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選挙戦が確実な情勢 石垣市議補選

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石垣市議会議員補欠選挙に出馬表明した黒島孫昇氏(右)と花谷史郎氏

 石垣市長選(3月4日告示、同11日投開票)と同時に行われる市議会議員補欠選挙(1議席)で、保守系で会社代表の黒島孫昇(63)=真栄里=と革新系で農業の花谷史郎(35)=登野城・嵩田=の2氏に加え、市長選で3期目を目指す中山義隆氏も候補者の擁立を予定していることが26日、分かった。市長選に出馬する革新系市議の宮良操氏が告示10日前までに辞職すれば無投票当選の可能性もあったが、中山陣営からの出馬で選挙が行われる見通しとなった。

 今回の市議補選は、前津究氏が県議選出馬で辞職したことに伴うもの。現議会勢力は与党系が14人と野党系7人の倍の数を誇っている。宮良氏が辞職すれば野党系は6人とさらに弱体化する。

 市選管によると、宮良氏が告示10日前の2月22日までに辞職すれば2議席で争われ、23日以降に辞職すれば1議席のまま。辞職しなくても市長選立候補の届け出と同時に自動的に失職する。1議席となるか2議席となるかは、宮良氏の辞職時期によって決まる。

 宮良陣営は、宮良氏とセットで戦う花谷氏の当選をまず優先。陸自配備に反対の立場を示す黒島氏が、市長選予定候補の自民党県議砂川利勝氏を支持しているもののセット戦術をとらないため、第3の候補の動きがない場合、告示前に辞職して反自衛隊勢力で2議席を確保する選択もあったが、中山氏の擁立の動きを受け戦略の見直しを迫られそう。

 ただ、宮良氏が市議職にとどまり続けた場合、「議員報酬はもらい続けるのか」「立候補者のチャンスを奪うのか」などと有権者から反発を招くおそれもあるため、世論の動向も見ながら対応することになるとみられる。

 市議選について陣営から一任されている中山氏は、支持する市議に9月の本選挙で影響が出ないよう人選を調整、近く発表する。「セットで戦う」としており、新たな票の掘り起こしで相乗効果を狙う考えだ。


12万人記念、旅の思い出に

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 ▽…石垣島天文台の施設見学者12万人目として、田畑康次・洋子さん夫妻に認定証が贈られた。2人は、夏場の観光シーズンを避けて1月に来島。旅の思い出になったと12万人目の記念を喜んだが、悪天候で星の観望ができず「肉眼できれいな星を見たかった」と悔やむ洋子さん。次の機会に南十字星を観望する目標を立て、天文台を後にした。

 ▽…「ベートーベン作曲交響曲第九番『合唱つき』を聴く会」が市立図書館であり、市民約15人がレコードならではの奥行きのある音に耳を傾けた。主催者の佐久川広海さんは地元民のみの管弦楽団を将来的に作るためにも青少年がクラシックに触れる機会を増やしたいと、3高校と石垣、石垣第二、大浜の3中学校にコンサートの開催をPRしているが、参加者が少ないのが現状という。せっかくの機会。ぜひ足を運んでみては。

 ▽…連合沖縄八重山地域協議会の新春の集いに中山義隆市長の代理で出席した漢那政弘副市長。来賓あいさつで「このようなおじさんが出てきて申し訳ありません」と頭を下げたが、会場では気になる3月の市長選の動向について情報収集。しっかり”仕事”するなど抜かりない。県議や参加者との会話で親睦を深め、和気あいあいの新春会。お互いの内心はそうでもないようだ。

敬愛する八重山のたこ製作者が相次いで亡く

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 敬愛する八重山のたこ製作者が相次いで亡くなった。八重山凧愛好会の二代会長を務めた元NTT社員の内間康祐氏(享年81)と元那覇市職員の黒島良信氏(同66)の2人。共に好んで八角たこを作った▼内間氏は寡作。かっこいいたこを目指して、たこ骨の長短を微調整、描く丸の拡大縮小を試み空で大きく見えるように創意工夫を重ねていた。新築や子どもの誕生祝いの飾りだこも喜んで応じていた▼黒島氏は多作で年に2000枚余も作ることもあり、それを県下の小学生にプレゼントしていた。竹は那覇市内のホテルの門松をもらい受けて加工、休みの日はたこ作りに没頭。丸い図案も色塗りでは間に合わないので色紙を切り抜いて貼り付けるなどの工夫をしていた▼そんなたこは伝統でないと言う人もいたが、それは当たらないと思う。伝統とはその時代の人々の考えや好みなどで革新されていくもので後世の人が昔のままの素材や作り方に拘泥してしまうと、たこ文化の創造発展の芽を摘みかねない▼たこは形と骨組みが継承できていれば良しとしたい。私たちは現在、竹の代わりにカーボンやグラスファイバー、紙の代わりにビニールや布地も使う。軽く丈夫にして風の有無や多少の雨に関わらずたこ揚げしたいから▼本日のマラソン応援凧あげ隊も風雨との駆け引き。(仲間清隆)

躍動感の舞台、観客魅了 八重高ダンス部が発表会

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八重高ダンス部の第1回発表会でエネルギッシュなダンスを披露する部員たち=26日夜、市民会館大ホール

 八重山高校ダンス部(堂本菜月部長)の第1回発表会(同部父母会主催)が26日夕、石垣市民会館大ホールであり、部員26人がエネルギッシュでキレのあるダンスで観客を魅了した。会場は立ち見も出るほどの盛況ぶりで、演目が終わるたびに盛んな拍手を送った。

 プログラムでは、昨年1月に嘉手納町で開かれた全日本高校・大学ダンスフェスティバルに出場した時の演目をはじめ、多彩なパフォーマンスを披露。

 同校郷土芸能部や書道部、石垣アイランドダンサーズ、同部3年の平良麻白さんと仲村渠美波さんらが友情出演し、舞台に花を添えた。

 八重高ダンス部は2012年度に同好会として発足し、16年度、部に昇格。県ダンスフェスティバルへの出場や、「ダンスキャンプin宮古島」でプロダンサーから指導を受けるなどして技術を高めている。

 父母会の與那嶺修会長は「ちゃんとした部室もないなかでガラスに映る姿を見ながら振り付けを覚えてきた。部員や外部コーチ、父母会が共にアイデアを出し合いながら作り上げた発表会」、堂本部長は「これまで頑張ってきたダンスを披露できるのも外部コーチや先生方、地域の皆さまのおかげ。これからも部員一同頑張っていく」と述べた。

幼少期から体験で継承を シンポジウムで提言

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八重山の民俗芸能継承に向けて、子どもと祭事のかかわりについて提言するパネリストら=26日夜、竹富島まちなみ館(上間学通信員撮影)

 八重山の民俗芸能継承・後継者育成に向けた一般社団法人与那国フォーラム(代表理事・外間守吉与那国町長)のイベント「民俗芸能の未来のために今できること—継承者育成の実践と精神—」が26日夜、竹富島まちなみ館で開催された。県内外の民俗芸能関係者ら7人が「子どもと祭事のかかわり」をテーマに提言。芸能は心を一つにする力があるとして、地域生活の中で幼少期から民俗芸能への機会を提供する重要性を確認した。

 同イベントは、国の重要無形民俗文化財に指定されている「与那国島の祭事の芸能」の継承危機を受けて、郡内各地の取り組み事例を基に人材育成計画の策定を目指すもの。

 沖縄県文化振興会の2017年度沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業の一環。

 第1部のシンポジウムでは、与那国民俗芸能伝承保存会の宮良純一郎相談役、玻座真間民俗芸能保存会の亀井保信顧問、小浜民俗芸能保存会の花城正美氏、祖納公民館の古見代志人館長、干立公民館の山下義雄館長、全日本郷土芸能協会の小岩秀太郎事務局次長、日本離島センターの三木剛志広報・調査課長の7人が登壇。

 亀井氏は竹富島の国指定重要無形民俗文化財「種子取祭」に触れ、「種子取祭でも芸能は見せ物ではなく、神様に奉納するものと若い世代には常々伝えており、芸能を無くしてならない背景には重要なものがある」と継承する意義を強調。

 山下氏は「時代とともに変化していく価値観を見つめながら、現実的に考えること。(幼少期の体験は)進学や就職で島を離れた後に『当たり前』という価値観から『誇り』になる可能性がある」と話し、三木氏は鎌倉時代の念仏踊りが発展したとされる大分県姫島の盆踊りを紹介し、同島の①学校教育②外部評価③世代を横断する地域力—の3点を評価。そのためには財政的支援など社会基盤が大きな支えになることなどを指摘した。

 第2部の芸能交換会では、与那国民俗芸能伝承保存会が「道唄」「ちでぃん口説」「与那国の猫小」を披露。竹富公民館は「むりか星」「安里屋節」「揚作田節」を次々と繰り広げ、参加者らが各地域独特の演目に理解を深めた。

 イベントの冒頭、与那国フォーラムが本年度調査した▽白保▽鳩間島▽波照間島▽黒島▽竹富島—5地域の民俗芸能継承の事例報告もあった。

石垣島天文台 見学者12万人を達成

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12万人目の見学者となった田畑康次・洋子さん夫妻(中央)=27日午前、石垣島天文台

 石垣島天文台(花山秀和施設責任者)の施設見学者数(累計)が26日に12万人を達成した。27日午前、同天文台で記念セレモニーが行われ、埼玉県から観光で訪れ12万人目の見学者となった田畑康次(69)・洋子さん(66)夫妻に認定証と記念品の双眼鏡が贈られた。康次さんは「思いがけない幸運に巡り合い感動している」と喜んだ。

 セレモニーでは、花山施設責任者らが、くす玉が割り田畑夫妻を祝福。元天文台職員の友利宇宙さんが、星にまつわる内容を歌詞にしたとぅばらーまを2人にプレゼントした。

 24日から4日間の日程で初来島した田畑夫妻は、26日の閉館前に訪れ、「むりかぶし望遠鏡」などを見学した。星や宇宙に興味があるという康次さんは「突然のことで驚いている。一生に一度あるかないかの経験をした」と感激した様子。妻の洋子さんは「今回、あいにくの天気で星を見られず残念だった。次回こそ南十字星を見たい」と話した。

 代表あいさつで、NPO法人八重山星の会代表理事の通事安夫氏は「12万人目の来館おめでとう。価値があり記念すべきことだと思う」と祝福した。

 同天文台では、2006年4月に施設公開を開始後、17年5月に見学者数が11万人に到達。好調な八重山観光を背景に、そこから約9カ月間で12万人を達成した。

ハンディのある人が伴走者と一緒に大会に出場するロープランナー…

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 ハンディのある人が伴走者と一緒に大会に出場するロープランナー。ハンディのある人がスポーツを楽しむ仕組みのひとつだ▼八重山の先駆的な伴走者のひとり、石垣市登野城の福仲用治さん(62)がわざわざ台湾まで電話をくださった。石垣島マラソンなどで伴走したことがある冨永実勝さん(75)が一緒にいるから電話を代わるという▼冨永さんも字登野城出身で宜野湾市在住。正月に合わせて帰省していたところだ。1943(昭和18)年生まれで台湾出身。「屋良朝苗は台湾で学校の先生をしていて、山中貞則を教えていたこともあるの」▼沖縄の復帰がいつなのか分からない人がいるという話題がニュースになる昨今。公選の行政主席を務めた屋良を台湾との関連で語れる人は、県内でも少なくなってきているのではないか。八重山の畜産基盤整備と深くかかわった初代沖縄開発庁長官の山中と絡めて語るとなると、さらに危うい▼電話の向こうで冨永さんは「台湾のことを手紙に書いて送るよ」と言った。私の居所は福仲さんに差し上げた名刺に刷ってある。発送は福仲さんが手伝うのだろう▼2人は八重山農林高校の元同僚。職場を離れてもサポートの関係は続く。ロープランナーという仕組みが人のつながりを豊かにし、サポートの幅を広げていた。(松田良孝)

何度も会場が笑いの渦に

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 ▽…八重山地区医師会の健康講演会で講話した「ためしてガッテン」元専任ディレクターの北折一氏。同番組の立ち上げから18年間たずさわった制作の裏側も紹介。時折冗談を交えながら話すスタイルで、何度も会場が笑いの渦に。そんな北折氏が強調していたのは、即効性をうたうダイエットはほぼあり得ず、「踊り場付きの緩やかな階段を下りていく」痩せ方が1番の近道という。急がば回れ。長寿県復活のためにもさぁ始めよう。

 ▽…幕を閉じた石垣島マラソン。フルや24㌔のコースの途中、足をつるランナーが続出したが、オートバイで定期巡回するスタッフが駆けつけ救護。ことしは例年以上に救護態勢を強化していたように感じる。ボランティアによる給水もランナーにとってありがたい存在だ。こうした裏方により石垣島マラソンは支えられているのだと実感した。

 ▽…天候も何とか持ちこたえた石垣島マラソン。完走したランナーが集う交流会への参加者はまばら。会場脇のブースには早朝から準備で出勤していた市職員もいたが、疲労の色が濃い。交流会参加者が年々、減っている声はある。そうであれば、出場者を市内飲食街へ誘導すれば経済効果も上がり、職員の負担軽減も図れる。改善を求める声は内部で多い。


健康講演会 有酸素運動が一番効果

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「ガッテン流!ついつい健康術!」の演題で講話する北折一氏=28日午後、市健康福祉センター

 八重山地区医師会主催の健康講演会が28日午後、石垣市健康福祉センターであり、NHK「ためしてガッテン」元専任ディレクターの北折一氏(53)が「ガッテン流!ついつい健康術!」の演題で講話した。

 北折氏は同番組や自身の経験などから、ダイエットについて「不可欠と思われがちな運動は挫折しやすく、痩せ始めてからでも遅くない。体のメカニズムから導き出される鉄則は、ゆっくり落とすに限る。おいしいと太らないは両立できる」と指摘。脂肪を減らす唯一のワザとして二酸化炭素の排出を挙げ、「有酸素運動が一番効果ある」とも述べた。

 自身が口にしたものを種類別に丸付けする10食品群シートや、北折氏が考案したダイエット日記なども紹介した。

 そしゃくや口腔(こうくう)衛生、生活改善などの重要性を強調し、「年の功より『カメ!』(かめ)の功。カメの功より『カエル!』(変える)の功。楽しみながら実践してほしい」と呼び掛けた。

岩手・石垣 絆強め交流発展願う

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舞台で紹介される岩手のランナーら=28日夜、南の美ら花ホテルミヤヒラ

 岩手・石垣かけはし交流パーティー(石垣・岩手交流協会主催)が28日夜、市内ホテルで行われ、出席者が今後の交流発展を願った。石垣島マラソンに合わせて来島した総勢26人のうち22人が大会に出場、紹介され、温かい拍手が送られた。八重山舞踊で一行をもてなした。

 協会の浦崎肇会長は「スタート地点で私も応援したが、八重山高校郷土芸能部が昨年、北上市に招待されたことに感謝して横断幕を掲げて応援しているのを見て感動した。交流があったからこそ。今後も絆を強めたい」とあいさつ。

 中山義隆石垣市長も「種もみが縁で始まった交流は25年。石垣市が一番密に交流しているのは岩手。これから先も太く長いおつきあいを」と歓迎。

 友好都市の高橋敏彦北上市長が「八重山高校郷土芸能の生徒たちが記念写真を撮りたいとホテルに横断幕を持って来た。いい生徒たちだと思った。石垣市と友好都市締結5周年を迎えるので準備を進めたい。ますます交流が盛んになることを願う」と乾杯の音頭をとった。

第16回石垣島マラソン大会 フル男女優勝

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フル男子優勝の川内鴻輝さん(右)と同女子優勝の畠山望美さん

■フル優勝(男子) 川内鴻輝〜笑顔でゴール

 「なんとしても石垣島で1位になりたかったので、タイムより勝つことにこだわった」と、笑顔でゴールした川内。初出場した昨年は2位に終わり、出場2回目で念願の優勝を果たした。

 優勝を狙い臨んだ今回は、序盤から1人で飛び出し、11㌔で2位に2分差をつけた。

 5㌔あたりまで、24㌔コースのランナーについていったが、1㌔3分20秒とさすがに速かったため、中盤以降の向かい風やアップダウンに備え、走りを切り替えた。後半タイムが落ちたがあせらず、「自分のペースで淡々と走ることを心掛けた」と振り返る。

 景色が好きな名蔵大橋に差し掛かったところで『1位、頑張って』と応援され、「帰ってきた気持ちになった」と笑顔。この後は2月の北九州マラソンで、「公務員ランナー」の兄・川内優輝さんら3人兄弟で走る。

 

■フル優勝(女子)畠山望美〜本当にうれしい

 「いつか行きたいと思っていた石垣島に来られて、優勝できて本当にうれしい」と感慨ひとしお。

 石垣市と友好都市を結ぶ岩手県北上市の代表として初出場。昨年10月の第16回いわて北上マラソンで2位、県内の出場者中1位で、派遣ランナーに選ばれ初来島。通算16回目のマラソンで初優勝を果たした。

 「決して速くはない」という畠山。勝因は「マイペース」。序盤から上位争いの中にいたが、「飛び出さず、速い人にもついていかずに自分のタイムラップを刻むこと」に徹した。

 15㌔付近で順位を教えられ、最後には2位に10分以上の差をつけたが、「25㌔過ぎからアップダウンと向かい風に苦しめられ、終始きつかった」と、決して楽ではなかった。

 「岩手からと知っていたのか、名前を呼ばれて温かい声援をもらった。また来たい」と笑顔を見せた。

4195人が完走 石垣島マラソン

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号砲と共にスタートしたフルと24㌔のランナーたち=28日午前9時、石垣市中央運動公園入り口

 第16回石垣島マラソン(石垣市など主催)が28日、石垣市中央運動公園を発着点にフルマラソン、24㌔、10㌔の各コースで行われ、1545人が出場したフル男子は川内鴻輝(25)=埼玉県=、同女子は畠山望美(44)=岩手県=がそれぞれ初優勝した。大会には3部門合計で4395人が出場、4195人が完走した・完走率は95%だった。石垣島気象台によると、午前9時のスタート時の気温は21・6度、湿度76%、南東の風6・8㍍だった。

 フル男子は、優勝した川内が序盤から抜け出し、独走のレースを展開。中間地点で2位に3分以上の差をつけ最後まで自分の走りを守りながらゴールした。

 フル女子は、畠山が一人旅のレースを展開。2位に10分21秒の大差をつけて初優勝を飾った。

 1101人が出場した24㌔は、男子が谷星輝(23)=東京都=、女子は谷真美(55)=同=親子が優勝。星輝は大会新を記録した。1749人が走った10㌔は、男子が川満晃弘(36)=竹富町=、女子は宮こずえ(46)=愛知県=が制した。

 沿道では大勢の市民らが懸命に走るランナーに声援を送り、エイドステーションではボランティアが給水などに走り回った。

 大会のスターターはローカルヒーローの「琉神マブヤー」が務めた。

市議側にギリギリまで選択

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 ▽…市長選と同時に行われる市議補選の欠員数は現在1だが、宮良操市議が告示日前日の3月3日までに辞職すれば2となる。判例では告示日時点での欠員数すべてと解するのは公職選挙法の趣旨にかなうとしているが、逐条解説では告示日の前日までにとある。これでは市議側にギリギリまで選択を与えてしまうことに。どうもふに落ちない。

 ▽…八重山の祝いの席で喜ばれるイノシシも、北陸では有害鳥獣として駆除対策や調理開発の苦戦が強いられている。「価値転換」を合言葉に、昨年のジビエ開発に続いて八商工でインドクジャクの羽根を利活用する講座が開催された。農作物と生態系に悪影響を与える有害鳥獣たちも所変われば、評価や消費手法はさまざまだ。学生らの柔軟な発想による新たな課題解決策に期待。

 ▽…市郡対抗駅伝結団式で選手たちからは「期待に応えられるよう頑張りたい」と、八重山代表としての自覚を表明する声が多く聞かれた。兼島英樹コーチも「最後まであきらめないで」と鼓舞。「駅伝で大切なのはチームワーク。雰囲気が良ければ記録は自然と伸びる。たとえ順位を下げても互いに慰め合って最後に良い結果が出せるように」とエールを送った。

石垣島マラソン出走の皆様、お疲れさま。…

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 石垣島マラソン出走の皆様、お疲れさま。筋肉疲労はいかが。一般的に火曜日まで凝りが残るようなら、にわかランナーや中高年。月曜だけで疲労回復できればアスリート、若い世代と言われますが、さてどうでしょう▼目標タイムはクリアできましたか。ライバルとの競争は? あるいは自分との闘いを目標に掲げた人もいるかも。レース後の達成感、とりわけ祝杯は格別なものだったと思います▼運動や食事、飲酒などの生活習慣。難しい問題です。ビールをおいしく飲むために走る、という人が一定程度います。汗を流さずに飲むと罪悪感があるそうです▼沖縄の長寿ランキングはますます後退しています。平均寿命は男性36位、女性7位。高齢者でなく働き盛り世代の突然死や脂肪分の多い食習慣が要因です▼どうしてこうなったのでしょう。「生活習慣」がカギを握っています。だから、官民あげてラジオ、テレビを通して「イチキロヘラス!」や「適正飲酒量を」などと県民に呼びかけています▼誰もが必要性をわかっています。実行できないだけです。これが沖縄県民。重要なのは「長生き」より、何不自由なく暮らせる「健康寿命」。体重も、高脂肪食も、飲酒量も「今日から減らす」はいつでしょうか。まず隗より始めよ。自分を見つめ直してみます。(慶田盛伸)

指針策定委 「学童」の用語統一へ

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石垣市小学校放課後使用可能教室等活用指針案について話し合う委員たち=29日午前、市健康福祉センター

 第3回石垣市小学校放課後使用可能教室等活用指針策定委員会(大濵民江委員長、委員5人)が29日午前、石垣市健康福祉センターであり、同指針案の文言などについて審議した。「学童クラブ」の名称が、2015年度から厚生労働省が実施している放課後児童健全育成事業で「放課後児童クラブ」と規定されていることから、委員から「『放課後児童クラブ』に統一した方がいいのではないか」との声が上がった。

 市児童家庭課によると、石垣市では幼稚園の預かり保育がなかった時代から学童クラブがあり、15年以降もそのまま名称が残っている。

 同事業の放課後児童クラブの対象は小学生に限定されているのに対し、学童クラブは幼稚園児も含めておおむね小学3年生までの子どもたちが利用しているとされており、文言は「放課後児童クラブ」に統一した上で、用語解説欄で学童クラブも含むことや対象の範囲を記述することになった。

 次回は2月22日を予定しており、同月15日の市立小中校長研修会で同指針案について上がった意見について話し合う。


羽根でアクセサリー製作 

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石垣市鳥獣被害防止計画で害獣指定されているインドクジャクの羽根などを使って、アクセサリー作りに挑戦する生徒ら=29日午後、八重山商工高校マルチメディア室

 八重山に定着し、石垣市鳥獣被害防止計画で害獣に指定されているインドクジャクやコウライキジの駆除対策として、有害鳥獣の「価値転換」を目指す試みが官学連携で始まっている。29日午後、八重山商工高校(新城英人校長)でワークショップが開かれ、生徒らがクジャクの羽根を使ったアクセサリー作りに挑戦。コーディネーターを務める石垣市地域おこし協力隊の渡邊義弘さん(42)は「駆除には多くの手間がかかる。害獣の中身を食し、外身は新たに利活用するなどプラスの価値付けで選択肢を増やせたら」と話している。

 インドクジャクは、1970年代に観光業者が観賞用として郡内に持ち込んだために島々で定着。植物の芽や果実、小型哺乳類を食べることから農作物被害が年々、拡大し、生態系への影響も懸念されている。

 渡邊さんは害獣駆除の労力を新たな生産活動につなげることで価値転換しようと、昨年6月に八重山農林高校(山城聡校長)でコウライキジのジビエ調理開発ワークショップを実施。有害鳥獣の食消費とともに、処分される羽根の利活用を視野に今回のワークショップを企画した。

 ワークショップでは、クジャクの羽根をあしらった衣装で知られる琉球サンバユニット「宮城姉妹」の姉・宮城佳代子さん(38)が講師を担当。

 八商工商業科観光コースの1、2年生38人がサンバの歴史文化に触れるとともに、ブラジルでは一本5000円で販売されるというクジャクの羽根やキジの羽根、飾り石で思い思いのブローチや髪留めを仕上げた。

 1年生の上地優風さん(16)は「(作業が)楽しかった。石垣ではタダで手に入る羽根でも、ブラジルでは高値。輸出販売などで需要があるんじゃないかな」と提案した。

 昨年の八重農市でキジ肉スープを試食した来場客からは商品化を求める声もあったとし、渡邊さんは「(学校との連携で)若い方々の発想で活用法を考えてもらいたい。やいま石垣さんばしマーケットでの商品販売など発展を目指したい」と語った。

全国大会 八重高カラーガード金賞

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「人間の心の中の叫びを表した」“叫び”をテーマに21人が一糸乱れぬ演技を披露した八重高カラーガード部=28日午後、幕張メッセ

【千葉】第1回カラーガード・マーチングパーカッション全国大会(日本マーチングバンド協会主催)が28日、千葉県の幕張メッセで行われ、カラーガード部門高校の部で、八重山高校カラーガード部が参加21校によるショー選考を経て、金賞に輝いた。目指していた最優秀賞は惜しくも僅差で逃し涙をのんだが、今村紫音部長(2年)は「みんなの心が一つになった今までで最高のショー」とやりきった様子だった。

 同大会はマーチングバンドの特徴的パートであるカラーガードとマーチングパーカッションの技術向上を目的に、ことし創設された。

 1年生15人、2年生4人、3年生2人の計21人で臨んだステージには「人間の心の中の叫びを表した」“叫び”をテーマに選んだ。

せつなさが漂うオープニングからアップテンポな後半へと刻々と変化するショー。一糸乱れぬフラッグワークと正確なライフルさばきでは会場から拍手が湧き起こった。

 フィナーレでは生徒自身が「今を全力で生きる!」、「叫べ!心の声を!」と絶叫。約6分半のショーを全員が情感豊かに演じきった。

 外部指導者でボディーワークや表現指導を担当した上原純子さんは「1年生が多い中で見事な演技。生徒それぞれの自主性が出たことがこの結果につながった」と拍手を送る。

 「絶対やってやるという強い気持ちをぶつけた」と語る平良莉久君(1年)。全国大会では唯一の男子部員として存在感を放ち、「カラーガードは楽しいので、春には男子の後輩に入ってきてほしい」と誘う。

 今村主将は「踊っていて涙が出そうになるぐらい感極まった。初心者が多く最初は不安も多かったが、練習を重ねて一人一人の心が一つになった。ベストを尽くした結果」と最後は笑顔だった。

年内の発議もあるのか

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 ■9条に自衛隊明記

 22日に国会が開会し、安倍首相が悲願とする憲法改正論議が東京オリンピックの年の2020年実現を目指して本格的にスタートした。自民党は6月までの会期内に憲法改正案の提出を目指すが、その国会発議をにらんでどこまで論議が進むかが焦点となる。

 首相は「スケジュールありきでない」と強調するが、ただ政権内には首相の思惑通り進めるには来年4月は天皇退位、夏には参院選があるため、その前に国民投票を行うには今年中の発議を目指す声があり、「秋の臨時国会がヤマ場になる」との見方をする。

 首相が提起する改憲項目は▽憲法9条への自衛隊の明記▽教育の無償化・充実強化▽緊急事態対応▽参院の合区解消—の4項だ。

 その中で重点に掲げる自衛隊明記に関しては憲法学者らの「違憲論」を解消するため、第一項の「戦争の放棄」と二項の「戦力の不保持」と「交戦権の否認」は残し、三項を創設して「自衛隊」を明記するというものだ。

 ■武力行使、無制限に?

 首相は自衛隊を明記しても「専守防衛」の大前提は何も変わらないというが、一方で憲法学者らは「違憲立法である安保法の合憲化」であり、緊急事態条項も「かつてドイツのワイマール憲法下でヒトラーの独裁化を生んだ危険な条項」と警鐘を鳴らす。

 安倍政権は歴代政権が「違憲」としてきた集団的自衛権を強引に「合憲」に一変させ、安保関連法成立を強行した。その結果自衛隊は専守防衛の枠を超え、日本に対する攻撃が無くても、世界のどこにでも出て行って米軍と共に武力行使ができるようになった。

 これにより既に憲法は形骸化しているが、これに三項が加わると二項が死文化し、さらに自衛隊の任務・役割が拡大。海外での無制限な武力行使に道を開く危うさが懸念されている。

 安倍首相はトランプ大統領とゴルフを楽しむ余裕がありながら、北朝鮮脅威を「国難」とあおってアメリカから巨額の武器を買い付け日米同盟強化や軍備増強、自らの求心力に利用。

 さらにその脅威に便乗して憲法が禁ずる敵基地攻撃能力のある長距離巡航ミサイル導入やヘリ搭載艦「いずも」の空母化も、憲法上許される「専守防衛のための装備」というのは、白を黒と言いくるめる強弁にしかみえない。

 ■憲法改正も強行するのか

 巨大与党の「数の力」で安保法、特定秘密保護法、共謀罪法などを強行成立させてきた安倍政権の政治手法を見ると、憲法改正も同様に強行するのだろうか。その可能性は否定できない。

 世論調査では国民の53%が反対し与党の公明も慎重だが、肝心の野党は弱小の上ばらばらで頼りない。しかも安保法や共謀罪法などであれほど反対した国民は忘れっぽく、衆院選は自民が大勝。憲法9条は危機的と言える。

 米軍ヘリ墜落の恐怖にあえぐ沖縄県民に対し、現職の副大臣が「それで何人死んだ」とやじを飛ばすおごる安倍政権に改憲を許すとこの国や沖縄はどうなるのか。そんなはずではなかったと後悔しないためにも平和を守る「砦(とりで)」を崩してはならない。

 沖縄からすれば改憲より早期の日米地位協定改定が先決の望みだ。

核戦争などによる人類滅亡まであと2分である。…

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 核戦争などによる人類滅亡まであと2分である。世界の英知はわずか2分の間に地球の危機的状況を回避できるのだろうか▼さながら映画のナレーションを思わせるような状況を、米科学誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンス」が25日、管理している世界の終わりまでの時間を象徴する「終末時計」の針を30秒進め、人類滅亡を示す午前0時まであと2分と発表した▼同誌は1945年、広島、長崎に投下された原爆の惨状に心を痛めたアインシュタイン博士ら米国の物理学者たちが創刊。47年には「終末時計」を設置し、核の危険を警告している▼時計は米国とソ連が水爆実験に成功した53年に「あと2分」まで針を進め、全面核戦争かと世界中が緊迫した。その後は、冷戦構造の終結やテロリストによる大量破壊兵器使用の懸念などがあり緊張緩和や激化に伴って一進一退を繰り返してきた▼今回は53年以来の過去最短。同誌が「残り2分」としたのは、世界の指導者が核戦争や気候変動の脅威に効果的な対応をしていない点を指摘。米朝双方の挑発的な言動も偶発的な核戦争の危険性があると懸念を表明した▼防衛力強化と言ってはみても核戦争が起こればワンサイドの勝利などあり得ない。核には人類を死滅させる狂気がひそんでいることを忘れたくない。(鬚川修)

年配者も地域活性化に貢献中

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▽…第7回園芸拠点産地優良農家に、オクラ生産農家の東政廣さんが八重山から初めて選ばれた。7年前にオクラ栽培を始め、5年前に規模を拡大した。現在は200㌃で栽培し、年間生産量は40㌧を超える。繁忙期には最大20人の雇用も創出。収穫は無理でも袋詰めならと地域の年配者も働いているという。農業を通して地域活性化にも貢献中だ。

 ▽…26日の「文化財防火デー」にちなんだ消防訓練が30日午後、国指定重要文化財の権現堂で行われた、通報を受けた市消防本部がすぐさま出動、ポンプ車で消火活動にあたった。訓練で準備していたこともあり、出動にかかった時間は2~3分程度だったが、同本部隊員によると「これよりもさらに2~3分はかかる」という。改めて初期消火の重要性を感じさせられた。いつ火災が起きても対応できるように常日頃の意識づけが大切だ。

 ▽…伊原間中学校のスクールバス2台が更新され、真新しいバスがお披露目された。経年劣化が著しかった旧車両は16年にわたり生徒や幼稚園、小学校への登下校を支えた。同校のスクールバスは生徒数418人の1963年から運行を開始。2001年には2台体制へ移行するなど55年の歴史がある。地域の先輩たちも愛用したバス、この日から新たな思い出を乗せて走りだした。

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