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オリジナル婚姻届活用を

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八重山らしいデザインで記念日を彩ってもらおうと石垣市オリジナル婚姻届と同受理証明書を制作した=14日午後、石垣市役所庁議室

 結婚という人生最良のハレの日を八重山らしさあふれるデザインで彩ってもらおうと石垣市は、アカショウビンのつがいや赤瓦屋根、アンガマなどをあしらった市オリジナル婚姻届を初制作した。15日午前10時から市公式ホームページでダウンロード可能で、A3サイズの白紙に印刷すれば国内の各市町村役場に提出できる。中山義隆市長は「石垣らしい婚姻届を作ることができた。ぜひ活用してほしい」とPRした。

 オリジナル婚姻届は▽あいなーよい(結婚式)▽あかがーら(赤瓦)▽とぅもーる(海)ーの3種類。

 デザインは、石垣島ゆかりの創り手でつくるプロジェクトチーム「石垣島Creative Flag」に委託、酒井木乃葉氏、池城安武氏、上原長剛氏がそれぞれ担当した。

 オリジナル婚姻届は、若い女性向けの結婚情報誌を中心に人気が拡大。県内でも独自デザインを発行する市町村が増えつつある。

 市によると7月のみで、他市町村在住者が各自用意したオリジナル婚姻届を提出した件数は19件。担当者は「単純計算でも年間200件余り。わざわざ石垣で提出してくれる方や、こだわりがある方に向けてPR効果は大きい」と話した。

 14日午後、市役所庁議室で記者発表し、「あいなーよい」をデザインした酒井氏は「結婚されるお二人の記念日が温かいものになるよう願いを込めた」とあいさつ。「あかがーら」を考案した池城氏は「結婚から家を連想し、八重山の赤瓦屋根でHAPPY WEDDINGなどの文字を表現している」と語った。

 市はオリジナル婚姻届に合わせた同受理証明書3種も新たに制作。「いい夫婦の日」の22日から発行可能で、手数料は1400円となる。市で婚姻届を提出した場合のみ取得できる。


ICT活用で合同授業 久部良中・与那国中

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大型スクリーンを搭載したICT(情報通信技術)機器で授業を受ける与那国中(スクリーン上)と久部良中の生徒ら=14日午後、久部良中

 【与那国】ICT(情報通信技術)を活用して小規模離島の教育環境の改善を目指す遠隔合同授業が14日、久部良中(東濵一郎校長、10人)、与那国中(寺村有美恵校長、34人)で始まった。大型スクリーンを搭載したICT機器を設置し、テレビ会議システムを利用して学校間をつなぎ、合同で授業を受けるもの。本年度は4回実施、県外との交流授業も両校で各1回行う予定だ。合同授業を受けた生徒は「いろんな意見が出る」などと感想、刺激を受けた様子だった。

 小規模校では児童生徒数が少ないため、評価が固定されやすく、学習意欲や集団解決能力の向上を図ることが難しい。中学校では、教科担任を専属で配置できないなど指導力の問題も指摘されている。

 このため町は、内閣府の離島活性化推進事業を活用、本年度から3カ月計画で離島教育環境改善事業を進めており、8月にはICTを利用して高校設立の可能性を探る実証実験を開始した。来年度は町内3小学校にもICT機器を導入し、複式学級解消の可能性を探る。

 この日の合同授業では両校の2年生17人(久部良6人、与那国11人)が数学の「平行と合同」を学んだ。数式の証明問題では計5グループに分かれて取り組み、答案を発表した。

 久部良中の木場好美(このみ)さんは「自分たちの学校では2グループしかできないが、与那国中との合同授業ではいろんな案が出たので自分の知識を深めることができた。数学はいろんな解き方があるので合同授業を通してもっと知りたい」と意欲的。

 金城元気君も「他の学校の生徒の意見を聞くことができて参考になり、いろんな思考ができると思った。将来的には例えば海外の学校と合同授業ができれば英語で話してみたい」と期待した。

 初日は、授業の前に開催セレモニーがあり、生徒を代表してあいさつした与那国中3年の相田真央さんは「合同授業で多様な見方、考え方を学ぶことができると思う。将来的にはさまざまな地域の交流を通してたくさんの友だちができるとうれしい。海外でも交流ができたらいいなと思う」と話した。

10月26日のプロ野球ドラフト会議で八重山商工の平良海馬(3年)を…

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 10月26日のプロ野球ドラフト会議で八重山商工の平良海馬(3年)を4位指名した埼玉西武ライオンズの渡辺久信球団本部編成部長ら3人が15日午前、来島し、平良本人に指名あいさつを行った▼緊張して何を話したか覚えていないという平良だが「実際に球団の人と会って、プロになるんだという実感がわいてきた」と、感想を述べ「ケガをしない、長く活躍できる選手を目指したい」と、プロへの抱負を語った▼球団の渡辺部長は「球の強さと馬力、投手としてセンスの良さなど、可能性をすごく秘めた選手。伸びしろだらけ」と、高評価。「将来的にはチームのローテーションに入る投手に育ってほしい」とも▼さらに「先発投手は年間200イニングぐらいは投げられないといけない。彼にはその馬力がある」と、先発としての可能性に言及。現役時代、西武のエースとして活躍した渡辺部長の、平良が持つ投手としてのポテンシャルへのお墨付きは自信につながるだろう▼平良のストレートは最高152㌔。同年代で最速。プロで一から体を作り直すことで、球速はまだ上がる可能性を秘め、未完の大器▼西武の新入団会見は12月に予定されている。西武のユニホームを着て本拠地の西武ドームのマウンドで躍動する平良の姿をぜひ、見たいものだ。(下野宏一)

「実感わいた」平良海馬選手(八商工)

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辻発彦監督からの色紙を手に西武の渡辺久信編成部長(左)と握手する平良海馬選手=15日午前、同校校長室

 10月26日のプロ野球ドラフト会議で、埼玉西武ライオンズから4位指名を受けた八重山商工の平良海馬選手(3年)に、西武の渡辺久信球団本部編成部長ら3人が15日午前、同校で、指名あいさつを行った。

 校長室で行われた指名あいさつには西武から渡辺編成部長のほか、前田俊郎アマチュア・育成担当部長、高山久アマチュア・育成担当が出席。平良選手は「緊張して何を話したか覚えていないが、実際に球団の人と会って、プロになるんだという実感がわいてきた。ケガをしない、長く活躍できる選手を目指したい」と抱負を語った。

 夏の県大会1回戦で平良選手の投球を見た渡辺部長は「負けた試合だったが、ポテンシャルを感じた。一目で面白いと思った。球の強さと馬力、投手としてセンスの良さなど総合的に高い評価をしている。可能性をすごく秘めている選手。伸びしろだらけと思っている。将来的にはチームのローテーションに入る投手に育ってほしい」と期待をこめた。

 さらに「先発投手は年間200イニングぐらいは投げられないといけない。彼にはその馬力がある。プロはアマチュアと違って、やる気になれば一日中練習できる環境がある。基礎から鍛えて1年間野球できる体をつくってほしい」と話した。

 平良選手は身長173㌢、体重83㌔。右投げ左打ち。3月に行われた県春季大会の対中部商業戦で152㌔をマーク。ことしの高校生最速右腕として関係者から注目をされていた。

箕田鉄兵さん(崎枝出身)が研究発表

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東アジア若手天文学者会議で研究内容を発表した箕田鉄兵さん(中央)。左は父親の俊晴さん、右は母親の律子さん=15日午後、アートホテル石垣島

 石垣市内で13日から始まっている「東アジア若手天文学者会議」(東アジア中核天文台連合主催)で、名古屋大学大学院理学研究科宇宙論研究室で観測的宇宙論を専攻している石垣市崎枝出身の箕田鉄兵さん(24)が研究内容を発表した。

 宇宙の初めにつくられたとされる原始磁場が実際にあるかどうか確認するために計算をし、将来の電波観測でみえるであろうという予測を行った内容。古里も紹介しながら英語で堂々と発表した。

 箕田さんは崎枝小中学校、八重山高校を卒業後、上智大学に進学。中学時代の国立天文台VERA石垣島観測局や石垣島天文台での職場体験を通して、天文学者を志すようになったという。

 これまで2回の国際会議に参加。「石垣にいたころから天文学者になりたいという夢があった。古里での国際会議に参加できてうれしい」と喜び、「これだけ恵まれた自然環境があるので、自然科学や幅広い分野に興味を持って、学んでいってもらいたい」と後輩に期待した。

 発表を聞いた父親の俊晴さん(62)は「内容はあまり分からないが、非常に慣れていると感じた。将来は国立天文台に就職して、島の後輩たちの道しるべになってくれたら」と笑顔。母親の律子さん(同)は「健康に気を付けて、好きな道を突き進んでくれたらうれしい」と語った。

 同会議に関連し、18日午後2時から、県立石垣青少年の家で一般向けの公開講演会が開催される予定。

島民参加の健康づくり評価

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第6回健康寿命をのばそう!アワードで厚生労働大臣最優秀賞を獲得した町立竹富診療所の石橋興介医師(右から3人目)と島関係者ら=13日午後、東京都港区内(同診療所提供)

 厚生労働省の健康づくりについて優れた取り組みを行う企業・団体などを表彰する「第6回健康寿命をのばそう!アワード」の生活習慣病予防分野で町立竹富診療所(石橋興介医師)が厚生労働大臣最優秀賞に輝いた。石橋氏は「日ごろ島民が頑張って取り組む健康づくりが評価された。県単位での参加が多かったなか、島民約360人の小規模な取り組みが選ばれるとは夢にも思わなかった」と喜びをにじませ、竹富島民への感謝の思いを語った。

 同アワードは生活習慣を改善し、健康寿命を延ばすことを目的に同省が実施する国民運動「スマート・ライフ・プロジェクト」の一環。ことしで6回目の開催となる。

 13日午後、東京都内で上位9団体の最終審査が行われ、石橋氏らは「ぱいぬ島健康プラン21 in 竹富島~健康長寿復活を目指した小さな島の取り組み~」と題してプレゼンテーション。

 同診療所と竹富公民館、町行政、島民らが一体となり展開している▽体を動かす健康づくりの6事例▽心と頭の健康づくりの7事例ーなどを紹介した。

 同日の表彰式では、加藤勝信厚労大臣が賞状を授与。加藤厚労大臣からは「竹富島のような小規模コミュニティーの取り組みは国の目指す形」の言葉が寄せられ、今後、各自治体のモデルケースとしての期待も大きい。

 石橋氏は福岡県出身で、2015年4月に同診療所に着任した。

 全死亡者に対する65歳未満の死亡率が男女ともに全国ワースト1位という沖縄県の不名誉な事実背景に「著しい生活習慣の乱れがあるのでは」と考え、医療資源に限りがある島しょ部では疾病予防の重要性が増すと着目。「地域の医療は自分たちの手で」をモットーに、島民参加型の健康づくりに取り組んでいる。

 石橋氏は「診療所を支援する会の呼び掛け、島の小規模特性ゆえに家族のような関係性で取り組めている。今後は同アワードで学んだ事例も参考に、アルコール摂取への意識改善も島から発信したい」と述べた。

連絡協が建設反対表明 白保リゾート

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白保集落北側での高級リゾートホテルに対する住民集会で、問題点について説明を受ける住民ら=15日夜、白保公民館

 白保集落北側の東海岸沿いで計画されている高級リゾートホテル建設に対し、白保公民館から課題を検証するよう依頼を受けている地元の環境保全団体で組織する白保リゾートホテル問題連絡協議会(新里昌央会長)は15日夜、住民を対象に「リゾートホテル問題を考える緊急住民集会」を白保公民館で開いた。連絡協は建設計画の問題点を指摘した後、下水道未整備地域を理由に反対の意思を表明、署名活動を同日から開始した。12月に請願として県に提出する予定だ。集会には住民約50人が訪れた。連絡協によると、24日には白保公民館の臨時総会が開かれ、建設計画の賛否を決定するという。

 連絡協は、㈱石垣島白保ホテル&リゾーツ(識名安信代表取締役)による7月の住民説明会で、地元住民から指摘のあった自然環境保全対策や汚水処理計画、事業者と関係機関との事前協議の確認事項についてまとめた問題点を説明した。

 連絡協によると、同社の開発許可申請は6日に県へ通達され、現在審査中という。このため、「住民の同意のない開発は認めない、白保の生活や自然環境に悪影響を及ぼす可能性のある開発は認めない」として建設反対の意思を示し、島内外を問わずに署名運動を開始するとの方針を示した。「石垣島白保リゾートホテル問題を考える」ホームページでもインターネット署名も行う。 

 また、ホテル建設に関わる㈱日建ハウジング(那覇市)、UDS㈱(東京都)、小田急電鉄㈱に対し、▽市自然環境保全条例の事前協議で事業者側の虚偽申請▽下水道未整備地域の開発で汚水によるアオサンゴ群落など周辺海域への影響▽海抜以下の建設地で汚水排水の地下浸透による周辺環境の影響ーなどがあるとして13日付で公開質問状を送付した。

 新里会長は「島のリゾート施設が全ていらないとは思わない。白保は豊かな資源あっての経済発展なので現状の白保の立ち位置を考えてほしい。賛同する多くの皆さんの署名をお願いしたい」と訴えた。

市総務課が中山市長の指示を受けて自衛隊配備反対署名の…

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 市総務課が中山市長の指示を受けて自衛隊配備反対署名の「精査」を進めている。署名を集めた市民団体は「署名数の確定は二重、三重の重複記載チェックで十分。選挙人名簿との照合は必要ない」と反発、中止を求めている▼市長は反対署名について「判断材料の一つになる」として精査の考えを語っていたが、その判断基準は一体何なのか。精査の結果実数が1万人以下なら受け入れ、以上なら撤回するということなのか、まずその判断基準を示すべきだ▼市長はこのように反対派に厳しく対応しながら、衆院選の結果には「自公勝利で民意が出た」と我田引水だ。そういう政敵に厳しいご都合主義が、市議逮捕の証拠となる市民を驚かせたよもやの市長室での隠しカメラ、隠しマイクになったのだろうか▼確かに衆院選の結果は、自衛隊推進の自民西銘氏が9919票、幸福の富川氏も728票集め、反対の仲里氏の9098票を上回った▼しかし比例の得票は自民4061票、幸福386票にすぎず西銘氏の当選は、5171票を集めた自衛隊反対の公明の役割が大きい▼従って民意はまだ明確でない。それを前回同様また年末年始のどさくさに紛れて受け入れ表明となれば、来年8月の日中平和条約40周年以降を求める公明の反発も決して小さくないだろう。(上地義男)

 

プロでの成長楽しみ

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 ▽…中学生のころから憧れていたプロ野球選手の夢をかなえた平良海馬。昨年9月に「プロに行く」と決意。当時147㌔だった球速も、たゆまぬ努力でことし3月には152㌔に。一気にスカウトから注目を集めた。渡辺久信球団本部編成部長からも「伸びしろだらけ」と評価を受ける。プロのコーチから指導を受けると、一体どこまで伸びるのか。今後が楽しみ。

 ▽…東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団が海星小学校で公演を行った。オペラやバレエの公演、テレビ出演など活動は多岐にわたる。公演後、同校の校歌を楽団がオーケストラ用にアレンジし、その音源をプレゼントすると、児童や教諭は大喜び。愛されてきた校歌に新たな風が吹き込まれ、学校の宝物として今後も歌い継がれていくことだろう。

 ▽…八重山古典民謡保存会のとぅばらーま教室が第270回の節目を迎えた。糸洌長章会長は「当初の目的を達成。開催を止めようとの声もある」と吐露。参加者減少、指導者の高齢化が背景にあるが、参加した中学生が「奥が深い」と目を輝かせる一幕も。唄者や流派によって響きが変わる叙情歌だけに糸洌会長からは「参加者同士で刺激し合ってほしい」と枠にとらわれない親しみ方を提案。

プロの演奏を堪能

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児童が振るタクトに合わせて演奏する東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の奏者=16日午前、海星小学校体育館

 2017年度文化芸術による子どもの育成事業ー巡回公演事業ー(文化庁主催)のオーケストラ公演が16日午前、海星小学校(﨑山麻希校長、児童91人)で開かれ、国内外で活躍する東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団(志田明子楽団長)の団員約70人が、迫力ある一流の演奏を披露した。鑑賞した児童や保護者らは、奏でられる音に魅了された。

 同事業は、子どもたちが優れた舞台芸術を鑑賞し、子どもの発想力やコミュニケーション能力の育成、将来の芸術家育成につなげることを目的としている。

 はじめに、児童らはワークショップで楽器紹介や活動内容の説明を受けた後、演奏を聴いた。

 指揮者の佐々木新平氏が、児童3人に指揮者の体験をさせ、腕の振り方やリズムの速度などポイントをアドバイス。3人は、少し緊張しながらもタクトを振った。

 演奏に合わせ児童らは、オーケストラ用にアレンジされた校歌を合唱。アンコールでは手拍子も沸き起こり、会場が一体となった。

 指揮者体験をした薮田昌喜君(12)=6年=は「普段、合唱団でコーラスをしているが、指揮をするのは初めてで緊張した。楽団の演奏は、今まで聞いた中で一番心に響く素晴らしい音だった」と感動した様子。

 公演は、15日に大浜小学校でも開催された。

「自分ほめる言葉を」 子ども虐待防止推進事業

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自分へのほめ言葉を読み上げる参加者=15日夜、市民会館中ホール

 親と子の自己尊重感(自尊感)を高め、幸せを感じながら子育てをしてもらおうと、一般社団法人自己尊重プラクティス協会代表理事、セルフエスティーム・コーチの手塚千砂子氏による「もっと自分を好きになる〜自分をほめると子育ても変わる」をテーマにした講演会が15日夜、市民会館中ホールで開かれた。手塚氏は、集まった市民ら140人に「自分の良さを認め、自分をほめる言葉をかけよう」とアドバイスした。講演会は、2017年度県子ども虐待防止推進事業の一環。

 手塚氏は、自分自身を責め、自己否定的な思考が心と体に影響を及ぼすとし、ほめることで前頭葉を活性化させ、脳内の快感ホルモンの分泌を促し、肯定回路が身につくと説明

 「自分をほめると気持ちが楽になる。笑顔もふえ親の子育ても楽になる」と話し、ほめることを習慣づける「ほめ日記」を提唱。参加者は、「ほめ言葉チェックリスト」上に、内面・身体、行動などに対するほめ言葉を書き込み、全体の前で読み上げた。

 手塚氏は、こうしたほめ言葉で自尊感が高まり、子どもに対しても肯定的な見方ができるとし、「生き生きしたエネルギーが、子育てや体に良い影響を与える」と話した。

ことし高校最速右腕の平良、西武と仮契約

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撮影に応じ笑顔をみせる平良海馬=16日午前、ANAインターコンチネンタル石垣リゾート

 2017年プロ野球ドラフト会議で埼玉西武ライオンズから4位指名を受けていた八重山商工の平良海馬投手(3年)は16日午前、石垣市内のホテルで球団側と入団交渉を行い、契約金4000万円、年俸600万円(いずれも推定)で仮契約した。平良は同ホテルで会見し、「ここからは、プロ野球選手としての自覚をもっていきたい」と決意を述べた。(12面に関連)

 地元高校からのプロ野球選手誕生は6人目。平良は今後、西武と本契約を交わし、12月10日ごろに東京都内で入団発表を行う。来年1月には、ことしのルーキー全員が参加する合同自主トレーニング、2月1日からのキャンプに参加する。

 会見に同席した渡辺久信球団本部編成部長は「将来的はライオンズのエースとして、1年間ローテーションを回って、チームに貢献できる投手になってもらいたい」と期待を込めた。

 平良は身長173㌢、体重83㌔。右投げ左打ち。真喜良サンウェーブ、八重山ポニーズを経て八重山商工野球部に所属。ことし3月に行われた県春季大会の対中部商業戦で152㌔をマークし、ことしの高校生最速右腕として注目をされていた。

危機的状況の文化財行政

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 ■建議書をめぐるあつれき

 石垣市教育委員会と文化財審議会の間で「建議書」をめぐってあつれきが生じている。

 事の発端は石垣市文化財審議会(石垣博孝委員長)が「石垣市文化財審議会に関する規則」の第2条3項「審議会は石垣市に存在する文化財の保存、並びに活用に関する重要事項について委員会に建議することができる」という規定に基づいて「大浜町浄水場跡に係る建議書」を提出したことに始まる。平成29年度第1回教育委員会定例会議(4月)で原案として取り上げられ全会一致で建議書を不採択とした。このような事例はおそらく全国的にも例がない。前代未聞のことだ。

 そもそも文化財審議委員は教育委員会が文化財に関する豊富な知識をもつ専門家や学識経験者を委嘱している。

 自ら委嘱した委員の建議書を不採択にするということは、身内の意見や要望を申し述べることを自ら否定することである。

 建議書や要望書は政府や役所にとって都合の悪い内容でも意見や要望として受け取るはずだ。それを採決するようなものではあるまい。

 ■意味不明な回答

 5月に開催された文化財審議会では不採択について委員から疑義があると声が上がり、石垣委員長が石垣教育長に文化財審議会が建議したのを教育委員が不採択にすることはできないと取り消しの申し入れを行った。

 それを受け事務局では検討が行われたが一度決定した議案を修正することは困難であるとして、撤回に応じないと決めた。そして「不採択という結果は、建議書で述べられた浄水場施設の歴史的遺産としての価値の自然環境の重要性を記した建議理由や石垣市文化財審議会に関する規則第2条第3項に規定される任務を否定するものではありません」と教育長名で石垣委員長宛て回答書が出された。

 回答には「不採択にしながら文化財指定部分を除いたところを活用していきたい」とまったく不可解な内容も記されている。教育委員はこのような意味不明の文章を知っていたのだろうか。

 この回答文書は教育委員会定例会などに諮っての回答だろうか。議事録を見る限り定例会で話し合われたようには思えない。

 10月の文化財審議会でもこの問題が取り上げられ、委員からは不採択や教育委員に対する反発の声が上がり、浦崎英秀文化財課課長は教育長にそのことを伝え、報告したいと述べている。

 しかし、10月の教育委員会定例会では、議題にさえも上がっていない。いったい、どこでこの問題は論議され処理されているのだろうか。議事録に残さない非公式の場で論じられているとすれば問題であろう。

 ■市長への忖度(そんたく)

 にもかかわらず、11月10日文化財審議会の石垣委員長、石垣久雄副委員長に浦崎課長が現状の説明報告をしたが、内容はほとんど同じであった。

 浦崎課長は10月の文化財審議会の答弁で不採択を誤りと認め謝罪した。だとすれば、先の議案も取り下げるべきだ。

 建議書を不採択にするという前代未聞を演じた教育委員たちは審議をやり直し、取り消すべきだろう。でなければ、教育委員の汚点はもちろん、委員としての資質も問われかねない。

 法改正によって教育長は市長が議会の同意を得て任命する。そのため、教育長や教育委員は市長に忖度でもしているのだろうか。

 文化財審議委員の一人は「この問題は根本的に通常の文化財保護の手続きから誰かが意図的に逸脱させた。それに、教育委員が乗っかった。悪例だ」という。

 教育委員が市長に忖度しているのであれば石垣市の文化財行政は危機的状況だ。

石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会が集めた…

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 石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会が集めた陸自配備反対署名1万4000筆余について市長が「判断材料の一つにしたい」と公言しているので、適格性を確認する必要がある。議会で否決された住民投票に代わる手段として集められたのだから、選挙人名簿と照合するのがいいだろう。住民投票の場合も原則、対象は有権者になるのだから▼石垣市はそう考えて準備を進めていたが、連絡会が15日、中止を求めた。17日付本欄でも触れているが、ご容赦を▼連絡会は、賛同署名を精査するために選挙人名簿を閲覧するのは目的外利用で違法だ、などと主張している▼ただ、連絡会も認めているように署名にはダブりもある。が、どれくらいあるかは分からない。筆数を確定したところで、市長の判断にどう影響するかという問題は残るが、やはり正確な数字は知りたいところ▼連絡会は市に対して1週間以内の回答を求めているが、仮に市が選挙人名簿に照らし合わせてカウントしたとしても、名簿に基づく筆数のほか名簿にはない筆数や重複の筆数など、内訳まで明らかにしてもらえればいいのではないか▼署名をめぐっては陸自配備推進派などから疑問の声も出ている。ならば、はっきりさせたほうがよい。数が確定すれば、その分、重みは増す。(比嘉盛友)

大会の相乗効果に期待

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 ▽…来月17日に西表島Happy77トライアスロンが初開催される。主催者の川尻哲央代表は「島の子どもたちにとっても大きな刺激になる。限られたものしかいない西表で、何十台ものバイクが走る光景を見るだけでも違うはず」と思いを語る。スポーツを通して島の可能性を模索し、人々が集う機会を創出することで今ある価値を再認識するー、大会の相乗効果にさまざまな期待が寄せられている。

 ▽…市と町が国内初の認定を目指している「星空保護区」。当初は10月中の予定だったが、国際ダークスカイ協会(IDA)は認定基準を満たしていない竹富町の街灯に「改善報告」を求めた。申請では「暫定」の位置づけだったが、IDAは”待った”をかけた。これには認定を待つ旅行会社も商品販売への影響を懸念。暗雲でないことを願う。

 ▽…北は国頭から南は八重山まで14市郡から選手・役員ら総勢5038人が、地域の誇りをかけ熱戦を展開する県民体育大会。68年の歴史のなかで八重山の各競技の優勝回数は軟式野球7、陸上男子1、壮年2、女子5、女子バレー2、ソフトテニスと卓球、テニス、相撲が各1、柔道5、バドミントン男子2、同女子1回。ことしは5年ぶりの地元開催。多くの優勝旗を期待したい。


新村さん(八重高2年)優秀賞に輝く 全国青年弁論大会

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第62回文部科学大臣杯全国青年弁論大会で優秀賞に輝き、受賞を報告した八重高2年の新村ひかりさん(右から2人目)=17日午前、市役所市長室

 12日に茨城県立県民文化センターで開かれた第62回文部科学大臣杯全国青年弁論大会(日本弁論連盟主催)の中高生の部で、県代表として出場した八重山高校2年の新村ひかりさん(17)が2位に当たる優秀賞と茨城県教育委員会教育長賞に輝き、17日午前、石垣市役所で中山義隆市長に受賞を報告。弁論を披露した。

 新村さんは「見守る」の演題で、見守りの与える影響力の大きさや大切さを、物理学の量子論も絡めながら発表。

 くも膜下出血で入院している寝たきりの祖父を1日も欠かさず見舞っている母親や、元気な姿を思いながら意識不明の患者の治療にあたる医師の父親の様子などから「誰かの見守りは大きな影響力があり、私たちを形作っている」と強調。

 その上で「『見る』という行為が力を持つのは、決して小さなミクロの世界だけではない。私たちがそうしてもらったように、愛情を持って見守ることで誰かを守る力になろう」と呼び掛けている。

 中山市長は「将来に対する思いをしっかり持っていると感じた。これからもしっかり目標を定めて、全国大会の経験を生かしながら勉強やスポーツに励んでほしい」と激励。

 新村さんは「発表中にいつも見守ってくれている方々の顔が浮かび、心強かった。自分だけの実力ではここまで来られなかった」と振り返り、「その人のことを思う時に自分の思いも一番伝わる。将来出会う人たちを見守っていける人間になりたい」と語った。

練習の成果 発揮誓う 県民体育大会が開幕

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力強く宣誓をする伊志嶺吉大選手(軟式野球)=17日午後、市総合体育館

 18日から5年ぶりに先島で開催される第69回沖縄県民体育大会の開会式が17日午後、石垣市総合体育館で行われ、14市郡の選手、役員ら約300人が参加した。開会式ではファンファーレの後に、前年度男女総合優勝の那覇市を先頭に各市郡の選手団が入場。八重山選手団(玉城学団長)は旗手の狩俣学監督(ボウリング)を先頭に堂々と行進した。

 選手を代表して軟式野球の伊志嶺吉大選手が「日ごろの練習の成果を存分に発揮し、互いに切磋琢磨(せっさたくま)しながらも、交流を深め、地域の代表としての誇りを胸に正々堂々と戦うことを誓います」と力強く宣誓した。

 中山義隆市長は「市制施行70周年の記念すべき年に、県民体育大会が石垣で開催されうれしく思う。各市郡の代表として出場される選手の皆さんは日ごろ鍛えた力と技を存分に発揮し、記録への挑戦と感動あふれるプレーを期待したい」と歓迎した。

 競技は石垣市で12、宮古島市で7の計19競技が行われ、前期(18、19日)と後期(25、26日)に分かれ、14市郡、男子3027人、女子1381人、監督・コーチ・役員630人、合計5038人が熱戦を展開する。

離島フェア2017開幕 那覇市

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開幕と同時に多くの人でにぎわいをみせた離島フェア2017=17日午前、那覇市の沖縄セルラーパーク那覇

 【那覇】「島々の彩り みなに拡がる」をテーマに離島フェア2017(同実行委員会主催)が17日、沖縄セルラーパーク那覇で開幕。県内の18離島市町村などから117社が1094品目を展示販売するほか、離島食堂・離島カフェコーナーには13市町村から18店が出店し、島の味をPRしている。19日まで。

 八重山3市町からは、43店舗(石垣市25、竹富町8、与那国町10)が特産品会場に出店。かまぼこや泡盛、てんぷら、石垣牛、水産加工品、黒糖、民芸品など島自慢の商品を販売。開店と同時に会場に詰めかけた県民や観光客らが、商品の説明を聞きながら買い求めていた。

 市町村コーナーでは、各市町村の特産品や文化、観光スポットなどを紹介し、観光誘致を展開している。

 期間中、会場では貝殻やビーチグラスなどでフォトフレームを作るワークショップや離島の映像紹介のほか、石垣市出身の「きいやま商店」、与那国町祖納青年会による「島芸能」などが特設ステージで繰り広げられる。

 フェアはことしで29回目。開会式で実行委員長の外間守吉与那国町長は「多くの離島ファンの皆さまが会場へお出かけの上、島々の魅力と島人(しまんちゅ)の元気に触れ、フェアを通して島の魅力を感じ、島へ足を運んでください」とあいさつした。

西表島でトライアスロン 12月17日に初開催

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12月17日に初開催される新感覚のスポーツ交流大会「西表島Happy77トライアスロン」への参加を呼び掛ける川尻哲央代表(左)と上地健太郎副代表=17日午後、竹富町商工会

 西表島在住のスポーツ愛好家らで構成する「西表島スポーツプロジェクト(川尻哲央代表)」が12月17日に西表島で、新感覚のスポーツ交流大会「西表島Happy77トライアスロン」を初開催する。タイム測定や順位付けは行わず、スイム・バイク・ランの3種目を通して島の大自然を満喫してもらうとともに、大人から子どもまでが集う場づくりにつなげたい考え。17日午後、竹富町商工会で会見し、川尻代表は「初心者の方でも参加しやすい大会。西表のロケーションを味わいながら、ゆるい気持ちで楽しんでほしい」とPRした。応募締め切りは12月2日。

 大会はトライアスロン(スイム2㌔・バイク60㌔・ラン15㌔の全77㌔)、競技用自転車を所有していない島民も参加できるようにとアクアスロン(スイム2㌔・ラン5㌔の全7㌔)の2種目を設定。

 西表島祖納の前泊浜をスイム会場に、バイク60㌔は野原崎展望台、ラン15㌔は住吉牧場をそれぞれ折り返し地点としている。

 同プロジェクトは「西表島と人をスポーツでつなぎたい」をテーマに掲げ、2016年秋にスタート。

 空手エクササイズや走り方を指導するランニング・クリニック、夕日を楽しむWalk&Runを次々と企画。ことし3月には同大会の模擬レースを実施、参加者から好評を博し、今回の第1回開催が実現した。

 自身もトライアスロン競技者の川尻代表は「国内のトライアスロンシーズンは石垣島大会で幕開けする。信号機が少なく冬場でも泳げる島の環境を生かし、将来的には石垣島大会で始まり、秋の西表島で終わる形を目指したい」と展望した。

 大会参加資格は健康な20歳以上の男女。個人、またはチーム(2~3人)参加が可能で、定員100人。

 同日午後4時からは中野わいわいホールで、アテネオリンピックのマウンテンバイク(MTB)種目日本代表・竹谷賢二氏の講演会「夢の扉の開きかた」を同時開催。大会への参加有無問わず、入場無料。

 問い合わせは同プロジェクト(0980−85−6413)まで。

表現者たち、同年代から刺激

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 ▽…郡内の生徒1600人余が舞台や展示作品で日ごろの成果を示す第23回八重山地区中学校総合文化祭が盛大に開催された。大浜中の生徒らが運営ボランティアとしてドアマンや案内係を務め、スムーズな進行を支援。同校創芸部長は美術ブースの受け付けを担いながらも「自分の作品への反応も気になる」と創り手たる心意気をのぞかせた。同年代からの刺激を受けた純朴な表現者たちの今後が楽しみ。

 ▽…JAファーマーズマーケットやえやまゆらてぃく市場で販売が開始された西表島産ミルキーサマー。JAおきなわ八重山地区水稲生産部会西表支部(本原幸太郎支部長)が生産する西表産ブランド米で、もち米のような食感が特徴。冷めてもおいしさが変わらず、おにぎりや弁当には最適。今期の出来もいいと言うので早速購入した。味が楽しみ。

 ▽…3B体操石垣島グループの20周年祝賀会が18日夜に開かれ、市内の8教室の生徒・指導者がそれぞれ体操を発表。どの教室も笑顔で体を動かしていた。3B体操はボール、ベル、ベルターを使いながら、音楽に乗って行う健康体操。「健康のために運動はしたいけど、勝負事は苦手。かと言って単調なマラソンも飽きてしまうし…」そんな人は教室を訪ねてみてはどうだろうか。

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