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ヤツガシラ飛来 気まぐれな春の使者

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驚いたり興奮したりすると大きな冠羽を開くヤツガシラ=15日午後、石垣島北部

 大きな冠羽と翼のしま模様が美しいヤツガシラが郡内各地に飛来している。

 15日午後、石垣島北部で観察されたヤツガシラは芝生を忙しそうに歩き回りながら、細長く曲がったくちばしを地中にさし込み、小さな虫などを捕まえていた。時折、小さく「ポポポポッ」と鳴く声も聞かれた。

 北の繁殖地を目指して渡っていくため、石垣島には数日間しか滞在せず、いつどこに現れるかも分からず、気まぐれだ。

 ヤツガシラは世界で1科1種の珍鳥。全長約28㌢、翼は開長約46㌢。飛び方は波状飛行でひらひらと優雅に舞い、翼の模様がよく目立つ。繁殖地のユーラシア大陸と越冬地のアフリカを行き来する。

 日本で旅鳥のヤツガシラは、春と秋の渡りの季節に南西諸島で観察されるが数は少ない。希少性とユニークな姿、つぶらな瞳が相まってバードウオッチャーに人気のある鳥だ。


男子A、「ゆとり世代」が優勝 八重山毎日杯ソフトテニス

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Aクラス男子で優勝したゆとり世代=写真はいずれも16日午後、市中央運動公園テニスコート

 第9回八重山毎日新聞社杯「職域・クラブ対抗ソフトテニス大会」(主催・八重山毎日新聞社、主管・八重山ソフトテニス連盟)が16日、市中央運動公園テニスコートで開かれ、Aクラス男子はゆとり世代、同女子は八重山高校、BクラスとCクラスは石垣ボレーズがそれぞれ優勝した。大会は男女28チームが出場。AクラスとBクラスがリーグ戦、Cクラスは各ブロックの予選リーグと決勝トーナメントが行われ、白熱した試合を展開した。

 Aクラス男子のゆとり世代は、1日に八重山高校と八重山商工高校を卒業した3年生で構成。中学まで競技を続けていたが、高校の3年間はブランクがあるが、「同級生との最後の思い出づくりで出場した」という。

 試合は社会人チームの3—SHAFTに敗れた以外は勝利を収め、3勝1敗の成績で他チームを圧倒した。

 同女子では、九州大会出場選手を擁する八重高が頭一つ抜け、2戦全勝で力の差を見せつけた。 

 Bクラスでは、ボレーズAが危なげない試合運びで3戦全勝。

 CクラスはボレーズBが予選から決勝まで、無傷の4連勝で優勝した。

 【Aクラス男子】

 ▽優勝=ゆとり世代(知念泰司、岩川大河、辰島悠介、大盛哲宏、下地篤生、渡久山盛剛、宮良当紀、石垣信一郎)▽準優勝=LEONE

 【Aクラス女子】

 ▽優勝=八重山高校(大浜真理子、仲吉晴美、小林千華、宮里若菜、前本聖奈、仲嶺鼓子、宮良しおり)▽準優勝=ボレーズmama

 【Bクラス】

 ▽優勝=石垣ボレーズA(下地奏太、下地健太、吉川小百合、高嶺心萌、吉川洋一朗、屋嘉部善行)▽準優勝=ボレーズ育成会

 【Cクラス】

 ▽優勝=石垣ボレーズB(高嶺史弥、野中誠、加那原里奈、平得倖菜、豊川大雅、南風原宏香)▽準優勝=ラッキークラブ

クジャクなど1749羽駆除 県猟友会八重山地区

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県猟友会八重山地区が駆除したクジャクやキジ、カラス=16日午前、市林業総合センター

 石垣市の委託で有害鳥獣駆除を行っている一般社団法人沖縄県猟友会八重山地区(安田喜禮地区長)は16日、本年度最後の有害鳥獣一斉駆除を行った。本年度全5回の活動で合わせてクジャク130羽、キジ1119羽、カラス500羽の計1749羽を駆除した。

 本年度最後となる5回目の駆除は2月中旬から約1カ月間にわたって実施。その最終日に当たる16日は25人が参加し、バードウオッチングが行われた屋良部半島を除く島内全域で一斉駆除を行った。5回目の活動では約1カ月間でクジャク61羽、キジ447羽、カラス500羽の計1008羽を駆除した。

 安田地区長は「カボチャやパインアップルなどがだいぶ被害に遭っていたようだ。今回の駆除で少しでも農家の被害を和らげられれば」と話した。

ミス八重山を発表 海びらき2014

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ステージに並んだ34代のミス南十字星の上原涼子さんと第35代の東内原真子さん、ミス星の砂の遠藤南さんと第34代の玉城美穂さん(右から)=16日午前、トゥドゥマリの浜

 【西表】初開催の前夜祭を含めると15、16の2日間にわたって開かれた「日本最南端!八重山の海びらき2014」。12年ぶりに会場となったトゥドゥマリの浜(月ヶ浜)では、町民をはじめ、国内外の観光客らが大勢来場。子どもたちを対象に砂浜で行われたビーチイベントやSUP(スタンドアップパドルサーフィン)、海上綱取りなど多彩な催しがあり、肌寒さを吹き飛ばすような熱気で一足早く夏の雰囲気を楽しんだ。

 海びらきでは第35代ミス八重山が発表され、新しいミス南十字星の東内原真子さん(24)、ミス星の砂の遠藤南さん(25)がステージで紹介された。

 第34代の上原涼子、玉城美穂さんが2人にタスキをかけてバトンタッチ。今年の衣装は㈱あざみ屋・㈱ARAが企画・制作。ブーゲンビレアをイメージしたピンクのグラデーションが基調となっている。

 東内原さんは「八重山を国内だけでなく海外にもPRし、観光客だけでなく、島の人にも島の良さを再確認してもらえるようなPRをしていきたい」と抱負。1989年9月21日生まれ。白保出身。趣味は映画鑑賞。特技はバレーボール。

 遠藤さんは「八重山で生まれ育ち、愛情を込めて育ててくれた家族や八重山の人たちに恩を返せるように、皆さんに愛されるミス八重山を目指して頑張る」と述べた。1988年12月10日生まれ。大川出身。趣味は音楽鑑賞と読書。特技はスポーツ。

西表で海びらき トゥドゥマリの浜

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テープカットとともに一斉に海に駆け出す子どもたち=16日午前、西表島トゥドゥマリの浜

 【西表】日本一早い夏の訪れを告げる「日本最南端!八重山の海びらき2014」(八重山ビジターズビューロー主催)が16日午前、12年ぶりに西表島トゥドゥマリの浜(月ヶ浜)で行われた。オープニングでは上原小学校の児童らが「八重山の海が大好き!」と元気に海びらきを宣言。テープカットと同時に子どもたちが海に向かって一斉に駆け出し、一足早い夏を満喫した。
(3面に写真特集、6面に関連)
 この日は雲の合間から時折晴れ間がのぞくあいにくの空模様。しかし、午後1時すぎには最高気温が22.1度まで上がり、まずまずの海びらき日和に。
 午前9時30分から安全祈願が行われた後、上原青年会のエイサーで幕開け。八重山ビジターズビューローの中山義隆会長(石垣市長)は「日本最南端にある八重山には昨年94万人の観光客が訪れた。きょうはトゥドゥマリの浜から全国に日本一早い夏をPRしていきたい」とあいさつした。
 初泳ぎや海上収穫祭では、肌寒さにもかかわらず、子どもたちが一斉に海に入り、海上に浮かぶ果物や野菜を収穫。初泳ぎを楽しんだ石田うみ君(上原小6年)は「寒い」と震えながらも、「西表島の海はとてもきれい。サンゴや魚を見て楽しんでほしい」とPR。
 特設ステージでは「踊り(ぶどぅり)デンサーの会」による舞踊が披露される中、クルマエビのつかみ取りやビーチ宝探し、SUP(スタンドアップパドルサーフィン)やカヌー体験、大型の浮きに乗って綱を引き合う海上綱取りも行われ、参加者は思い思いに一足早い夏を楽しんだ。
 このほか、スペシャルライブで池田卓さんが作詞作曲した竹富町のマスコットキャラ、ピカリャ~のテーマソング「ピカリャ~と一緒にサーゆいゆい」を発表。ピカリャ~が石垣市のマスコットキャラ「ぱいーぐる」と一緒にダンスを披露した。
 今年のミス八重山の発表やTシャツデザインコンテストの表彰式も行われた。

子ども以上に

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 ▽…新学校給食センターのリハーサルに伴い、名蔵小中学校で子どもと一緒に給食を楽しんだ家族たち。譜久村英君(2年生)の母、優子さんは「久しぶりの給食でワクワクした」、赤嶺絢萌さん(3年)の祖母、小禄ヒロコさんは「パンとチーズ、脱脂粉乳の時代だった。おいしい給食に感動」と、子どもたち以上に満喫した様子。

 ▽…南ぬ島石垣空港が開港後、格安航空会社の参入で観光客が増加した石垣市。海外からの観光客は、国内観光客が増加したあおりを受けている。宿泊の予約に四苦八苦。沖縄への関心が高まれば、海外からの観光客が増える可能性も。外国人向けの宿泊施設が新たなビジネスチャンスになるかもしれない。

 ▽…新港地区を「南ぬ浜町」と命名する議案は昨年12月の市議会で継続審議となっていたが、17日の建設土木委員会で可決された。委員長が採決に加わって3対2の賛成多数。27日の本会議で委員会報告の後、採決が行われるが、与党内にも疑問視する議員もいることから、可決されるかどうか。当局にとっては、まだまだ気を抜けない状態が続く。

「おはようございます」。出勤前にあいさつ…

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 「おはようございます」。出勤前にあいさつを何回しているのか、数えてみた。本日は68回、予想以上に多かった▼自転車で朝の「散歩」を楽しんでいるが、さまざまな人に出会う。ウオーキングを行っている夫婦や出勤途中の人、釣り人などだが、出発を10分早めたり、遅れたりすると、すれ違う人の顔が違う▼同じなのは小学校前で交通整理をしているボランティア。建設会社や自動車修理工場の社長さんたちで、先日は雷が響く豪雨の中で、全身ずぶぬれになりながらも子どもたちを誘導していた▼新聞で表彰されている姿を何度か見たことがあるが、実際に毎日出会うと頭が下がる。子どもたちの安全を見守りつつ、率先してあいさつ運動を指導している。見ていて心がなごむ▼朝の散歩が楽しい理由の一つは、すれ違う人々とのあいさつだ。声をかける人や会釈する人、手をあげる人とさまざま。それが実に心地よい。ただ、出会う人の中に1人だけ反応のない人がいた▼仕事をリタイアして数年か、と勝手に想像している男性で、あいさつが「空振り」続きだった。ところが昨日朝、声をかけると「おはよう」と返事が返ってきた。驚いた。照れ屋であいさつのタイミングを探っていたのかもしれない。うれしかった。この一言で、すがすがしい一日がスタートした。(黒島安隆)

銀二と紘大、県代表に 全国大会へ出場

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新城紘大=17日午後、八重山農林高校(左)と新城銀二=17日午後、八重山高校(右)

 自転車競技の新城銀二(八重高1年)と新城紘大(八重農1年)が沖縄県代表に選出され、20-23日、北九州市メディアドーム(トラック競技)と熊本県山鹿市の特設ステージ(ロード競技)で開催される本年度の全国高等学校選抜自転車競技大会(主催・公益財団法人日本自転車競技連盟、公益財団法人全国高等学校体育連盟)に出場する。銀二と紘大が県代表に選ばれるのは初めて。

 県代表は銀二と紘大を含む6人。いずれも昨年11月の県新人大会の成績が認められた。2人は個人ロードレースに出場するほか、銀二はスクラッチ、紘大はポイントレースに出場する。

 銀二は「(代表入りの)自信はあった。うれしいが、県大会は接戦で勝てなかった。その後、順調に練習を重ねた。成長した姿を見せつけたい」と闘志。

 紘大は「ほかの代表選手よりあとに代表入りが決まった。聞いたときは、信じられなかった。県大会では思ったほど力を発揮できなかったが、全国大会では悔いのないレースをしたい」と意気込む。

 2人の出場種目と昨年11月の県新人大会の成績は次の通り。

 【出場種目】

 ▽銀二(個人ロードレース、スクラッチ)▽紘大(個人ロードレース、ポイントレース)

 ◆県新人大会の成績

 【銀二】

 ▽4㌔㍍速度競争=2位▽3㌔㍍インディヴィデュアルパーシュート=2位▽スクラッチ=2位▽ロードレース=2位

 【紘大】

 ▽ポイントレース=3位▽3㌔㍍インディヴィデュアルパーシュート=3位▽スクラッチ=4位▽ロードレース=7位


30日にハワイで公演へ 八重高郷芸

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ハワイで交流公演を行う八重山高校郷土芸能部の部員と見学に訪れた御冠船歌舞団の団員ら=17日午後、同校

 八重山高校郷土芸能部(名嘉夏海部長、部員23人)が30日、ハワイの慈光園(じこうえん)本願寺で交流公演を行う。沖縄の伝統芸能を守ろうと、ハワイや沖縄本島で公演を行っている「御冠船(うくゎんしん)歌舞団」(エリック和多代表)が昨年11月に同部と交流したことがきっかけで実現した。

 一行は26日に出発し、4月4日までの10日間、ホノルル市などに滞在。公演では「鷲ぬ鳥節」「高那節」「黒島口説」などのほか、7月に茨城県で開かれる全国大会に向けて準備中の「今日が日ば、黄金日ば」も披露する計画。

 ホームステイも行い、ハワイの歴史を学んだり、現地の学生と交流したりする。

 同団の11人は17日午後、八重高で同部を見学。エリック和多代表は「(同部は)全国でも活躍しており、初めて見た時、その素晴らしさに驚いた」と述べ、「ハワイでは歴史や方言を学ぶ授業が充実しているが、八重山はあまりそうではない。交流の中でその大切さと継承していくことの意味を感じ取ってほしい」と話した。

 名嘉部長(2年)は「海外での公演なので、日本代表という気持ちを持ち、八重山にも素晴らしい芸能があることを感じてもらえるよう精いっぱい歌や踊りで表現したい」と意気込んだ。

 本成浩校長は「外国からオファーがかかったのは頑張ってきた成果が認められたということ。生徒も注目されることでさらに成長すると思う」と話した。

調理・配送でリハーサル 新給食センター

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新給食センターから配送された給食に喜ぶ名蔵小中学校の児童ら=17日午後、同校

 4月の供用開始を前に、石垣市学校給食センター(宮良信世所長)は17日、機械を試運転させ、実際に提供する量を調理、配送するリハーサルを行った。給食が運ばれた市内の18小中学校では、「おいしい」「4月から楽しみ」などの声が聞かれた。一方、配送車の増加によりセンター内に残る職員の数が少なくなり、調理や洗浄などに影響が出たことが課題として挙がった。宮良所長は「何らかの対策を考えながら調整していきたい」と話している。

 リハーサルでは、現センターで実施していたのと同様に、午前11時ごろの配送を目指し、午前8時45分ごろから調理を開始。職員は総勢24人で約4800食を調理し、午前11時20分ごろ、最初の給食を登野城小学校へ配送した。

 献立は5品。これまでは調理できなかった丼ものとして牛丼が出たほか、すまし汁、大根のレモン漬け、マンゴープリン、牛乳が並んだ。

 同センターは市街地から離れた立地となったことから、配送車を新たに3台購入し、5台体制で配送を行ったが、人員を取られ、調理や洗浄作業に遅れが出たことなどが課題に挙がった。宮良所長は「想定外のことが起こり、すべてに影響が及んでしまった。供用開始までに何らかの対策を考え、調整したい」と話している。

「宿泊の予約が困難」 外国人観光客

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スタークルーズ社のクルーズ船「アクエリアス号」で石垣島を訪れた台湾からの観光客=2013年10月28日、石垣港

 石垣市の外国人観光客誘致基本計画(案)がこのほどまとまり、外国人旅行客向けに宿泊施設や民宿などの情報を提供し、客室を確保しやすくする環境の構築などを検討していく考えが盛り込まれた。

 市側によると、南ぬ島石垣空港の開港後、格安航空会社(LCC)の参入で国内の観光客が増加。そのあおりを受け、海外の旅行代理店が石垣島の宿泊施設で客室を確保しにくい状況が起きたという。

 宿泊については、日本人は旅行の2、3カ月前から予約をするケースが多いのに対して、海外の観光客は10日ほど前から予約することが多いなど、予約の傾向に違いがあるという。

 市側では、宿泊施設の収容可能人数を増やすとともに、「海外の旅行代理店に知られていない民宿などの情報を配信していくことで、客室の確保につなげたい」としている。

 昨年石垣市を訪れた観光客数は94万2964人。このうち外国人観光客は8万9872人と全体の約1割を占めた。

 八重山ビジターズビューローでは2014年の外国人観光客数の目標を10万5000人に掲げている。

 市は外国人観光客の受け入れ促進に関連して、外国語対応スタッフの育成や看板やホームページの多言語表示、外国人観光客の受け入れを希望する民宿の支援などを検討している。

自衛艦入港で歓迎行事 地元経済団体が実行委組織

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 海上自衛隊の練習艦隊4隻が31日、石垣港に初めて入港するのに併せ、石垣市商工会(我喜屋隆会長)や石垣市観光交流協会(宮平康弘会長)など地元経済団体が八重山防衛協会(三木巌会長)などと実行委員会(委員長・我喜屋会長)を組織し、市内ホテルで歓迎レセプションを計画していることが17日までに分かった。観光協会は、会員に文書を送付して5000円チケットの購入を呼びかけている。自衛隊の配備問題がクローズアップされている時期だけに議論を呼びそうだ。

 自衛隊の歓迎行事に経済団体が関わるのは異例だが、約1200人の隊員のうち800人が上陸して観光や買い物などをして過ごすことから、実行委に加わることになった。我喜屋会長によると、三木会長から実行委員長就任の打診があり、三役で協議した結果、引き受けたという。

 我喜屋会長は17日、「一部に反対する声があるのも承知しているが、自衛隊は国を守る正規の組織。個人的には石垣に来ることもいいんじゃないかと思っている」と説明した。

 観光協会のチケット購入依頼文書は、実行委の依頼を受け、14日付で会員各位に送ったもの。「万障お繰り合わせの上、多くの皆さまにご臨席賜りますようお願い申し上げます」と呼びかけ、歓迎レセプションに出席した会員については、4月1日に練習艦「かしま」で行われる艦上レセプションに無料で招待されることも書き添えている。

 宮平会長は「外来の客であればどなたでも温かく迎え入れるのが私たちの立場。経済団体が共同して実行委員会を立ち上げ、迎え入れる。自衛隊だから歓迎するとか、歓迎しないとかの話ではない。自衛隊配備問題とも一切関係はない。(歓迎行事は)国際儀礼上の通例にもなっている」と話した。

 実行委員には、このほか県建設業協会八重山支部、八重山青年会議所などが加わっている。レセプションは31日午後7時から南の美ら花ホテルミヤヒラで開催される。

町長不信任のうわさも

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 ▽…野党多数とあって厳しい指摘が相次いでいる竹富町議会。西大舛髙旬議長も自ら登壇するなど、珍しい光景も見られた。一方、川満町長の不信任決議をめぐる問い合わせもあり、野党系町議らは「どこからそんなデマが?」と首をかしげる。厳しい議会運営を迫られている川満町政だが、不信任決議のうわさの出所は一体どこから。

 ▽…防犯灯の維持管理をめぐり、石垣市は4月以降、地域管理型に移行する取り組みを計画している。公民館長がプロパーを兼ねている北部などは移行しやすいが、問題は四カ字など市街地。プロパーとセットでの移譲を求めているため、制度自体の見直しという難しい課題も抱えている。

 ▽…社会科の授業で学んできた内容をユーグレナモールの観光客や市民に発表して回った海星小の4年生児童。最初は緊張してなかなか話しかけられず、戸惑う児童もいたが、だんだん慣れて説明も上手になっていった。校内と違い、見知らぬ人に何かを伝えるのは非常にエネルギーが要り、その分乗り越えた時の成長も大きい。他校もやってみては?

人間の活動が引き起こす大気の変化が、…

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 人間の活動が引き起こす大気の変化が、地球の気候や環境を破壊して人類の将来を危うくしている▼環境省の研究チームが、地球温暖化の影響で今世紀末の日本の年間の洪水被害額が、最大で20世紀末の3倍以上の約6800億円に達し、砂浜は全国の85%が消失すると予測した報告書をまとめた▼研究チームは、20世紀末に比べて年平均気温が3.5~6.4度上昇すると指摘。今世紀半ばには、暑さが原因で死亡する人が全国的に2倍以上増加し、タンカンをはじめとする亜熱帯の果樹が首都圏で栽培できるようになるなど、健康や農業に影響が出ると予測する▼国内では近年、温暖化の議論が低調気味だが、報告書は対策が急務であることを強調。四面を海に囲まれた日本としては放置できない深刻な問題でもあり、地球温暖化による被害から逃れられない未来図を示している▼研究チームは、こうした未来を避けるための手段として二つをあげる。一つは、温暖化の進行を食い止める温室効果ガスの排出削減。さらに被害を軽くするための「適応策」を取ることだと訴える▼地球環境はいかにして守るのか。沖縄はどうだろう。海岸が赤土に染まり、白い砂浜が消えていく。未来の自然界に取り返しのつかない被害を与えることがないよう、足元をしっかり見つめたい。(鬚川修)

「基地のない島」で差別化

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■石垣配備の地ならし

 八重山は確実に軍事基地建設の道に進んでいるようだ。与那国町の沿岸監視部隊は、駐屯予定地の町有地を借地している農業生産法人南牧場と沖縄防衛局側の交渉がようやく合意に達し、15年度配備に向けて大きく前進した。

 次は石垣市長選で急浮上した石垣島への配備が焦点。市長に自衛隊容認の中山義隆氏が当選したことで可能性は高まっている。早速その布石か今月31日、約1200人の隊員らを乗せた海上自衛隊の練習艦隊4隻が石垣港に初寄港する。ただその歓迎レセプションを地元経済団体が組織論議もなしに開催することに、疑問や違和感を覚える人は少なくないだろう。

 配備先は今後の検討事項だが、軍事基地や軍隊は150万人の「国際観光都市」を目指す石垣市のマイナス要因にならないものか。「本島は基地だらけだが、観光客は増えている」の声もあるが、人口100万人余の本島と5万人足らずの石垣島ではスケールが違うし、小さな観光の島にとって軍事基地や軍隊は良い風景ではない。

 むしろ八重山は「基地のない平和な島」を内外にアピールし、差別化を図るべきではないか。観光地は自然豊かでもめごとがなく、穏やかがいい。   

 

■自衛隊は“迷惑施設”?

 市長選の際、県紙が報じた配備計画は、南西諸島の防衛強化の一環として350~400人規模の陸自警備部隊を配備するというものだった。そこで意外だったのが、石破茂自民幹事長や小野寺五典防衛相、自民県連らが「石垣島で候補地を検討していることはない」と躍起になって否定、新聞社や新聞協会にまで抗議していたことだ。

 このように否定するのは、島に自ら自衛隊誘致を進めている外間守吉与那国町長が、市長選応援演説で「相手陣営はあえて自衛隊を持ち出してイメージを悪くしている。石垣に自衛隊が入ることは向こう10~20年はない」と力説したように、やはり政府や関係者自身が、自衛隊を「迷惑施設」と自覚している証しともいえる。

 そして防衛省の抗議はかつての言論統制を想起させる「公権力の圧力」であり、安倍政権の怖さを痛感する。

 さらにその後の県紙報道だと、防衛省は離島奪還作戦を担う部隊として18年度までに約3000人規模の「水陸機動団」を九州か、南西諸島に配備する計画があるようだ。これも石垣が候補地になる可能性は否定できない。

 

■八重山が攻撃されるかも

 自衛隊配備で懸念されるのは、小さな島が賛否で激しく対立して市民が二分されることと、島の主要産業である観光産業へのリスク、さらに八重山が攻撃を受けないかという不安がある。

 それは安倍政権が進める集団的自衛権行使で、自衛隊が米国を攻撃した相手国を攻撃できることから、逆に日本がその相手国から恨みを買い、自衛隊基地のある与那国、石垣が攻撃される可能性もあるということだ。

 さらに集団的自衛権行使で八重山出身の自衛隊員も戦地に駆り出され、本人、家族とも悲劇に遭遇する恐れは否定できない。そういう意味では八重山は今、大きな岐路にあるといえる。


神山(伊野田小4年)が優勝 県武道館小学生柔道大会

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第19回沖縄県立武道館小学生柔道大会の小学4年男子で見事優勝を飾った神山琉星君=18日午後、八重山警察署

 16日に県立武道館で開催された第19回沖縄県武道館小学生柔道大会(同館主催)の小学4年男子の部で八重山地区柔道スポーツ少年団の神山琉星(伊野田小4年)が優勝した。

 同部門は42人が出場。神山はノーシードから勝ち上がり、準決勝で長嶺孝哉(沖縄尚学少年柔道教室)、決勝で金城卓龍(同)の優勝候補2人を優勢勝ちと合わせ技一本で下し、栄冠を手にした。

 3回戦突破を目標に大会に臨み、準決勝以外はオール一本勝ちを収めた神山は「(小池淳一)先生から相手がどんな技でくるとかアドバイスを受け、その通りに戦ったら勝てた」と振り返り、「よっしゃ」と優勝の瞬間の気持ちを表した。

 小学4年で身長160㌢と大柄。その体格を生かした払い腰や内股を得意とする。県柔道連盟八重山支部の下地邦男支部長は「柔道センスは抜群。もっとうまくなる。小学生ではまず使わない内股や払い腰を得意としているのは、先輩たちの技を研究した成果」と有望視している。

 神山は「5月の体重別選手権(県大会)を頑張って優勝したい」と次の目標を語った。

 神山の勝ち上がりは次の通り。

 ▽1回戦=神山琉星○-×玉那覇颯汰(沖尚少年)▽2回戦=神山○-×仲眞良郁(沖縄署)▽3回戦=神山○-×金城雅(糸満署)▽準々決勝=神山○-×大嵩寛太(宜野湾署)▽準決勝=神山○優勢×長嶺孝哉(沖尚少年)▽決勝=神山○(合わせ技)×金城卓龍(沖尚少年)

竹富島で国際交流 九大とアセアン諸国の学生が来島

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民具クラブのメンバーと玩具作りで交流した学生たち

 【竹富】ASEAN諸国と交流を続けている九州大学の学生12人と、シンガポールやマレーシアなど4カ国の学生14人が、15日から3日間の日程で竹富島を訪れ、島人と交流し文化にふれた。

 九大は世界展開力事業を行っており、これまでも国際交流基金事業の交流会を竹富島で開催、今回も河野俊行教授が竹富島を交流場所に選択した。

 初日は、NPOたきどぅんの上勢頭保理事長らが歓迎の「トンチャーマ」を歌い、ドラや太鼓で学生たちを出迎え、島の紹介を行った後、デイゴ並木を通って集落を散策。喜宝院蒐集館では島独特のワラサンや戦前のA円、B円など日本軍がフィリピン、シンガポールで発行した軍票に学生らは関心を示していた。

 2日目は、まちなみ館で大山榮一公民館長が「公民館を中心とするコミュニティーのありかた」、上勢頭芳徳蒐集館長が「竹富島はどうして美しいのか」をテーマに講話した。

 松竹昇助さんら民具クラブのメンバーが、クロツグの葉で指ハブや馬グヮーなど玩具作りを指導。クロツグは東南アジアにもある植物で学生たちは熱心に取り組んでいた。

 夜は芸能交流や意見交換会が開かれ、青年会メンバーらが舞踊やエイサーを披露、上勢頭同子さんが島のわらべ歌などを教えた。学生たちも、それぞれ自国の歌や踊りを披露するなど和やかに交流を深めた。(竹富通信員)

文科省は撤回を 「地方自治を蹂りん」

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文科省に竹富町への是正要求撤回を求める長堂登志子代表(中央)ら=18日午後、県庁

 【那覇】沖縄県民間教育研究所(長堂登志子代表)と命どぅ宝を継承する会(宮城千恵代表)は18日午後、県庁で会見し、八重山教科書問題で竹富町教育委員会へ強権的な是正要求をした文部科学省に対し、撤回を求める声明を発表した。声明文は下村博文文科相に宛て送付する。

 会見で長堂代表は「文科省は是正要求に応じなければ、違法確認訴訟を起こすと脅している。これはまさに政府による中央統制の強化と、地方自治の強権的じゅうりんにほかならない」と強調し、撤回を求めた。

 声明は「文科省は無償措置法の違反から育鵬社版の採択を求めているが、竹富町教委は、各教育委員会に採択権がある地方教育行政法に基づき東京書籍版を採択し、違法性はない」と指摘。

 文科省に対し「矛盾する二つの法律を長年放置してきた責任を取るべきであり、法律自体が矛盾している状況の中で一方だけを指導し、特定の教科書を押し付けることは国の不当な支配であり、政治介入である」と抗議している。

 同研究所は1990年に立ち上げ、教師や元教師、保護者ら65人で組織されている。

防犯灯管理地域移譲へ 石垣市民生活課

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地域管理型が予定されている防犯灯=2013年4月11日、石垣市内

 石垣市は防犯灯管理とプロパー制度を公民館に移譲する「住みよい地域づくり事業」を4月以降に計画している。公民館長がプロパーを兼務する北部地区でモデル的に実施し、効果を検証しながら順次拡大していく考え。2014年度一般会計予算案に同事業費87万円を盛り込んでいる。

 市民生活課によると、同事業は防犯灯の維持管理費、行政連絡業務費、地域活動費をそれぞれ算出して補助金を出し、住みよい地域づくりにつなげてもらうのが狙い。

 補助金活用による地域活性化、主体的な地域づくり、安心・安全なまちづくり、地域と行政の連携強化などが期待できるという。

 防犯灯の管理をめぐっては石垣市防犯灯のあり方検討委員会(入嵩西整委員長)が13年4月、自治公民館が市の補助金を受けて設置・管理する方法を提起。地区プロパー制度を公民館に委託し、防犯灯の維持管理などの財源とするよう求めていた。

 ただ、プロパー制度は見直しが決まっておらず、公民館長とプロパーが同一となっている北部7公民館で先進的に取り組む予定だ。市街地の公民館ではプロパー制度とのセットの移管を求めている。

 北部地区の公民館長の一人は「地域住民が管理することで早めに対応できるというメリットがあるのではないか」と話した。

 一方、同課が管理する防犯灯は全1532灯。12年度から発光ダイオード(LED)化を進めており、14年度で残る737灯をLEDに切り替え、全防犯灯の地図台帳も整備する。14年度予算案に6880万円を計上している。

黒島診療所、常駐医師確保に意欲 町議会一般質問

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 開会中の竹富町議会(西大舛髙旬議長)は18日、一般質問に入り、西大舛、宮良用範、島仲秀憲、東迎一博氏の4氏が登壇。西大舛氏が質問する際には新田長男副議長が議事を進行した。このうち、4月から常駐医師が不在となる黒島診療所への対応について、川満栄長町長は「県外在住の医師から前向きに検討したいという返事をいただいており、誠意を尽くして折衝を進めていきたい」と、早期の常駐医確保に意欲を示した。島仲氏の質問に答えた。

 同診療所は、現在の常駐医師が家庭の事情で3月中で任期を終えるため、4月から医師不在となることが懸念されている。常駐医は退職までの期間、年休を取り、すでに黒島を離れており、與那覇忠健康づくり課長は「年休期間は県の代診事業で地域医療振興協会に代診をお願いしている」と述べ、医師不在の影響を最小限に留める考えを示した。

 文科省から是正要求を受けた件で慶田盛安三教育長は「私たちは決して間違ったことをしているとは思っていない」と答弁。3市町教委の協議による一本化については「一本化すればそれで終わるが、あり得る話ではない」今後の対応については「24日の教育委員会で検討したい」と東迎氏の質問に答えた。

 教科書問題では、東迎氏が「国の圧力に屈せず毅然(きぜん)とした態度で臨んでほしい」と慶田盛教育長を激励する一方、西大舛氏は「法治国家としてこれで良いのか。教育委員も不在で町長の任命責任は」と川満町長を非難する声も上がった。

 また、昨年12月の定例会で教育委員の同意案件が上程されず、委員5人のうち1人欠員となっていることに島仲氏は「間接的に聞いた話だが、副町長の人事案とリンクしているのか」とただしたが、川満町長は「答弁は差し控えたい」と答弁を避けた。

 これに島仲氏は「答弁を差し控える理由は」「その人物が教育委員に適当ではないという判断で上程しなかったのか」「教育行政への政治介入ではないか」と指摘。川満町長は「提案権は町長にあり、いろいろな角度から報告をいただいて調整している」と答えた。

 教育委員の人事案をめぐる川満町長の答弁に野党系町議らは「なぜ地元の声を聴かないのか」「意味が分からない」と声を荒らげる場面もあった。

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