ小浜島カントリークラブで開幕した。4部門に189人がエントリーしている大会は、2日間にわたり、日本最南端のゴルフコースで熱戦を繰り広げる。

 初日は、シニア41人、ミッド・グランドシニア17人、レディース24人がラウンド。6590ヤード、パー72のコース攻略に挑んだ。

 ラウンド中の選手たちは、ティーショットを放った瞬間に「あがやー」とボールの行方に気をもんだり、パーセーブした女子選手は「初めて、このホールでパーを取った」と喜ぶなど、好プレーもミスも思い思いに楽しんでいた。

 この日は、朝から青空が広がった。気温も約23度まで上昇する汗ばむ陽気だったが、時折、涼しい風が吹く絶好のゴルフ日和となった。

 大会最終日の6日に行われる一般部門は、106人がエントリーしており、午前8時10分にスタート。大会終了後の午後7時30分からは、ホテル日航八重山で表彰式が予定されている。

海岸ゴミ、100袋回収 ヒュッタ浜ビーチクリーン

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海Loveネットワークのビーチクリーンでブイや発泡スチロールなどを分別する参加者たち=5日午前、吉原のヒュッタ浜

 海Loveネットワーク主催のビーチクリーンが5日午前、吉原のヒュッタ浜で開かれ、市民約50人が約100袋分のごみを収集した。

 同ネットワークの中川久美子事務局長によると、同浜を本格的に清掃するのは6年ぶり。中国や韓国、台湾からの漂着ごみが多く、特にペットボトルや発泡スチロール、ブイロープなどの漁具が多いという。

 海底に沈んでしまったり、海中を漂っているごみもあり、中川事務局長は「カメなど海の生き物がレジ袋をクラゲと間違えて食べて餓死したりしている。しっかり考えていかないといけない問題だ」と危惧。また、「ごみが流れ着かないような政策を取ってもらうのは私たちのレベルではできず、拾い続けるしかない。ごみが手元や足元から海までやってくることを一人一人が意識し、行動すれば海はきれいになる」とも強調した。

 ビーチクリーンは6日も午前10時30分から、同浜で行われる。同ネットワークはボランティアの参加を呼びかけている。問い合わせは中川事務局長(080−6495−2009)。

学用品コーナーにぎわう

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文房具などを見比べる親子連れ=5日午後、タウンパルやまだ

 7日からの新学期シーズンを前に、市内の文房具店や雑貨店では入学や入園、新学期の「準備セール」がピークを迎えており、文房具などを買いそろえる親子の姿が見られた。

 このうち、市内大川のタウンパルやまだでは、ノートや色鉛筆、絵の具などを並べた特設コーナーを設置。来店した子どもたちがキャラクターの描かれた文房具を見比べたりしていた。小学2年生に上がる女の子は「いろんな勉強道具があって楽しい」と目を輝かせた。

 また、縦書きや横書きなど科目別に合わせたノートのセットもあり、女の子の母親は「自分が子どものころは、こんなに便利じゃなかった」と当時を思い出していた。

 量販店やスーパーでは式服、上履きなどのコーナーも設置。入学祝いのオードブルも受け付けている。

13年度売り上げ6億円 ゆらてぃく市場

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13年度の年間売り上げが6億円を突破したJAファーマーズマーケットやえやまゆらてぃく市場店内=5日午前

 JAファーマーズマーケットやえやまゆらてぃく市場(幸喜英信店長)の2013年度の売り上げが6億406万2732円(税込み)で、来客数が34万9613人となった。同市場はオープン5年で売り上げ6億円を目標としていたが、3年目で達成した。幸喜店長は「地域の農家が意欲を持って多品目に挑戦し、品質の高い品物を持続的に生産してくれたおかげ。本年度は6億4000万円を目指す」と話している。

 同市場は、南ぬ島石垣空港が開港した影響で島外からの来客が増加。農家による夏場の熱帯果樹の増産と多品目生産への取り組みなどが売り上げ増につながった。

 13年度の総売り上げのうち、約6割を熱帯果樹商品が占めた。パインとマンゴーの時期となる6月からの3カ月間で、全体の約38%に当たる2億3110万9986円の売り上げがあった。

 品質に問題はないものの、多少の傷などで出荷できなかった熱帯果樹を「訳あり商品」として低価格で販売する工夫も奏功した。

 同市場は今月からの消費増税にも値上げをしておらず、今後の売り上げにどう反映されるか注目されそうだ。

 幸喜店長は「生産者の意欲と市場の方向性がうまくかみ合っている。すべては生産者のおかげ。本年度も目標額を上回るよう努力したい」と意欲を示している。


新八重山食肉センター20日にオープン

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20日にオープンする八重山食肉センターの新食肉加工施設=3日午後

 昨年7月から建設工事が進められてきた㈱八重山食肉センター(代表取締役・中山義隆石垣市長)の新食肉加工施設が20日、オープンする。15日ごろから試運転を始め、20日にオープニングセレモニーを実施する。本格的な供用開始は21日から。処理費用は現行通り。新施設では処理能力が大幅に向上するほか、オンレーン方式の採用で一貫した加工処理が可能となり、郡内の畜産振興につながるものと期待されている。

 これまでの施設は1974年に整備されたもの。増改築を繰り返してきたが、老朽化が進んでいた。建築当初は豚のと畜が主流だったため、牛の処理能力には限界もあった。2013年度の処理頭数は牛1676頭、豚2508頭、ヤギ325頭となっている。

 新しい施設は、旧施設隣の市有地9070平方㍍に建てられた。建築面積は3340平方㍍で鉄骨造り2階建て。財団法人県畜産振興基金公社の離島畜産活性化整備事業を導入し、総事業費は約25億3000万円。

 新施設には大動物(牛、馬)、小動物(豚、ヤギ、猪豚)のと畜解体処理、部分肉処理施設が整備されている。処理能力は1日当たり大動物20頭、小動物50頭。洗車場や車両消毒槽、排水処理施設も完備した。

 同センターの川杉國利常務は「処理能力はこれまでの約3倍。これまでは枝肉に加工してから別の施設に移動していたが、新施設では生きた牛を持ち込んだ状態から枝肉、部分肉の加工までを一貫して処理できるため、衛生面の向上にもつながる」と話している。

新学期が始まり小中高校では…

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 新学期が始まり小中高校では期待と希望に胸ふくらませた新入生登校する。学校での楽しみの一つが給食。勉強から解放され一息つけるひとときは多くの子が好きな時間だと思う▼バンナ公園北口側に移転新築した市立学校給食センターが、きょうから小中18校に配送を開始。衛生管理を徹底したドライシステムの調理場はオーブンも導入され焼き物や蒸し物など副菜も多彩になるというからうれしい▼八重山の学校給食は戦後の混乱期から復興へと動きだした1950年に米国からの援助物資の脱脂粉乳で始まり、60年にパン給食の実施、給食センターがオープンした73年から完全給食となった。スタイルも年々変化し、ランチルームでの会食やバイキングもあり様変わりした▼最近は「和食」が世界無形文化遺産に登録されることから給食もパンをご飯に、牛乳をみそ汁の和食中心の献立に変えようという傾向も▼石垣ではゴーヤやモズクなど地場産品を使った献立が月に何度か出るようだが人気はいまひとつのよう。家庭でも郷土料理が少なくなり伝統食をもっと取り入れてという声も聞く▼親にとっても子どもたちが嫌いなものを克服できるありがたい給食。偏食や孤食、外食と食環境が厳しさを増すなか成長期の子どもたちのため栄養、愛情たっぷりのおいしい献立を期待したい。(辻本順子)

ストレス解消にも

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 ▽…八重山アーチェリー協会が初めて開いた体験教室。藤本浩理事長は「運動神経の良さはあまり関係ない。強いていうなら肩が柔らかい人の方が向いている」といい、年齢や性別に関係なく生涯スポーツとして楽しめる魅力をPR。ただ、県全体としてもまだ認知度が低く、できる場所や道具をそろえる所がないのが難点だ。もっとたくさんの人がアーチェリーを知り、競技人口が増えたら県内から五輪代表が出る日も近いかも。

 ▽…少年スネークが第18回JTA杯先島地区学童野球交流大会で大会初の3連覇を果たした。1、2回戦ではリズムがつくれず、苦戦したが、これを乗り越えて栄冠を手にした。新良和人監督は「大会3日間でメンタル面が成長した」と目を丸くする。大会を通して、子どもたちが成長していく過程をみるのは何より楽しい。

 ▽…衰弱から回復し、元気よく羽ばたいていったサシバ。保護時には右足の爪が曲がったままで、エサをつかめない状態だったという。曲がった爪を伸ばせるよう工夫を凝らしたリハビリを行い、爪を使える状態にまで回復した。無事に北上し、今年の秋には元気な姿で戻ってきてくれることを祈りたい。

的を射る楽しさ体験 毎月開催へ

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藤本浩理事長から指導を受け、アーチェリーを体験する参加者
※関連あり

 八重山アーチェリー協会(嘉数博仁会長)は6日、石垣市大川の櫻花ビルで体験教室を初めて開いた。参加した市民らは同協会の藤本浩理事長らの手ほどきを受け、アーチェリーの楽しさに触れた。

 1日に設立したばかりの同協会は▽アーチェリー人口ゼロからオリンピックへ▽中高校生の全国大会出場▽障がい者も楽しめるアーチェリー—などをモットーに掲げており、毎月1、2回の割合で教室を開催していく。

 2回目の体験という福士知孝さん(37)、徳子(さとこ)さん(39)夫妻=石垣市大浜=は「真ん中になかなかいかなくて難しいけど楽しい。気持ちいい」「的を狙っている時は無になり、呼吸も整えられて落ち着く」と感想。

 共に初挑戦の小山豊さん(39)=大川=、小川静江さん=同=は「意外にやりやすかった。精神を落ち着かせることでメンタル面が成長できると感じた」、「弓が思っていたより重かったが楽しかった。爽快感がある」と笑顔をみせた。

 藤本理事長は「石垣島をアーチェリーのメッカにしたい。そのためにもまずはアーチェリーを知ってもらい、楽しんでもらえる環境をつくりたい」と話している。

スネーク、大会初の3連覇 JTA杯先島学童野球

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大会初の3連覇を喜ぶ少年スネークのナイン(JTA宮古支社提供)

 第18回JTA杯先島地区学童野球交流大会(同実行委主催)は6日、宮古島市民球場で決勝を行い、少年スネークが鏡原少年野球部(宮古)を2—0で退け、大会初の3連覇を達成した。県代表として、8月に徳島県で開催される大鳴門杯西日本学童軟式野球大会に派遣される。

 先攻のスネークは六回、長打と敵失で先制すると、適時打で加点した。先発の砂川羅杏は被安打1、与四球1、奪三振8の好投で相手打線を零封した。

 殊勲賞に砂川羅杏投手、特別賞の丸勝賞に守備力が評価された西里颯遊撃手が選ばれた。

少年スネーク

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鏡原少年野球部

(ス)砂川—下地

(鏡)花城、野原—我如古

▽二塁打=下地敦大(ス)

 

水産物加工処理施設建設へ 石垣市

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水産物加工施設の建設が予定されている敷地=6日午後、奥は八重山漁協

 八重山漁協の荷さばき場の西側に隣接する県有地3400平方㍍に、水産物加工処理施設が2014年度内に建設される見通しだ。石垣市が4億5000万円をかけて整備し、漁協に指定管理を委託する予定だ。現加工場は老朽化している上、手狭で設備も不十分。新たな加工施設にはレトルト釜など最新の設備を導入し、鮮度管理や衛生管理を徹底して付加価値の加工品製造を目指す。市は6次産業化を推進する。

 漁協には、1978年に補助事業で整備されたかつおぶし加工場(1075平方㍍)がある。2005年以降はモズク加工場として使用してきたが、天井の剥離など修繕が困難な施設になっているという。また、荷さばき場に隣接する形で市が整備した加工場(51・3平方㍍)もあるが、スペースが狭く、4人が一度に作業をできないなど製造数に限界が出ている。

 新加工場ではレトルト釜のほか洗浄機、加工台、タンク、冷凍・冷蔵施設を完備。モズクやマグロ、ソデイカ、養殖ヤイトハタなどを加工し、年間の処理量はモズクで700㌧、ソデイカで70㌧、マグロで20㌧を計画する。これに伴い、パートの従業員も確保する予定だ。

 ハード面の整備に伴い、市は産地協議会を立ち上げており、衛生管理の講習会などソフト面での対応も行っている。異物混入を防ぐため、金属探知機の整備も予定する。上原亀一組合長は3月31日の会議で「薫製ができる機能を施設内に盛り込んでほしい」と要望した。

星山さんが初優勝 八重山毎日アマゴルフ

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第20回八重山毎日アマチュアゴルフ選手権大会で優勝した一般・総合の星山健二さん、シニアの与那覇寛勝さん、ミッド・グランドシニアの宮国秀雄さん、レディースの平良臣子さん(左から)=6日夜、ホテル日航八重山

 【小浜】第20回八重山毎日アマチュアゴルフ選手権大会(八重山毎日新聞社主催、八重山ゴルフ協会主管)は最終日の6日、小浜島のリゾナーレ小浜島カントリークラブ(6590ヤード、パー72)で一般部門の競技を行い、星山健二さん(44)が5オーバーの77で初優勝、総合成績でもトップになった。シニアは与那覇寛勝さん(60)が78、レディースは平良臣子さん(57)が92で制し、ともに2連覇を達成した。ミッド・グランドシニアは宮国秀雄さん(67)が82で初の栄冠を手にした。

 一般部門には106人が出場、4部門では総勢188人がエントリーした。大会は2日間とも好天に恵まれ、絶好のゴルフ日和となり、熱いラウンドが展開された。

 同日夜にはホテル日航八重山で表彰式が行われ、各部門の入賞者にトロフィーや賞状、景品が贈られた。ゴルフ協会の高木健会長があいさつで笑いを誘い、大会のプレーの様子が放映されるなど、和やかな雰囲気。石垣−東京、石垣−那覇の往復航空券など82点が当たる抽選会では、プレーの疲れを感じさせない盛り上がりをみせた。

 上位入賞者は次の通り。(同スコアの場合はマッチング方式で順位を決定)

 【一般】

 ▽①星山健二・77(O37、I40)②濱川忍・77(O37、I40)③屋良部守・79(O39、I40)

 【シニア】

 ▽①与那覇寛勝・78(O39、I39)②名若幸男・78(O38、I40)③宇根洋人・79(O39、I40)

 【ミッド・グランドシニア】

 ▽①㈰宮国秀雄・82(O42、I40)②㈪金城力・82(O39、I43)③砂川盛良・89(O42、I47)

 【レディース】

 ▽①平良臣子・92(O47、I45)②当銘立子・96(O51、I45)③崎原竹子・97(O51、I46)


台湾人観光〜団体から個人へ

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台北から中華航空便で到着した観光客=2日午後、南ぬ島石垣空港

 南ぬ島石垣空港が開港して1年。台北石垣間の航空路線が2日に再開し、台湾からの観光客が八重山を訪れるシーズンが幕を開けた。これに合わせて「台湾人限定」を売りにした台湾資本の宿泊施設が石垣市内にオープン。中華航空沖縄支店の担当者によると「台湾の海外旅行商品は団体ツアーから個人客向けへと変化し、需要も高い」と、台湾人観光が変化しつつあることを説明する。7日には、台湾からのクルーズ船が寄港予定。(砂川孫優記者)

 

 「50分で南国の島」

 

 台北石垣便は、中華航空と復興航空の2社がそれぞれ週2便4往復運航。桃園国際空港から石垣向けに送客する。

 中華航空の担当者は「石垣島は台湾から約50分で行ける南国の島としてイメージが定着。海や自然、石垣牛というブランドが強く、台湾での認知度も高い」と分析する。

 

 新たな戦略

 

 今回の運航再開を狙い、台湾国内で大型リゾート施設などを経営する台湾企業が1日、石垣市内にコテージ型の宿泊施設をオープン。台湾で石垣向けの旅行商品を売り込むだけでなく、台湾からやってくる観光客を自社施設で受け入れる戦略を取っている。

 市内のホテル関係者の男性(54)は「これまでにない独自のやり方で、新しい海外観光の形。台湾資本の宿泊施設が石垣島への参入は初めてではないか」と語った。

 台湾で日本語を学び、宿泊施設のスタッフとして台湾企業から派遣されている女性は「私たちの特徴は、スタッフが通訳を兼任してゲストに帯同すること。言葉の壁という利用客の不便さと不安を解消できることがメリット」と話してくれた。

 

 個人旅行に人気

 

 同コテージが狙うのは、団体ツアーではなく、少人数で楽しむタイプの観光客。

 中華航空の担当者は「台湾人旅行者はこれまで、団体ツアーを利用することが多かったが、カップルや家族連れなどの少人数で旅行するケースが増加。旅行会社も個人向けの旅行商品を開発し、その人気に火が付いた。おかげで石垣路線の搭乗率も好調」と喜ぶ。

 コテージスタッフの女性は「施設の利用客は、台湾国内の富裕層が多い。団体ツアーと違い、個別で自由に動いて観光できるのがメリット。地元の人々と競合するという考えは全くない」と語る。

初心にかえり安全運転を

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 ▽…6日から始まった春の全国交通安全運動。スローガンは「お互いに もてたらいいね 思いやり」。我先にではなく、譲り合ったり、ひと呼吸置くだけで「思いやり運転」はできるはず。15年間、街頭で子どもたちを見守る野原和子さんも「時間ギリギリではなく、ゆとりをもって運転を」と願っている。この時期、安全運転を再認識したい。

 ▽…東京書籍版の中学校公民教科書が配布された竹富町内の中学校。文科相の是正要求が出されたばかりとあって、各中学校には全国各地の報道関係者から取材申し込みが殺到。学校側も対応に苦慮している様子で、報道陣に対し「生徒に影響を与えないように」と注意しているものの、生徒に密着して撮影するなど配慮のない報道関係者も。

 ▽…県の教員人事交流事業で秋田県から訪れ、真喜良小学校の6年2組を受け持っている鈴木誠教諭(49)。学級開きで趣味の釣りについて「秋田ではアジやハタハタという魚がよく釣れます」などと紹介すると、児童から「ここではガーラが釣れる」「すぐ近くに良いスポットがあるよ」などの声が飛び、「楽しみだ」と満面の笑み。

どれだけ道行く人の目を楽しませてくれるのか…

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 どれだけ道行く人の目を楽しませてくれるのかと期待していたが、裏切られた。国道バイパスに新設された植栽マスの緑化である▼雑草が目立っていた植栽マスをコンクリートで埋め、同じくコンクリート製の「箱」を作った。鉢植えの花々をワンタッチで取り換えられる仕組みで、730交差点からサザンゲートブリッジまで、かなりの密度で設置されている▼多くの市民が、大型の花鉢を覆いつくすような美しい花木を想像していたと思う。ところが現実は貧弱で、若者流の表現だと実に「しょぼい」。花木の選定も失敗だろう▼特に最近は、シードー線や運動公園周辺などの都市街路で美しい花が満開しているだけに、何かと県の事業と比較されがち▼県の事業はそれ相応の予算を投じているが、市の都市街路美化事業は、植栽マスに花の種子をまいただけ。この単純な取り組みが美しい景観をつくりあげている。これは市民の評価も高く、毎年続けてほしいもの▼花と緑の街づくりは、多くの予算を投じた方が成果をあげるというものではない。もちろん予算は必要だが、大事なのはアイデアだ。国道バイパスの植栽マスと、都市街路の植栽マスのどちらが美しいのか、一目瞭然だろう。県はぜひ市民の声を聞き、検証してほしい。(黒島安隆)

入館者が1万人突破 石垣島天文台

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「星空学びの部屋」の4D2U上映会=資料、2013年7月4日

 石垣島天文台(宮地竹史台長)の2013年度入館者が過去最多の1万2915人となり、年間で初めて1万人を突破した。06年3月の供用開始から8年間の累計入館者は6万6784人となった。

 同天文台では、新石垣空港開港による観光客の増加や昨年7月4日に一括交付金を利用して建設された「星空学びの部屋」がオープンし、4次元デジタル映像(4D2U)の上映が始まったことで、昼間や悪天候時の集客が増えたことを要因に挙げている。

 入館者の内訳は施設見学が4300人、4D2Uが2893人、星空観望会が5722人。

 宮地台長は「宇宙のことに関心を持つ人が増えてうれしい。もっと多くの人が天文台を利用してほしい」と話した。

 天体観望会は土日祝日の毎夜2回(30分)開催。星空学びの部屋の上映は開館日の午後3時から1回(30分)で、いずれも電話予約(88—0013)が必要。

アクエリアス号歓迎 今期63回の寄港を予定

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カール船長らを歓迎したセレモニー=7日午後、石垣港F岸壁

 台湾からの乗客1420人を乗せたスタークルーズ社の「アクエリアス号」(5万1309㌧)が7日午前、石垣港に今期初めて寄港。港で石垣市が横断幕を掲げて歓迎した。今期は10月30日まで計63回の寄港を予定している。昨年は56回寄港し、約8万3000人が石垣を訪れている。

 アクエリアス号はこの日、午前11時半に石垣港F岸壁に接岸。石垣市観光文化スポーツ局が歓迎セレモニーを行い、市職員がカール・ジョン・ミラマーク船長らに花束を贈った。

 漢那政弘副市長は「アクエリアス号で大勢の観光客が来ることで石垣市も活性化しており、とても感謝している。ぜひ島の自然や風土、食、文化を楽しんでください」と歓迎。カール船長は「温かい歓迎をうれしく思う。今後は新造船も予定しており、これからも観光客を石垣島に運んできたい」と述べた。

 アクエリアス号は毎週月曜日午前11時半と木曜日午前11時に入港する。

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