NHK紅白歌合戦に30回以上の出場経験を持つ人気歌手、小林幸子さん(60)のデビュー50周年を記念したコンサート「Smile」(小林幸子石垣招致委員会主催)が30日、石垣市民会館大ホールで昼夜の2回行われ、多彩なジャンルの歌や豪華な衣装で会場に詰めかけた観客を魅了した。石垣島公演は初めて。
小林さんは1964年に「ウソツキ鴎」で歌謡界にデビュー。全日本有線放送大賞グランプリや第21回日本レコード大賞最優秀歌唱賞受賞、NHK紅白歌合戦33年連続出場など人気歌手として活動を続け、2013年6月にデビュー50周年を迎えた。
コンサートは昼と夜の2回行われ、計2000人(主催者発表)が来場した。
昼の部では幕開けで「影を慕いて」をアカペラでしっとりと歌い上げた。
「もしかして」のジャズバージョンや「女の円舞曲」のワルツバージョン、「ひと晩泊めて」などのメドレーに合わせたダンス、衣装の早着替えも披露。
紅白に初出場した際に歌った「おもいで酒」をはじめ、新曲「蛍前線」、人気の「とまり木」「雪椿」、さだまさし作詞の「茨の木」など19曲を熱唱した。
曲の合間にはトークショーもあり、「石垣島は初めてですが、皆さんに会うことができてとてもうれしい。歌謡界でデビューして50周年を迎えられたのも、応援してくれるファンの皆さんのおかげ」とあいさつ。
コンサートの最後には、楽曲「茨の木」をモチーフにバラの花をちりばめた50周年を記念した衣装(高さ5㍍、幅7㍍)で登場。豪華な衣装に会場からは大きな歓声が上がり、コンサートは最高潮に達した。